「家事と育児は美学が真逆」 #とは~本来両立不可能なるもの~
#とは だけで30本書くチャレンジ
~No.20~
「家事と育児」って、よくセットで語られます。
「家庭内業務である」という共通項があるからですが。
しかし、この2つは「美学が真逆」なので、本来、両立不可能なのでは!?と、
気がついてしまった!
これって世紀の大発見なのでは!?(大げさ)
家事の美学=先回り思考
家事労働に、ある程度真剣に向き合い始めると、すぐ気がつくと思うのですが、
家事は、先回りすればするほどうまくいきます。
明日のゴミ出しの準備を前の日の夜にやっておく。
お天気が悪くなりそうだと思ったら早めに洗濯物を取り込んでおく。
ティッシュやトイレットペーパーなど日用品のストックが切れないよう、早めに補充しておく。
週末に、平日分の食事を見据えてまとめて買い物を済ませておく。
時間のある時に日持ちするおかずを作り置きしておく。
ホコリが溜まらないようにこまめに掃除機がけしておく。
水道の蛇口に白い汚れがつく前に水滴を拭き取っておく。
大掃除の前に気になるところをちょいちょい掃除しておく。
年末年始の食材を早めに手配しておく。
などなど、とにかく「前倒し」「先回り」しておくと、あとあとスムーズに行きます。
先回りすればするほど、「これやっといて良かった!」的な達成感が得られます。
「デキる主婦・主夫」「スーパー主婦・主夫」とはすなわち、先回り思考が得意な人、です。
そう思って雑誌やネット上の「家事のコツ」情報見てみてください。だいたい先回り思考からくるコツの話だと思います。
育児の美学≠先回り思考
しかし!育児は逆に、「先回り厳禁」です。
子どもの将来を、先回りして考える?
数年後のことを考えて、今から習い事を始める?
1年後のことを考えて、今から何か練習させる?
1週間のスケジュールを立てて、その通り行動させる?
明日の予定を、今決める?
……だいたいうまくいきません。
先回り思考でキッチリガッチリ固めておけばおくほど、大人側がイライラすることになります。
その通りに進むわけがないので。
そして、
その通りに無理に進ませたら、子ども側が不幸になるので。
いや、先回りして考えること自体がダメとはいいません。
それが、役に立つ時もあります。
大人側が、先々のことについて情報収集して、心の準備をしておくことは、いいと思います。
しかし、それで全てうまくいくわけではありません。
「子どもに、このタイミングで、これをさせよう!」とか、先回り思考で準備しても、まぁ無理です。
先回り思考で育児が成功するわけではない、ということは、肝に銘じておくべきです。
じゃ、育児における重要なスキルは何かというと、
突発的事態に即対応!
臨機応変!
瞬発力!
……です。
「予期せぬ出来事」に強ければ強いほど、育児はうまくいくでしょう。
「常に予想外である」と覚悟を決めることが肝心。
「今、この瞬間に、何が求められているか?」を、子どもの様子をよく見て、判断できる力こそが重要なのです。事前準備じゃなくて。
そのための重要スキルが、「観察力」。
とにかく、自分の目で見て感じて考えること。
よーーーーーく見るのです。
見てから考えるのです。
曇りなき眼で、真実を見極めるのですよ……
そして、親子間のコミュニケーション。
つまり育児は後手必勝。
育児の美学は「後から判断型の思考」。
子どもの出方を見てから判断する方が、親も子もストレスなく進めるはず。
そう思って雑誌やネット上の「育児のコツ」情報見てみてください。我が子の姿をリアルに見たことない人の言葉は結局、参考にはなっても、即効性はないことに気づくでしょう。
真逆なものを、両立できるのか?
「先回り思考」でうまくいく家事と、
「後から判断型の思考」が良い育児を、
どうやって両立すればいいのか?
いやもう、
両立がんばろうとするの、やめればいいんじゃない?
という話。
人間、得手不得手があるので。
先回り思考の方が、得意な人もいるし。
後から判断する方が、得意な人もいるわけで。
どちらかが得意なら、どちらかは潔く手抜きしたり、人に任せるとかすればいいと思うのですよ。
そこに引け目を感じる必要はないのではないかな、と。
あ、私自身はご覧の通り「後から判断」派です。
ホコリや汚れは溜めてから判断……家事力、低いよ!(威張るでない)
その代わり、子どもの変化には気づきやすいよ♪
どっちかが、ほどほどできたら、まぁいっか!で、いいと思うのですよ。
なぜこのようなことを書くかというと。
世の中、がんばり屋さんの保護者の方が多いのですよ。
例えば「デキる主婦」な感じのお母様が、「我が子のここが心配で…これができないと将来こういう時に困るのではないかと……」と、「先回り思考が得意」であるがゆえに悩み多き子育てライフを送っている姿を見ると、胸が痛むのですよ。
無理しないでー!と思うのです。
どんなに悩んでも、子どもは育ちたいように育つだけだからー!と。
あれこれ子どもの先のこと考えて悩むよりも、自分の得意分野を生かして、子どもが居心地よく過ごせるような家の中の環境を整えてあげれば、それで十分なんじゃないかな、と。
子どもはそこでニコニコしてたら健やかに育つでしょう。
そして、子ども対応がわりとできて、家事はうまくいかん!という、私のようなタイプの人は、もう、家事は適当でいいや♪と開き直っていいと思うのです。便利な家電もサービスもいろいろあるので。昔ながらの価値観でぐちゃぐちゃ言う人はほっといたらよろしい。
二兎追う者は一兎をも得ず。
どっちかで、いいじゃん!
以上、終わり。
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「#とは だけで30本書くチャレンジ」、過去の記事はこちらのマガジンにまとめております。
また更新が夜になってしまった……ギリギリセーフ感が半端ない……整えよう毎日の生活……(涙)
明日は久しぶりに、シリーズ「パズル教室の現場から」で、何かしら書きたいと思います。
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