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飛騨高山を、味わう【後編】

【前編】は、こちらです。

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そのあとは、図書館に行った。

岐阜県は予想以上に大きくて、飛騨高山となると県庁所在地である岐阜市からはだいぶ離れる。高山駅から岐阜駅まで、特急電車で2時間以上かかる。

だから当然、まちのメインとなる図書館は「市立図書館」になるのだが。

西洋の宮殿ですか、ここは?

ひろくて綺麗でかっこよかった。この市立図書館は、明治初期に創立した歴史ある学校の場所にある。

そしてなにより、高山全体に言えることだが「人が少ない」。こんなに空いてる図書館はない。非常に、非常にうらやましいかぎりである。

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そしてそのまま高山城跡に。跡だから現在は石垣のみ。

かつての高山の核となる場所に、いまは「まちの博物館」があった。

そこで僕は、この男を知る。

金森長近かなもり ながちか

もともと岐阜の人で、名を可近ありちかといった。織田信長にみとめられ、その後、長の一字をたまわり飛騨高山藩初代藩主となる。

以降、豊臣秀吉につかえ、現在の飛騨高山の町並みの基礎をきずいた。関ヶ原の戦いでは東軍に与し、その藩と家格を確立した男である。

千利休が秀吉から切腹させられたとき、嫡男を長近があずかり匿ったという話がある。だから長近は茶の湯の道にも長けている。なにより京の文化を知っている。

そして、長近は京都の伏見で亡くなった。

この切っても切れないつながりが、いまの高山の「京都っぽい雰囲気」を成り立たせているのだと推察する。

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ここから怒涛の食事ラッシュ。

https://gurutabi.gnavi.co.jp/a/a_2848/

高山ラーメン。醤油ベースに細ちぢれ麺。そこに飛騨牛すじをのせてみる。

https://hotel-around.com/takayama/magazine/73/

飛騨牛やきにく。葉っぱにのせて朴葉ほおば味噌と絡めてみる。

せいろそば。やっと飛騨牛ぬきかと思いきや、右奥にちゃっかり潜んでます。

https://www.kurashiru.com/recipes/ac4073e0-b2f2-4170-aa26-e6d262e8392f

神々しきは、五平餅ごへいもち。お餅だからお腹にたまるし、東海の赤味噌はおいしい。これで200円は贅沢すぎる。

コーヒー氷にホットミルクをそそぐタイプのアイスカフェオレ。

https://tohoen.com/

ねこまんじゅう。

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さいごに、泊まったホテルについて。

昨日の記事にも書いたとおり、高山駅から徒歩3分の好立地。荷物をあずけて観光するため、このホテルは大正解。

部屋は、必要十分。大浴場もあるうえに、貸切の家族風呂もプラス2000円で入浴が可能。

正直言って、日本全国あまたある観光地のなかで、また高山を旅したいか、と聞かれたら迷う僕がいる。

ただ、歴史あるし飛騨牛うまいし人が少ないからなにかと安心できる。そう、僕にとっては「住みたいまち」に近いかなとおもった。

つぎは飛騨市も、岐阜市も行ってみたい。

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長屋 正隆
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