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ジュウガツザクラ

先週末は、久々に「上野公園」までお出かけしてきました。
特に理由もなく、気分転換で。

園内を歩いていると、不思議な光景が目に入りました。

「あれは…もしかして桜?」

ある入り口からほど近いところにある木に、見覚えのある薄紅色の花弁がいくつか付いているんです。
そういえば今年は、10月に入っても暑かったために、いくつかの地域では、ソメイヨシノが季節を勘違いして開花していたそうなのですが、もしかしたら上野公園でもそれが起きているのかな?

そう思ってその木に近づいて行ったところ、木の幹にこんな札が下がっていました。

「ジュウガツザクラ」。

その名の通り、10月に咲くように作られた桜だそうです。
春にも咲くので、年に2回咲くようです。

こんな桜があったなんて、知りませんでした。
上野公園には毎年、春にお花見に行っており、それ以外でも時折、歩くことがあるのに、今まで全く存じ上げませんでした。

周囲には僕と同様に、この桜の存在に気づいている人がちらほら。
木を背景に撮影をされている方もいて、穏やかなムードが流れておりました。

寒くなった時期に見られる桜も良いものですね。
心が洗われ、すごく得をした気分です。

この間、満開の桜を見たと思ったらもうこんな時期。
ようやく冷え込んできたので、時間の流れを感じています。

植物に興味を持つのって、これからの人生後半戦、良いことなのかもしれないですね。
僕はこれまで、花などにはほぼ興味がなく、家に観葉植物を置くなんて考えたこともなかったのですが、がっつりした大きな鉢でなくても、ちょっとしたものを置くのはいいかもしれない。

僕の部屋は地上からそれなりに高い場所にあるので、日の当たりや風がどれほど影響するかは分かりませんが。
季節折々の植物を自分で育てることで、より時の流れに敏感になることができそうな気がします。

こんな僕がお花に興味を抱くなんて、自分で言うのもなんですが、本当に人って丸くなるというか、良い意味でも悪い意味でも変わっていくのだなあ、と感じています。

だって、僕、22歳の頃は金髪でショッキングピンクのパンツを履いて歩いていたんですよ?
その前の高校生や20歳くらいの頃は、Stussyとかを着てストリート系の格好に身を包み、ミクスチャー音楽ばっかり聴いていたんですよ?

そんな僕が桜や植物にシンパシーを抱くとは。

実は老後は、自給自足をやろうかなと思っているんです。
自分で野菜を育てたい、と考えていたりしているので、もちろん、ただの憧れに終わる可能性も高いですが、植物を育ててみるのはその第一歩になるかもしれませんね。

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田中雅(みやび)
読んで頂き誠に有り難う御座います! 虐げられ、孤独に苦しむ皆様が少しでも救われればと思い、物語にその想いを込めております。よければ皆様の媒体でご紹介ください。