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健康における自己責任論について考えてみよう!

■市民公開シンポジウム2024のイベント告知ページを公開しました

私たち「生活習慣病を死語にする会」は毎年市民公開シンポジウムを開催してきました。そして今年もようやく11月9日に6人のパネリストが集って、開催する準備が整いました。メインテーマは「不健康をスティグマ化する自己責任論を乗り越えるための声を結集する」としました。年初からパネリストの人選を始め、良い本と出会ったら、その著者の連絡先を調べて、シンポジウムへの協力を働きかけてみる。そんなことの繰り返しです。中には「私は研究者なので、文字で表現することは得意なのですが講演は難しい」とご辞退された方もいました。こうした地道なリクルート活動を続けながら、私たちの主旨に賛同し、協力して下さる方を探し続け、ようやく今回のシンポジウムの企画に漕ぎ着けました。

私自身、この3年間、糖尿病関連スティグマについて講演を続けながら、今回のテーマである「自己責任論」は医療専門職の骨の髄まで入り込んでいて、医療専門職が自らのスティグマに気づくことは容易ではないと覚悟しています。我が国におけるアドボカシー活動は非常に時間がかかると腹を括っています。

市民公開シンポジウムを通じて、少しずつ社会を変えていけたら・・という願いを込めて、本シンポジウムを企画致しました。医療専門職、当事者、当事者のご家族、教育者、メディアの方々など、多くの方々にご参加頂けたら幸いです。


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