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人生の夏休みは、今だ

今年のお盆が、楽しみで仕方ない。
8/11(木)から8/21(日)までの10日間。
今のところこの全てが、僕の休みの予定だ。
12日と19日が平日だからどうなるかなって思っていたけど、おそらく大丈夫。
計画有給休暇をうまく使って、ロングサマーバケーションになりそうだ。
前半は実家に帰ろうかな。
久しぶりに祖母にも顔を出したい。

でも、どんなに千葉を満喫しようと、家事をしないで甘えてしまったとしても。
8月16日の夜までには、這ってでも京都に帰ってくる。

昨年まで、大幅縮小されていた京都のお盆の伝統行事「五山の送り火」が帰ってくるのだ。
心を鎮めてこれを観る。
京都に住み始めて4回目の夏。
欠かすことのできない日だ。

ーーー

僕が学生の時、こう忠告されたことがある。
「今が人生の夏休み。遊べるうちに楽しんでおきな。」
「小学校より中学校、中学校より高校の方が楽しかっただろ?でも大学を卒業したら、、、」
その相手は、悪い人間ではなかった。
僕をおとしめようなどとは考えていなかったはずだ。
社会に出て働き始めたら思い通りに休めない、ということを伝えたかったんだろう。
大人になった今だからこそ、言わせていただきたい。

「ほんまに休めへんやん」

冒頭で書いた夏の10連休は、あくまで会社からもらったものって感じがする。
当然、帰宅ラッシュを避けて日にちをスライドすることもできない。
違う、ちがうんだ。
僕が求めているのは、拘束されない生活なんだ。
時間にも、人にも、お金にも。

もしあの時のあなたが、その意味をわかって学生の僕に助言してくれたのなら。
すごいよ、当たってるよ。
まんまとそのまま会社員になってしまったよ。

別に会社員が悪いとか学生時代を無邪気に楽しもうとか言いたい訳ではない。
もう会社員になってしまったし、学生時代はとうに終わってしまった。
それなら僕が取るべき行動は、1つしかない。

今をどうすれば、人生の夏休みにできるのか。

これを必死に模索するしかないのだ。
大学よりもつらい生活があと40年以上続くなんてありえない。

だからといって、何も一生働きたくないわけではないのだ。
人と何かをやり遂げて人から感謝されることって、本来とっても楽しいことだって知ってるから。
それならやっていて楽しいと思えることを仕事にする?
それも、今の僕には難易度が高い。
狙ってできることではなくて、楽しんでる先に付随してくるもの。

結局、やりたくなる仕事というのは、「適度に裁量権があるか」にかかってると思う。
会社員の対義語として、フリーランスって言われるけど。
フリーランスだって、クライアントさまに何もかも縛られて仕事をしていたら、責任を自分1人で取る必要がある分、会社員よりしんどいかもしれない。
仕事の進め方も、ある程度は休みの日程も、勤務時間も、勤務場所も、そういうことをひっくるめて
「とりあえず自分1人で決められる」
こうなることが人生の夏休みに近づく第1歩なのではと思うのである。

そのために、今できることから始めよう。
僕はさっそく、「職場で嫌いな人と関わること」、「意味のない残業」、「気が進まないライターのお仕事」をやめてみた。
今の生活が最高、なんて思う日は果たしてやってくるのだろうか。

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