読んだ本から自分のウィークポイントを知る #28 パラレルキャリア
パラレルキャリアって言葉ご存じですか?
単純に複数の仕事をするという意味でもないのですが、この本は、月2回の新幹線で読書する時間で、大阪の書店で手に入れて、一気に読めた本です。
実は、#27で読書記録を書いた本の著者「石山恒貴さん」がさらに昔に書いた本なんですが、4年前とは思えないほど今の現実にも当てはまる本だったりします。
働き方改革を推進したいという人はいても、世の中の就業構造はあまり変わってない。ただ、私も採用担当してたりもするので、採用が通年になりつつあったり、勤務時間をただ短縮する働き方、単なるテレワーク推進だったりというのは、よく目にしたり。副業OKで「さあ副業してみ」みたいな風潮になっている企業があったり。ボランティア活動と言いながら、企業の強制参加であったり・・・
と横道にそれそうになりましたが・・・
簡単にどんなところが気になったか書いておきますね。
名刺二枚持ってる人見ませんか??
私が、いろんなところに顔だしてるからかもしれませんが、2枚の名刺を同時に出す方おられませんか??(別に礼儀が悪いとかではなく)
私も個人的な活動のために、会社が支給する名刺とは別の名刺を持っていたりします。
ITエンジニアだったり、イベントブロガーだったり、わかりにくい個人活動だだったり・・・((*´∀`))
一つの組織に依存してキャリア形成することを「シングルキャリア」というのですが、NPO法人「二枚目の名刺」が行っている中間支援団体活動とはどんなものなのかが記述されていたりします。
社外で身につけた視点が本業にも生かせる人材が増えていて「異業種と働く」ことやプロボノでの活動、それぞれの専門性は違うが苦労して学びになる、前向きな失敗が推奨される環境など、一度は経験したいものが紹介されていたりします。
パラレルキャリアの実践例
CO★PIT
富士通ラーニングメディアが作ったイノベーションを生む場
https://www.knowledgewing.com/kw/copit/
ITサポートありのみ
中学校にパーソナルコンピュータを入れるところから始まった活動
NPO法人「最高の居場所」
セカンドプレイス(=仕事や職場)をもっといい場所にしたい
→企画・運営はメンバーに任せる
NPO法人「クロスフィールズ」
知らない国の社会課題を解決(現地に短期派遣)
いろんなパラレルキャリアの例やそれを実践した人のインタビュー的な記事が多いのですが、そこでの考察もこれからパラレルキャリアを始めたい人のヒントが詰まっています。プロボノであったり、今働いている場所でもキャリアを伸ばせる活動はできるものであったり、パラレルキャリア→起業!と結びつけやすい人もいますが、ちょっとしたこと(例えば自身発の飲み会や同窓会)などでモチベーションを高めている方の事例などもあります。それぞれ働く環境での時間管理をしてコミュニティや場づくりをしていて、参考になるもの、タイプ、パターンや例が多く記述されています。
身近なコミュニティからの参加
ここは少し章を割いて書こうかなと・・・
以前、新川崎タウンカフェのnoteを書いたのですが、これよりもおおもとになるお店があります。
http://www.town-cafe.jp/kounandai/
この本には、港南台タウンカフェを運営しているイータウン代表取締役の斎藤氏のことが書かれていますが、ある知り合い経由で、「みやもとさんならきっと話が合うはずだから」と紹介していただき、直接会いに行った経緯があります。紹介されて直接、「会いにいける時に行く」というのも、今考えればすごいことですが・・・
はじめに斎藤さんにお会いした時、会社パンフレットを使用して丁寧に説明していただいたんですが、本に書かれている内容ほぼ同じ内容でした。著者の石山恒貴さんにも同じ内容を語られたのだと思います。
あんまり詳しく書いちゃうとネタバレになるので、
「港南台タウンカフェはなぜうまくいったのか?」
ここを読むとちょっとばかり秘密がわかります。
まちづくりとサードプレイスに興味のある方は、一読あれ!
最後に
パラレルキャリアを実践されている記事を日経スタイルで発見したので、リンク
私もパラレルキャリアの実践者として、自己紹介のアップデートを考えていますが、今のチャレンジを長く継続させていきたいものです。