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自転車で三浦半島を一周した話。

noteを書き始めて2年半が経つのですが、私のnoteの中でダントツにビュー数が多いのがこちらの記事です。

自転車で100キロ走った先に待っていたもの。|抹茶 #note #買ってよかったもの https://note.com/m_ms09/n/ne7ca5b295b69

このnoteをきっかけにフォローしてくださった方も多いようで、フォロワーの皆様の中には自転車関係の方が多くいらっしゃいます。

ところが、多忙な学生生活の中で自転車に乗る機会が減少してしまったことで、自転車に関するnoteは2年以上執筆することができていませんでした。

ですが、先日友人と久々に三浦半島まで自転車旅に行くことができました。

というわけで、今回は三浦半島を自転車で一周してきた道程を皆様にお届け致します。

関東圏にお住まいの方はご存知だと思いますが、三浦半島とは、神奈川県南東部にある半島です。

適度な起伏があり、景色も良いことからサイクリスト達の人気スポットとなっています。

今回は友人とその三浦半島を自転車で一周(三浦半島を自転車で一周することを「ミウイチ」と呼びます。ちなみに琵琶湖一周は「ビワイチ」)してきたので、その道のりをまとめます。

青線が今回のルート。詳細は↓参照。
https://tabi-rin.com/archives/course/24576

0 自宅~現地入り

今回のスタート/ゴール地点はJR横須賀駅。自宅から距離があるので、横浜市内のカプセルホテルに前泊しました。

自宅近くの駅から宿泊先の横浜に向けて出発。写真のように自転車を解体して専用の袋に入れ、公共交通機関に乗せて移動することを「輪行」といいます。

翌朝5時過ぎに起床し、横浜駅から横須賀線に乗ってJR横須賀駅に到着。友人と合流し、いよいよ旅が始まります。

JR横須賀駅前のヴェルニー公園で自転車を組み立てて、いざ出発。

① 横須賀駅~三崎港

予定通り、8時半過ぎにJR横須賀駅を出発。海岸通りに出たらひたすら南下し、半島の先端部である三崎港を目指します。

この日の天気は快晴。心配していた海風も想定より弱く、絶好のサイクリング日和になりました。

三浦海岸に到着。浜辺には名物の三浦大根が。

目的地に向けて順調にペダルを回していたのですが、三崎港に到着する直前でアクシデント発生。

「前輪の空気が抜けている!」

パンクが想定されましたが、この日は修理キットを持参していなかったため、自力で修復することはできません。携行していたミニサイズの空気入れで空気を入れたところ、何とか走行できる状況になったのであと2km程の三崎港で昼食を摂った後、自転車店を探すことに。

三崎港付近の食堂で昼食。まぐろカツ定食を頂きました。

② 三崎港~葉山

昼食後、自転車店を探したらところ、一軒発見。
既に通過した三浦海岸の近くということで、海岸線(来た道)を戻るのではなく、半島を縦断して東へ行くことにしました。

自転車店で見てもらったところ、幸い大きな傷ではなく、部品の交換で走行は可能とのこと。

チューブを交換してもらい、再び出発です。

本日2度目の三浦海岸に別れを告げ、半年を横断し西側へ。葉山を目指します。

午後になって疲労が徐々に溜まってはきたものの、その後は大きなアクシデントなく、葉山に到着しました。

葉山に到着。陽射しが神秘的です。

③ 葉山~横須賀駅

いよいよ旅はクライマックス。
葉山から更に北上し、逗子に向かいます。

雲がかかってきて、寒さを感じます。

逗子海岸。多くのヨットが浮かんでいますね。

逗子駅前で最後の補給を済ませたら、スタート地点の横須賀駅へ戻るのみ。
最後の力を振り絞ります。

スタート/ゴール地点のJR横須賀駅に到着。約80kmを走破しました。

16時頃に横須賀駅に到着しました。その後は自転車を解体し、袋詰めしたらグリーン車に乗って帰宅しました。

帰宅ラッシュで普通車が満席になる様子を眺めながら、のんびりと帰宅した優越感は一生忘れないことでしょう(笑)

まとめ

今回の旅では、パンクという想定外の事態が発生しました。また、時より現れる厳しい登り坂や海風に苦しめられることもありました。

これらのことは、本来は起きるべきではないことかもしれません。

が、今回の自転車旅、

何のトラブルも起きず、かつ平坦な道を走ったとしたら、それは思い出に残るものだったのでしょうか?

もちろん、常日頃からアクシデントが起きるとしたらそれは原因を特定し、解消するべきですし、平凡な日常こそ大切なモノなのかもしれません。

ですが、今回のようなちょっとしたトラブルは、場合によっては何も起きない旅よりも強く思い出に残る旅にさせてくれる要素になると感じました。

今回の旅を数年後に振り返った時、

「あの時、パンクして自転車屋探したよな~」

などと思い出せるなら、きっと意味のあるアクシデントだったと思います。(次回からはパンク修理キットを持参します・・・)

これはおそらく、人生においても同じことで、

「平凡な日々も大切だけど、時に想定外のことが起きると、何でもない一日が忘れられない日になるかもしれない。」

そんなことを思った三浦半島一周ライドでしたとさ。

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