全てを食べ尽くしたいパール柑
今まで出会った柑橘類の中で最も好きだと言っても過言ではないコレ。
幸いなことに毎年親戚から様々な種類の柑橘を送って頂くのですが、
その中でも特別感があってとても楽しみにしているのがパール柑。
私の住んでいる関西地方ではほとんど見かけられず、
見かけたとしても魅力を知らずして簡単に手を出しづらい雰囲気。
以前仕事で販売した際には、九州で食べたことがあるというお客様が
嬉しそうにごそっとまとめ買いをしてくださり話が弾みました。
直径15センチほどの片手のひらいっぱいのサイズ感にウキウキし、
厚い皮に包丁を入れ白いワタから中身を取り出す作業も楽しみの一つ。
外皮を剥くと一回り小さくなってしまいますが、
この分厚い外皮も砂糖漬けやピールにして余すことなく食べられるので、捨てるのは勿体無い!できるかぎり手をかけて全てを堪能したいところです。
中身は果汁が多すぎずプチプチとしっかりとした身なので薄皮も剥きやすくタネもポロポロと簡単に取れます。綺麗に剥くことができ楽しい。
これで1玉分!透き通った薄黄色の粒がツヤツヤと輝いてとても綺麗。
パール柑という名前がぴったりだなと毎回うっとりしてしまいます。
味は苦味も感じられますがしっかりと甘味があり爽やかな後味!
水分が多すぎないので手でもポロポロと食べられます。
冷やしても美味しいですが、常温の方が甘みが感じられ
身体も冷えないので食べ易いです。
1玉剥いておけば小腹が空いた時にホイッと食べられるので
罪悪感のないおやつにぴったり。汁が出ないのでお弁当にも入れ易い。
そろそろシーズン終盤ですがこの季節の贅沢品を
皮までまるっと楽しみたいと思います。