知らないを解決❌自ら率先して会話を❗️
知らないことに遭遇した時、知っているふりをして無視するのには、よく遭遇する。私自身も「あー」と心の籠らない相槌とともに、「今なんて言った?」と頭の中で言葉をリプレイしたり、「それなんだっけ?」と必死で考えたりすることがある。
そして、「それ」を知らない時、その情報を知ることの重要性を聞くことと天秤にかけることがある。危険だ! (←なら、聞けよ💦)
分からないことが重要か否か判断するのは良くない。
生まれたての赤ちゃんに、電気が大切か判断させたら、適切に判断できないのと同じだろう。「知らなくていいや」とその後電気を知らずに生活したら、苦労が増えるだろう。暗闇では何も見えない、ただ電気をつけるだけで生活が楽になるのに。
そして、相手が知らない・気がついていない時、ただ無言で理解を願うだけでは知ってもらうのはなかなか難しいのではないだろうか。
では、何ができる?
一つは、話すこと。
話すことでしか伝わらないことがある。
そして、会話さえすれば伝わることが実に多いようにも思う。
多くの場合、心の奥底から意地悪をしてやろうと思って行動を取る人は少ないだろう。
ましてや病院で、自分の命を削ってまで患者に尽くしているスタッフが、患者を敢えて痛めつけようと行動することは非常に珍しいだろう。
しかし、知らないうちに患者が苦しんでしまうことはあるかもしれない。
これは何も院内に限ったことではない。
学校でも、イジメられたと思った人間がいたとして、その人をいじめたと思っている人がいるとは限らない。
これは、教科書に出てくる有名なエピソードの改変版。
例)階段で生徒がぶつかった
ぶつかった人は、険しい目をし、一瞬鼻を鳴らして、そのまま早足で立ち去った。
本当にイジメなのか?
ぶつかられた側は、「Aさんがいきなり階段で睨みつけて、わざと階段でぶつかり、よろけた僕を見て笑った。きっと、このまま転げ落ちたら面白いと思ったに違いない。そうさ、Aさんはいつものように、僕にわざとぶつかったんだ」と言うかもしれない。
ぶつかった側は、「急に校長に呼び出されたので、急いで職員室に向かった。父が病気で入院しているため、もしかしたら急変し、家族全員が病院に呼ばれたことを告げられるかと思い、急いで向かった。頭が真っ白だったから、職員室に向かう途中のことはあまり覚えていない。ただ、父の病室に横たわる姿が目に浮かび、涙がこぼれそうになったので、必死に堪えた。ティッシュを持っていなかったから、鼻水が出そうだったが、かめず、啜った。いつも父さんにハンカチを持つよう言われているのに。くそ。父さんは何故病気にならなければいけないんだ。世界にイライラする。」
他の生徒とぶつかったのは覚えているかという問いに対して、こう答えるかもしれない。「そういえば、階段ですれ違いざまに肩が接触したかも。誰かも見ている余裕はなかった。そういえば、最近休み時間に人とぶつかることが増えたかもしれない。父さんが入院してからというもの、考えながら歩くことが増え、あまり周囲を見ずに歩いているのかもしれない。」
確かに、階段で生徒同士が接触した。どうやら、平時もたまに衝突するようだ。イジメはあったのだろうか? いずれにしても、被害を感じた生徒はいた。
院内でも似たようなことは起きているのかもしれない。
患者Aは疾患Aを患っているとしよう。一般的な共通認識は「Aという対応が必要だが、他はそれほど気にせずとも大丈夫」
実際には、
患者Aは疾患A、B、C、Dを患っており、「今日は対応Aが必要。合併症の関係から、B、C、Dにも配慮が必要」
Aの処置しかせず、B 、C 、D に配慮されない場面があったとする。その時「知らないのかも!伝えないと」と思うか、「なんで分かってくれないんだ」と不貞腐れてしまうかで命運が変わるように思う。
だって、B や C 、D についても、知ってさえいたら快く対応をしてくれることは結構ある。
むしろ、一所懸命に様々な工夫をしてくれる人が多いかもしれない。
なので、院内では、患者自身にも義務がある。それは、「伝える努力。」
初対面の人が自分のことを全て知らないのは当たり前。とても忙しい中、わざわざ例外や予想外の事態について聞いてくれるのを待つのは賢明な判断だろうか?
空気を読むこともある程度大切だろう。しかしそれで、必要な情報を伝えないことをスタッフは喜ぶだろうか?
後でかえって仕事が増えてしまい、患者も苦しむ。
会話を “Win - Win” と呼ぶなら、無言・意思疎通の欠如は “Lose - Lose” だろう。
ド忘れなんて誰にでもあるし、知らないことも誰にでもある。
「ん?」って思った時に、「それ何?」の一言で解決することは多いだろう。
相手が自分のこと・状況を十分に知らないと思った場合、自ら率先して話すのが賢明だろう。
そして、相手のことや言ったことが十分に分からなければ、「え?」の一音が解決することも予想以上に多いかもしれない。
気軽に質問していいんだよ。
結局、話すことで問題が解決した方が、よっぽどお互い気持ちがいいから♬♪
Win - Win で生きよう!
会話をしよう😃👍