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【フランス映画入門】 あかるくたのしいフランス映画紹介 #07

こちらはフランス映画に馴染みのない読者の皆さんが、「フランス映画って楽しそう!観てみたい!」と感じていただけるよう、明るく楽しい作品を紹介していく試みだ。
今回はその第七弾である。

ライトに短編に絞った3作品をご紹介する。
それではスタート。


#19 『あこがれ』 Les Mistons (1958)

監督:フランソワ・トリュフォー
主演:ベルナデット・ラフォン

あらすじ:今日もベルナデットは風を切って自転車を乗り回している。まだ恋の意味も知らない「ぼくら」は、美しい年上の女性・ベルナデットを追い回す。彼女が乗り捨てた自転車のサドルにその残り香を嗅ぐ彼らは、彼女と恋人のデートの邪魔をすることに。

U-NEXT 作品紹介ページより

自転車に乗って走り回るベルナデット(ベルナデット・ラフォン)のシーンはもはや伝説。懐かしさすら感じさせるアイコニックなカットだ。

わんぱく坊主たちが「彼女は美しかった。美しすぎた」となるのも納得。個人的にはストーリー云々よりこのシーンを観たいがために何度か観ている節がある。

あと、観てくださればわかるが途中でマリオが出てくるのでご注目。
「ヤッホー!ヤッホー!」


#20 『絶好調』 EN PLEINE FORM (1965)

監督:ピエール・エテックス
主演:ピエール・エテックス

手前の男性がピエール・エテックス本人

あらすじ:都会の騒音にうんざりした青年は、田舎に旅に出ることを決意する。気に入った場所にテントを立てるが、警官から管理の行き届いたキャンプ場に行くよう言われてしまう。だが、そこは有刺鉄線で囲われた、まるで強制収容所のような場所だった。

U-NEXT作品紹介ページより

「あかるくたのしいフランス映画」と言われてなぜ今まで出てこなかったのかが不思議なくらい、フランスの喜劇王的存在ピエール・エテックス

イラストレーターとして活躍していた20代半ばにジャック・タチと運命的な出会いを果たし、『ぼくの伯父さん』(58)の助監督を務め、映画界に参入

参考はこちら

ほえ〜知らなかった。
ジャック・タチみがあるなとひしひし伝わるのはこのためか〜。
チャップリン的な人かと勝手に思ってた。

個人的にはジャック・タチよりも "野太いコメディ" という感じがする。王道の、と言い換えた方がいいか。すごく面白いのでおすすめ。


#21 『幸福な結婚記念日』 HEUREUX ANNIVERSAIRE (1962)

監督:ピエール・エテックス
主演:ピエール・エテックス

あらすじ:ある夫婦の結婚記念日。プレゼントやワインを買い込んだ夫は、妻の用意するディナーに間に合うように、家路を急いでいた。しかし、パリの交通渋滞やさまざまな問題に巻き込まれ、一向に家にはたどりつけない。果たして、幸せな記念日にすることができるのか。

U-NEXT作品紹介ページより

こちらもピエール・エテックス。
『絶好調』と同様、ピエール本人が主演している。

そもそも結婚記念日にしっかりディナーを用意して祝うっていいな。
憧れるよな。(遠い目)


1960年代のフランスの都会の車の渋滞がモノクロで映されるエモさとか(こういうシーン自体は『地下鉄のザジ』などにもあるがモノクロなのがエモいのだ)、"あかるい映画" という感じの音響のすてきさとか、

もうなんか「フランス映画って良いよね!!」ってなった映画。
おすすめおすすめ。


第七弾は以上。
どれも手軽に観られる短編なのでご視聴あれ。


やっぱり、フランス映画はいいぞ!

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