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観後寸評

40
観た映画で感じたことを綴っています。 好きな監督はキューブリックで、好きな作品も2001年宇宙の旅。 A4用紙1枚程度で、800〜1000字程の感想文です。
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2021年10月の記事一覧

フランス人監督が描いた最後の日本兵「ONODA」

フランス人監督が描いた最後の日本兵「ONODA」

映画(ONODA 一万夜を超えて)(ネタバレありです)

フィリピン・ルバング島で発見された元日本陸軍少尉小野田寛郎氏の島での体験を再現した映画です。フランス人のアルチュール・アラリ監督は、終戦後も30年近く密林に潜んで抗戦を続けた主人公の姿を、ドキュメンタリータッチで淡々と描いています。

1944年に敗戦濃厚な島に徹底抗戦の命令を受けて赴任した主人公は、終戦後も部下と一緒に島に残り、徹底抗戦を

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