【映画記録】Furiosa A Mad Max Saga
2015年に観まくったFury Roadの前日譚。
今年最大級に待ちわびた一本。
筆者なんかの期待は余裕で超えていきました。
スタッフ・キャスト
スタッフ
監督
#ジョージ・ミラー
脚本
ジョージ・ミラー
#ニコ・ラサウリス
撮影
#サイモン・ダガン
#エリオット・ナップマン
音楽
#ジャンキーXL
キャスト
#アニャ・テイラー =ジョイ
#クリス・ヘムズワース
#チャーリー・フレイザー
#トム・バーク
#ラッキー・ヒューム
#ジョン・ハワード
#リー・ペリー
#ネイサン・ジョーンズ
#ジョシュ・ヘルマン
#アンガス・サンプソン
短評
フュリオサはいかにして復讐鬼になっていったか。
Fury Roadで語られなかった出自や
あんな場所やこんな場所も見せてくれる!
Fury Roadの魅力を底上げする最高のプリクエル。
所感
復讐鬼フュリオサ
アニャ・テイラー=ジョイ演じるフュリオサ。
師匠ジャックに寄せて黒く塗った顔から
ギラっと光る眼光。
完全にあの大隊長フュリオサ。
幼少期から人生ハード過ぎやしませんか。
そして故郷からさらわれる幼いフュリオサが、
アニャに演じさせて色々加工したのか?
と疑うようなアニャ顔。
(#アリーラ・ブラウン)
これには驚きました。
眼と前歯が激似です。
※やっぱり合成みたいです。どうりで(6/8追記)
前作では無かった、
衣装や髪型チェンジが何度かあるので
変化が楽しめるのも本作の魅力。
(リトルDはなんとも酷い話)
ボミー・ノッカーは今年一の
声に出して叫びたいセリフ。
勢いマッチョディメンタス
クリス・ヘムズワース演じるディメンタス将軍。
喋りは立つが統治ベタの荒くれ野郎ぶりが
体躯と相まって最高です。
彼が率いるのはバイカー集団ですが、
ディメンタスの駆るチャリオットも
バカみたいにカッコいい!
どういう原理?愚問です。
彼もまた衣装や髪色チェンジがありますが
フュリオサと違うのは成長しないところ。
イモータン・ジョークルーの有能ぶりがよく分かります。
そんな彼も子供の形見を身につけて戦う、
可愛げが嫌いになり切れないポイントです。
フュリオサを育てた面々
フュリオサの母メリー・ジャバサ(チャーリー・フレイザー)
魅力的で、判断力と実行力に富み
相手を圧倒する面構え。
いやこれはまさにフュリオサの母!
会社の上司だったら最高。
馬からバイクに素早く乗り換え、
スナイプスキルも高い。
彼女のスピンオフも観てみたいです。
そしてフュリオサの父とも言うべき
警護隊長ジャック(トム・バーク)
一見しただけで絶対優しいよこの人!
という温かみ。
出立ちからしてほとんどマックス。
この人もまた、会社の上司だったら最高。
フュリオサに内緒で銃を手配してるあたりが
可愛いくて仕方ないのです。
おじさんたちのウェイストランド
Fury Roadでは圧倒的悪役である
イモータン・ジョー。
そしてバレットファームの武器将軍と
乳首男爵こと人喰い男爵。
宗教でしばったり富を占有したりと
やってることは前作同様に非人道的ですが
ディメンタスがアホ過ぎるため
この3人やっぱり有能なんじゃない?
と思えてしまいます。
リクタスの登場シーンが多かったのも
個人的にはグッと来ました。
ポイントを押さえたアクション
アクションシーンはFury Rordに比べると
少なく控えめに感じますが、
そこはプリクエルですから。
(ディメンタスを見限るオクトボスの空中アクションは最高)
だけど納得できるのは、
アクションにしっかりロジックがある故。
現実味がないとガッカリするのが世の常。
その点マッドマックスシリーズは
ガッカリさせません。
体重を乗せたアクション、
時には身軽であるがために有利に働くシーンなど
下手なシーンが無いからこそ、しっかり映画にのめり込める。
ヒャャッッッハーな映画こそ
押さえて欲しいポイントを押さえるからこそ
肩の力を抜いてノれる。
それこそがこの映画の強みだと思います。
まとめ
シリーズもので
後に作られた作品が前作の評価を下げるものもありますが
これは真逆の超一級品です。
1〜3、Fury Roadを観た人も興奮できて
未見の方にはこれ以上ない導入。
参りましたジョージ・ミラー監督。
勿論、短い文章では語れない情報量の一本なので
是非劇場で!
また行きます。
※画像はパンフレットより引用