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「一芸を楽しむ」は、きっと僕らの武器になる
僕の周りには、とにかく魅力的な人が多い。
どんな人かというと、「とにかく一芸を極めてる」のだ。
1つのことに注力して努力している人は、誰がなんと言おうとかっこいい。
どんな人?
たとえば、空手家のHさん。
僕とHさんは、小学生の頃からの幼なじみである。
彼女は、ある空手流派の跡継ぎで、3歳の頃から空手を始めたと言っていた。
次に、ピアニストのRくん。
彼とは、物心がついた頃から一緒にいる同い年の友達。
彼もおなじく、2〜3歳の頃にピアノを始めたと言っていたはず。
最後に、イタリアンシェフのSさん。
彼女と出会ったのは社会人になってから。
そして、料理に初めて興味を持ったのは高校生の頃と言っていた。
他の2人と比べたら格段に遅いが、世間一般からしたら自分の進路を決めるのに10代はわりと早い方だと思う。
極める人の共通点
この3人の進む道はまるで方向が違う。
だけど僕が思うに、彼らにはある共通点があるように思う。
それは、「はじめたきっかけは他人の影響による」ということ。
Hさんは、そもそも親が空手をやっていたから自分もやるのが当たり前だと思っていた。
Rくんも、親の仕事は全然違うけど母の影響でピアノを始めた。
Sさんは、友達にお菓子を作ってあげたらそれが予想以上に好評で、料理の楽しさを知ったという。
Sさんに関しては、「決断したのは自分やんけ」という異論もあるが。
その友達がいなかったら料理の楽しさを知らなかったわけだし、自分探しの末に「私、コレやります!」というわけではないから他人の影響と言ってもいいだろう。
気がついたきっかけ
それでね。
昨日の晩から今朝にかけて、珍しいことが続けて起きたのだ。
薄暗い部屋の中。
何気なくYouTubeを観ていたら、Hさんの空手インタビュー動画を発見した。
驚いてすぐさま再生すると、彼女は動画の最後にこんなことを言っていた。
「私はこれからもずっと空手を続けて、自分の流派を発展させたい。そして、世界中の人たちに空手の素晴らしさを伝える活動をしていきたい」
僕と同い年の女の子が、こんなに堂々と自分の夢をカメラに向かって語っている。
その背負ってる肩書きは僕には想像できないぐらい大きいものだ。
しかし、会うたびに大人びていく彼女の魅力は、1200年の京都の歴史よりも深い。
あと、2つ目の珍しいこと。
それは、翌日の朝に起きた。
数年ぶりにSさんからラインがきたのだ。
内容は大したことではないんだけど、Sさんが今も変わらずにシェフとして頑張ってることを知った。
いちばん大切なこと
「ああ、一芸を極めるのに一番大事なことは、『続けること』だなあ。」
なんかスッと僕の頭に舞い降りてきた言葉だった。
ただ続けてればいいってわけではないけども。
続けることが一番難しいんだよね。
逆に言えば、つい続けたくなるような楽しいことが一芸になるんだと思う。
もう自分探しはいい加減やめて、今すでにやってる楽しいことをまずは1年、続けてみよう。
僕の場合は、「読み書き」かな。
それにしても、今日はあくびが出るほど当たり前のことしか書いてないなあ。
でも自身について悩んでると、つい忘れがちになることだから。
僕たちは、1週間や1ヶ月で発揮できる才能は決して持ってない。
僕たちにあるのは、「続けられる才能」だけ。
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