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9.会社の意向を部下に聞かせる

前回、介護とお金の話の深堀りをしました。

▼前回の記事はこちら▼

https://note.com/m_mikamo/n/n550e4c5202f8

「私は、利用者様からお金をもらっているので利用者様に向いて仕事をしています」と言う施設長がいたとしましょう。
一見すると正しいように思います。
確かに利用者様からお金をもらっているのですから。

そこで簡単に野球に例えてみましょう。
打席に立っているのが部下とするとコーチが施設長、監督は会社や社長、観客は利用者様と言えるでしょう。
さて、監督からバントの指示が出たとします。
バントとは自分はアウトになるけど、1塁にいるランナーを2塁に進める行為です。
その指示をみてコーチが打者に対してサインを送ります。
ここで、打者は、「嫌だ。ホームラン狙いがいい!」とサインを無視したとします。

この場合コーチが選択する行動は・・・

1.監督の指示を無視して、バントよりもホームラン狙いをさせる
2.「監督が言うから、指示に従って」と打者をなだめる。
3.打者と一緒になって「監督の指示がおかしい」と言いに行く
4.監督の指示を打者に通す。


答えは明白です。
4番ですよね。

たとえ、観客がホームランを期待していたとしても、監督の指示にコーチは従わなければいけません。
プレイヤーが自分勝手に動いたら、組織の意味がありません。
それを抑えるのが施設長です。

でも、施設だとこれが出来ていないのです。

「会社はああ言ってるけど、無視していいから」と言っている施設長。
「私は違うと思うけど、会社がああ言うからお願い」と部下を変になだめる施設長。
「会社の考えはおかしい」と部下と一緒になって言いに来る施設長。

いろんな施設を見ると、このような施設長が多いようです。

どうしてこのようになるのでしょうか?

それは客観的に見ることのできるスポーツは組織を意識できるが、いざ自分がいる会社は主観的に見てしまい組織を見失ってしまうのです。
しかし、会社もスポーツと同じ組織で動いている事を認識しなければなりません。
そして上司の命令には100%従わなければならないのです。
施設長は、自分の考えや部下の考えに同調してはいけないのです。
逆に会社側の考えに同調させるのが施設長の仕事です。

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今日のまとめ
施設長が上司(会社)の命令に100%従わなければ、
組織は出来ず、あなたの話を部下は聞かなくなる。