東南アジア向け販売 Shopee vs Lazada
こんにちは!まつのきです。
私は現在eBay輸出で生計を立てています。
世界の方々から喜ばれるeBay輸出の良さを、
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東南アジアで人気のECサイトといえば「Shopee」と「Lazada」です。
日本でいう「Amazon」と「楽天市場」のような立ち位置にあります。
今回はこの2つのサイトの特徴や違いについて比較していきます。
東南アジア向けに事業を拡大したい方は、ぜひ参考にしてください。
■Shopeeの特徴
出典:Shopee
Shopeeはシンガポールに本社を構えるオンラインショッピングサイトです。
2015年からサービスを開始しており、Lazadaより後に進出しています。
Shopeeが注目をあび人気がでた理由は、他との差別化を図るための戦略(特徴)にありました。
そんなShopeeの特徴を、以下に6つ挙げます。
ひとつずつ解説していきます。
1.Shopee Guarantee機能
Shopeeの大きな特徴は「Shopee Guarantee機能」です。
この機能は、バイヤー(購入者)が商品の受け取りを完了するまで、セラー(販売者)に料金が支払われないというものです。
購入した後代金を支払ったのに、商品が届かない!といった不正取引を防止する効果があります。
この機能のおかげで、Shopeeは他との差別化を図ることに成功したといわれています。
日本のネットショッピングサイトでは、ほとんどがこの機能を採用していますよね。
この機能のおかげで、安心して取引ができるのです。
2.手数料が無料
Shopeeでは「販売手数料」「リスティング手数料」が無料です。
セラーにとっては手数料分のコストが削減できるのは嬉しいですよね。
3.多言語に対応
通常海外サイトへ販売する際は、翻訳しながら出品する手間がかかります。
しかしShopeeでは、英語・中国語・タイ語・マレー語・フィリピン語などにカスタマイズ可能なので、それぞれの国に合わせて利用できます。
さらに、日本語対応可能スタッフも在中しており、不明点等サポートしてくれるので安心して利用できます。
4.複数の配送業者
Shopeeでは以下の配送サービスに対応しています。
商品と対応国に合わせて選択できるのは便利ですよね。
5.複数の支払い方法
Shopeeでは、複数の支払い方法が用意されているため、バイヤーが好きな方法を選択できます。
そのため、顧客離脱のリスクが軽減するメリットも。
具体的には以下の支払い方法があります。
東南アジアでは、クレジットカードや銀行口座を所有している人は少ないので、複数の支払い方法があるのは便利ですよね。
6.さまざまなマーケティング機能
Shopeeでは、ショップの販売状況や売上に関するデータを確認・分析が可能です。
分析結果をもとに、セールや割引設定などのマーケティング施策が実施できます。
さらに、仕入れ数や在庫管理などの把握や対策にも役立つので、上手く活用することで集客率アップや売上アップに期待できるでしょう。
■Lazadaの特徴
出典:Lazada
Lazadaは2011年に設立した、東南アジアで人気の高いECサイトです。
現在では、シンガポール・タイ・マレーシア・フィリピンなど全部で6ヵ国にサイトを展開しています。
Lazadaの特徴を以下に5つ挙げました。
ひとつずつ解説していきます。
1.一度に複数国への出品が可能
Lazadaには「ローカルカウント」と「グローバルアカウント」の2つがあります。
ローカルアカウントは特定の国のみの出品、グローバルアカウントではLazadaが対応している6ヵ国への出品が可能です。
さらにグローバルアカウントでは、一度商品を登録すれば複数国へ同時出品ができるといった大きな特徴があります。
国ごとに出品する必要がないので、労力と時間を削減でき効率化を目指せます。
しかし個人での出品はできないため注意が必要です。
2.梱包・配送業務の必要がない
Lazadaでは、梱包・配送のサービスが充実しています。
出品した商品をLazadaの倉庫へ送っておくことで、注文が入った商品を自動で梱包・配送してくれます。
これらの業務には、手間と時間がかかるので、代行してくれるのはとても魅力的ですよね。
3.カスタマー対応はLazadaが代行してくれる
基本的にセラー側の違反や商品不備、トラブルでない限り、クレームなどの対応はLazadaが行います。
さらに、代金の回収や売上金の売り込みまですべてLazadaが担当するため、スムーズな取引が可能です。
カスタマー対応には手間がかかるので、代行してもらえることで他の業務に専念できるでしょう。
4.豊富なマーケティング機能
こちらは、Shopeeと同じくさまざまなマーケティング機能を利用できます。
SNSとの連携も可能なため、ショップの専用SNSを作成し集客率アップを狙うことも可能です。
数あるマーケティング機能の中から、自分のショップに合った手段でマーケティング活動を行えます。
5.セラーの利益を保護するシステム
Lazadaでは、セラーの利益を保護するために原則返品を受け付けないというシステムがあります。
ただしこれは、セラー側のミスや不備の場合は除きます。
このシステムのおかげで、理不尽な返品対応をしなくて済むので安心ですね。
■セラー側のShopeeとLazadaの違い
実際にShopeeとLazadaを比較してみてみましょう。
ここでは出品する際の、セラーに関する基本的なシステムの違いを表にまとめました。
出店方法や出店条件が異なります。
事業規模が法人でなければ「Shopee」の一択ですが、法人であればニーズに合うサイトを選択しましょう。
■まとめ
今回は、セラー側にフォーカスをあて「Shopee」と「Lazada」を比較しました。
どちらも東南アジアで高い人気を誇り、ユーザーも多いサイトです。
しかし、特徴や出店する際のルールやサービスが異なります。
2つのサイトの特徴を押さえ、よりニーズに合う方を選択しましょう。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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