市民公開シンポジウムの進捗状況について
Peatixの「生活習慣病を死語にする会」のグループフォロワーさんたちに以下のメッセージを送りましたので、Noteの読者さんとも共有させて頂きたいと思います。
「生活習慣病を死語にする会」のフォロワーの皆さま
イベント告知ページを立ち上げてから3週間経ちましたので、今回の企画が生まれるまでの経緯を振り返ってみたいと思います。
今回の企画は当初、著書を読んで、今回のシンポジウムにおいて中心的な役割を担って頂こうと思っていた方(若い文化系教授)に「僕は研究者なので、文字で表現することは得意なのですが、講演は苦手なので辞退させてください」と言われてしまい、1から再出発して、今回のシンポジウムの企画を作り上げました。
そういえば、昨年のシンポジウムでも当初、東京大学の熊谷晋一郎教授を中心の企画を進めていたのですが、熊谷先生はとてもお忙しい、糖尿病領域には明るくないなどを理由にアクセプト頂けず、スティグマや偏見、差別などの領域でご活躍されているパネリスト探しを1から始め、年末にようやく企画をまとめることができた訳です。
今年も6人のパネリストにご協力をいただけることになりました。Peatixのイベント告知ページにはそれぞれのパネリストの自己紹介文を記載していますが、私は今年がいちばん面白いシンポジウムになるのではないかと期待しています。
パネリストの中、お二人は僕の患者さんです。梶原景昭さんは元北海道大学文学部教授(文化人類学)、大柴譲治さんは現在、大阪ルーテル教会牧師、チャプレンです。6人のパネリストの中、5人が当事者(1型 2人、2型3人)ですので、例年とはひと味違うディスカッションを期待しています。
医師人生も残すところわずか、患者(病気)中心医療から「人中心医療」への推進、誤った自己責任論を正して、偏見やスティグマのない社会を実現するという目標に向かって、どれだけ社会貢献できるか!というチャレンジの集大成に向けて邁進して行きたいと思っています。
糖尿病の呼称変更に端を発したスティグマ解消に向けた萌芽を、大きく開花させる、とても重要な時期を迎えていると思います。
皆さんと協力して、シンポジウムを成功させたいと思います。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。