北欧のコト｜ 森だったら

私がふと思ったのは、森へ行きたいということでした。

森へ行けば、静かに考えごとができると期待して。
森の中を黙々と歩いていると、モヤモヤがなくなるような気がするのです。

実際には行ったあとも、何かが引っかかっていることもあります。

それでも何かを思うと、森へ行きます。

デンマークに住んでいたころ、すぐそばにあった森。
崖があって、上へ続く階段があって、そこを登ると良い景色が見れるのです。

特別でした。

森への入り口の前には、小さな家がありました。

静かで、小道があって、ここを進んだらどこへ辿り着くんだろう。
そんなふうに思わせてくれる森でした。
ときどき野生の動物に出会うこともあります。

見たことがない木、葉っぱ、
その隙間から見える木漏れ日。
嗅いだことのない新緑の香り。

全て新鮮に感じました。