姉としての責任を初めて実感した

妹の結婚式が今週末に迫っている現在。私の心境、頭の中は複雑だ。そもそも、『式を挙げる』って話があった時から既に複雑だった。本人達の意思で希望してる話とはいえ、家族との相談は全く無し。日時と場所を決めて連絡してきた。その時父親は、決定した日時を拒んでいた。私は、その数日後、妹本人に話を聞いた。すると、「日時に文句言っていたとて、父親なんだから来るに決まってるじゃん!文句は言っても、その日時が無理な訳じゃないんだから。」と開き直っていた。それに加え、私に対しても「そんなこと聞くために連絡してきたの?父親の反応見て私の事冷やかしたかったの?」って、逆に聞いてた。更に、式を挙げたい理由については、『自分が目立ちたいから』『主役になりたいから』なんて言う気持ちだった。色んな理由の人がいるのはもちろん分かるし、妹のような理由の人も実際にはいるかもしれない。だけど私は、『招待したいと思う人達への気持ちを聞けなかったこと』『私が式挙げるんだから、招待状渡したら皆来るも同然!みたいな印象を受けたこと』により、大変複雑な気持ちになったことを今でも覚えている。

その後、実際に招待状を受け取った時、返事は「YES」しかないのは自覚していた。だけど、私自身の気持ちが追いつかず、返事の際のメッセージにも本気で困った。その理由は『お祝いする気持ちよりも、複雑な気持ちの方が強かった』からだ。その時私は『あなたの姉として参列させて頂きます』みたいな内容にしたと記憶している。そして、その時から私は、『妹の結婚式に参列する』と自分で決断したからには、その気持ちを貫き通すことを決めた。自分でも、とても悲しいことだなと思った事はある。実の妹の結婚式なのに、こんなにも素直に、純粋に祝う気持ちになれないのだから。そして、あくまでも私は『新婦の姉として』の気持ちが強くなった。

更に数ヶ月後、今度は突然、お祝儀の金額の話をされた。私はその時まだ考え中だった。それこそ、『姉として』の気持ちで恥ずかしくないようにしようと考えていた。ところが、旦那さんの実家のやり方に合わせる為に、「お祝儀は1万でいいから、それ以上の分は振込して欲しい」とか言ってきた。しかも、「いくらの予定?」とストレートに聞いてきたので「3万」と答えると「え?3万?」と返ってきた。明らかに『本人の期待外れの反応なんだ』と思った。それ後も会話は続き、妹の話を聞きながらも、不思議な事はストレートに聞いてを繰り返した。最終的には、何かがきっかけでブチッと電話を切られた始末。理由は忘れた。

それ以降、結婚式のついての話題は個人的な連絡の中では全くなかった。
家族のグループLINEでは、当日の動きについて触れる内容があったのは事実。しかし、それだけで家族皆が把握した訳では無かった。
というのも、先週末、たまたま実家に行くことになり、結婚式当日の話題になった。すると、父も末っ子の妹も、祖母も私も、互いの知っている情報が余りにも曖昧過ぎた。私は翌日(昨日)、情報共有も兼ねて、あえてグループLINEで一声挙げた。そして昨夜、個人LINEで、新婦本人の妹から着信履歴を確認した。後に折り返しの電話をしたのだが、妹の一言は「お姉ちゃんは、何がわからんの?何を聞きたいの?」っていう疑問だった。
妹の言い分は『招待状送ってあるし、前にLINEでも追加内容送ったよね?そのLINEに返事の無かった人間もいるのに、そんな相手に聞かれたことに対して、私が答える必要あるの?そもそも、必要なことは既に発信してるんだから、何が分からんのか分からん。その事に対して私が何を伝える必要があるのかも分からん』だそうだ。
そこで私は『確かに、既に実際に分かっている話もあるけど、空白な時間や未発信な話もあるよね?』と具体的に説明した。すると、妹本人が分かっていない事や曖昧な事が実際にあることも発覚した。しかし「私が発信してないってことは、つまり何も無いってことでしょ。それに、両親が式のリハーサルあるなんて当たり前な話、しなくても分かるでしょ。」と妹独自の思い込み発言が勃発したのだ。だから私は「そういうことも全部、実際動く相手に伝えなきゃ分からないでしょ。伝わってるかどうか確認したの?してないから困ってるんじゃないの。何も言ってこないけど、本当に何も無いのかな?ってことが不安要素なんだよ。新婦の親族として、当日の予定把握してないと困るんだよ。当日、家族が困らないように段取りしたりとかの気持ちはあんたにはないの?」って話を散々した。話したところできっと、言われて改めるような妹の印象はあんまり無い。だけど、私は言うだけ言った。じゃないと、本当に当日困るし、実際に現在困ってる人間を放置することもしたくない。そして何よりそれが、『新婦の姉としての気持ち』だと実感した。また、この時私は『姉としての責任感』を初めて、『変に』実感した。『変に』と思う理由は、『要は、自分の責任を果たしたい。自分が納得行く方向に持っていきたい』気持ちだからだ。昔の父親にも重なる自分の姿で、少しだけ笑った。

結局のところ、別に、妹に強制したつもりは全く無い。結婚式の主役は、間違いなく新郎新婦の2人だ。2人のやり方を尊重する気持ちももちろんある。だけど、その親族として参列する側の立場や気持ちに対して、配慮や理解があるとは到底思えなかった。そんな妹に対して、私は黙って居られなかったし、実際に困っている家族を放置したくなかった訳だ。その結果が今回の私ということで。
めちゃくちゃ身内ネタで、しかも愚痴っぽい内容。読者の皆様に対しても、大変お恥ずかしい話ではあるものの、私の日記感覚として残しておきたい。

いいなと思ったら応援しよう!