生きた海老（日記）

⚠注意⚠〜人によっては、結構酷いというか、読むのが辛いと思います。命に関わるトピックが苦手な方は、読まないでくださいね。〜⚠注意⚠

スーパーで購入しようと、見るからに鮮度のいい海老のパックを手にとって見比べていた。

すると、パッケージの中で跳ねた❗

何度も跳ねる❗

あまりにもビックリして、"Oh my gosh!! This is so terrifying!!" とその場で声に出して驚きながら、今までに感じたことのない驚きと悲しみに満ちた。そして、自分が何を言っているのか気がつく前に、「ごめんね。一刻も早く食べてあげないとだよね。この苦しみから開放してあげるからね」といったようなことを口走っていた。（自分の発する言葉を聞くことで、その発言から自分の心境？を理解したといった後手後手の感じだ。日本語じゃなかったので、スーパーのど真ん中で変な人にはならず、ただの「こういうの初めての外国人」になったと思う🤣気に入ってるスーパーなので、目立つのはいつものことだが、あんまりにも異常感が際立つのも微妙な気分だ。😅

手に持っていた２パックのどちらか一方だけ購入しようと思っていたのに、可哀想過ぎて、返せなくなった。なので、2パック購入した。

生きているから、なんかつい話しかけて苦しみを緩和してあげたくなる。

帰宅後、母にスーパーで買おうとした海老が生きていたこと、表現しようのない感情を抱いたこと…… そして、患者さんには、このような純粋な同情と悲しみを抱いたことがないこと…… 虫や海老の最期ではこんなに同様するのに、人だと感じ方が違うことを話した。（自分の持った患者さんには純粋な同情ではなく、可哀想とも思わず、でも精一杯最善は尽くすし、ベストのアウトカムを目指すし、沢山思案するし……患者仲間ならば、「でもこういう良い面が〜」と着目点が良い方に向く。自分の症状や治療に関しても、感情は抱くのだろうか？ 自覚はしていないし、正直感情など感じずにこなして、日々生活をエンジョイできるなら、闘病中に自分のことなど考えない方が楽だろう。感じる感情や思考って場面場面で随分と違うようだ。«書いていて思ったが、万が一にも人間の患者さんに同情のあまり、早く楽にしてあげないとなどと思ったら、殺人魔になってしまう。改善や本人の意思の尊重、家族との時間を重んじるために、自分に何ができるかという目的意識は適切だろう。一所懸命になるが故に、干渉に浸る時間なく治療に奮闘しようとするのかもしれない。»日記って大事ね。文章にすることで、整理される思考や感情も多々ある。）

とにかく、母と電話していたら、母も虫や海老、植物に対する深い同情と哀しみや愛情を抱くことに共感してくれた。そして、人間の患者さんは最善を尽くして治療し、医療で延命や緩和をできている。（と思う。）一方で、虫や海老は、人間と合間見れなければ、健康そのもので、元気に楽しく生きられたから、私達の感じ方が違うのではないだろうか、と言ってくれた。

母は、「生物はずっと何億年も生命をいただき、この悲しみとそれをいただくことで自分を生かす感謝との葛藤を乗り越えてきたんだね〜」、と優しい口調で言い添える。私もそれに共感しながら、たしかに「肉も魚も、命が絶たれる瞬間が見えるか見えないかの違いで、私達は毎日他の生物の生命を奪って自分達を生かしているんだもんね……」となんだか納得した。

この時、やっぱり医学知らないパートナーとは上手くいかないだろうし、色々感じたことを共有して、いいフィードバックをもらえないのではないかと思った。

今までの経験が、あまりにも違う人とだと……色々やっぱり、話せる内容結構選別されちゃうのかな？とも思う。

苦笑、最近色々な耐性を失っているのだろうか？（これは、時々思う。鶏のコブクロに筋腫がある写真を見て、それと頸部は食べたくないと思っちゃったし。鶏はHPVあるのか考えたから、そっちが理由かな？ ハツは好きだけど……なんだろう？ 本当、人間の感情って不思議。）

人がいつ、なぜ、何をどのように感じ、それをどう解釈するかって興味深い。

海老ちゃんは、なるべく苦しまないように、速攻で調理し、普段あまり食べないミソも食べた。煮汁も一滴も残さないように食べた。

しみじみと「いただきます」と思いながら、目の前の海老をきちんと味わい、感謝しながら食べた。こういう感情を抱きながら食事をして、命を尊ぶのって大事だとしみじみと感じた。

今を大切に生きよう！