家の前で野菜を売ってみたら子供が勝手に「仕事」を覚えた
うちの義母は農家をやっていて、数日前から僕らの自宅の前で野菜の無人販売を始めた。
キャベツやレタス、ほうれん草などが格安の100円だ。
スーパーの半値くらいではないだろうか?
僕のとこは那覇市内で、無人で野菜を販売してるのってまぁ見たことがないのでめちゃくちゃレアなわけです。
最初は「ちょっとでも売れたらいいね〜」なんて話をしていたが、1日目から数個を売り上げた。
すると設置した義母よりも、8歳の双子である息子と娘が自分ごとのように笑顔で喜んでいるのである。
息子「ババ!売れてる!俺の友達にも売ろう!」
娘「ババ、500円入ってるから、5個売れたね」
どうやら男の子は、いくら売れたかよりも売れたという事実だけに反応し、女の子は売り上げがいくらだったのかをまず計算し、そこから何個売れたんだな、という見方をするという新たな発見があった。
その後息子は、友達や近くでパンを移動販売してる人に「ババが野菜売ってるから買って」
などと、めちゃくちゃ強引な手法で営業マンへとなった。
娘はというと、毎日19時になると野菜のボックスにかけてあるカーテンらしきモノを閉め、売上金を回収し、ババに電話で報告するということを教えてもないのにやりだしたのだ。
誰にも言われてない、教わってないがちゃんとした仕事になっているではないか。
その瞬間、ただの無人販売が8歳のための教科書となったのだ。
しかも楽しそうに営業し、楽しそうにお金を数えてる姿を見ると、僕自身、仕事に対しての姿勢や喜びだったりを少しだけ見直すいいきっかけとなった。
仕事というのは、支持されたことだけをやるのではなく、「雇われていても自分でやるべき事を探し、そしてやってみる」というところに楽しさややりがいを見出すことができる。
今回の無人販売がこんなにもいい影響をもたらすとは思ってなかったので、何事もやってみることが大事なのだと改めて感じましたね。
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