クライアントワークのデザイナーとして大切にしていること
こんにちは!プロダクトデザイナーのやまのみほです。
私が所属しているマネーフォワードエックスカンパニー(以下、MFX)では、金融機関や事業会社とパートナーシップを組んで、新しいサービスを共創しています。
今回はそんな共創ビジネスにおいて、デザイナーとして意識していることを書いてみようと思います!この記事を見てくださった方が、少しでも私たちのやっていることに興味を持つきっかけになってくれたら嬉しいです🙌
そもそもマネーフォワードエックスって何?って方は、ぜひこちらも読んでください。
MFXのデザイン部はどうなっているの?
まずはじめに、MFXのデザイン部について簡単に紹介させてください!
部は大きく2つのグループに分かれています。
・デザインコンサルティンググループ:金融機関や事業会社とパートナーシップを組んで、共創するグループです。クライアントの抱える課題を、自社ノウハウを活かしてデザインで解決していきます。
・プロダクトデザイングループ:地域金融機関とのプロダクト開発における一連のデザインを担当し、サービスをグロースさせるグループです。
わたしは、前者のデザインコンサルティンググループに所属しています!
日々、パートナーと一緒に新しい価値を作り出すために奮闘しています💪
デザイン部の雰囲気についてもっと知りたい方は、こちらもぜひ読んでみてください。
どんな風に仕事が進んでいくの?
プロジェクトによって異なりますが、基本的には各職種のメンバーが集まり、チームを組みます。例えば、営業やデザイナー、プロダクトマネージャー、データアナリスト、カスタマサポートなど、プロジェクトのフェーズや状況に応じて様々です。
デザイン領域では、調査/分析でサービスデザイナーが関わり、プロトタイプやビジュアルの作成にはプロダクトデザイナーが関わることが多いです。とは言え、役割は明確に線引きされてる訳ではないので、お互いに仕事領域を染み出しながら進めていきます。
クライアントワークで大切にしていること
クライアントによって抱える課題や提供したい価値は様々で、毎度のごとく試行錯誤しながらプロジェクトに取り組んでいます。そんな中で、私が意識していることを等身大で書いていこうと思います!
1. 思い描いていることを可能な限り100%正確に認識し、統一する
クライアントワークに限らず日々のコミュニケーション全般に言えることですが、お互いの頭の中で考えていることを完全に理解するのは難しいですよね…。ただ、この認識の共有をどれだけ100%に近づけられるかが、コミュニケーションの円滑さにつながると感じています。
共創ビジネスだと尚更、両社で描きたいビジョンの認識が一致していないと、なかなか上手く前に進みません。なので、相手が何を考えているのか深く堀り下げながら対話すること、こちらが考えていることを丁寧に説明し、期待値をすり合わせながら進めることを普段から心がけています。
2. デザインのプロセスや意図を共有する
共創だからこそ、なぜこういうデザインが良いと思っているのかを、思考プロセスや意図を含めてしっかりと伝えるようにしています。意図やプロセスの共通理解を持った上で話を進めることで、デザインに対するフィードバックや、そこから発展したアイデアが議論の場で出やすいと感じています!
また、向き合うクライアント担当者は、ノンデザイナーの方が多いです。なので、デザイン専門用語を使うのではなく、相手に伝わるように言語化して論理的に説明することを意識しています。「これくらいで伝わるだろう」という感覚だけは、絶対に持たないようにしています。これらを意識することで、認識統一が進んで話を前に進めやすくなり、結果的にサービスのクオリティ向上につながると感じています!
3. クライアントのサービスを実際にユーザーとして使う
クライアントのサービスを実際にユーザーとして利用することで、サービスをより深く理解し、提案する際の説得力を高めることを心がけています!クライアントと対等な立場で話を進めるために、リリースされているアプリやWEBを実際に使い、1ユーザーとして気持ちを理解するようにしています。実際に使ってみることで、やはり発展したアイデアは出やすくなります。
4. 期待を超えるアウトプットを出す
クライアントワークに限らずですが、相手の期待を超え、驚かせたりワクワクさせたりするデザインアウトプットを出す気持ちでいつも臨んでいます!相手が喜んでくれることが何よりも嬉しいし、私がデザインを続ける上での原動力にもなっています。また、こういった提案の積み重ねが、パートナーとの信頼関係構築につながると思っています。
5. はっきりと意見を伝える
より良いモノを作るために、時には素直な意見を伝えるようにしています。もちろん、関係ができていない場合には注意して、自分たちの熱意が伝わるように工夫しています(笑)。
また、言われたものをそのまま作るのではなく、意図を汲み取った上で、よりよいアイデアはないか考え尽くし提案をするようにしています。
6. 生み出すものに愛着をもつ
サービスが成功するか否かは、作り手がいかにそのサービスに愛を注げるかだと本気で思っています!なので、クライアントと一緒に作ったサービスには、愛着をもち、我が子のように大切にしています(笑)。そうしていると、より良いサービスにするためにどうしたら良いか本気で考えるようになるし、それが結果的にユーザーにも伝わると思っています。
共創ビジネスの面白み
クライアントが抱える課題や描きたい世界は様々で、一つひとつのプロジェクトにやりがいがあって面白いです!上流から関わり、どんなサービスを作りたいかの仮説を立て、ビジュアルに落とし込むところまで関われるチャンスが、MFXの共創デザイン領域ならではの面白みかなと思います。
プロジェクトの難易度が高い分、課題も多いですが、パートナーと協力して新しいモノを生み出せたときの達成感は何事にも代えがたいです!
難易度が高いほど燃える人、サービスデザインからUIデザインまで幅広い経験を積みたい人、デザインでの課題解決に本気で取り組みたい人、正解が決まっていない中でも楽しみながら前進できる人は、とてもやりがいのある仕事だと思います!
さいごに
まだまだ私も勉強しないといけないことばかりですが、今後は戦略策定の上流から入ったり、デザインの価値をビジネスの数値に変換して語れるようなデザイナーになりたいと思っています!
そのために、目の前のプロジェクトで最大限バリューを発揮できるように日々精進していきます✊
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
マネーフォワード エックスカンパニーでは一緒に働いていただけるデザイナーの方を募集しています。この記事を読んでもっと詳しいことが聞きたくなった!という方は是非話を聞きに来てください。
カジュアル面談から進めることもできるのでぜひお気軽に!
次回は、ささきとしやさんの登場です!お楽しみに!