【映画記録】ウルフ・オブ・ウォールストリート
スコセッシ好きなのに未見だった #ウルフ・オブ・ウォールストリート
ようやく観ました!
祭りのような映画でした!
スタッフ・キャスト
スタッフ
監督
#マーティン・スコセッシ
脚本
#テレンス・ウィンター
原作
#ジョーダン・ベルフォート
キャスト
#レオナルド・ディカプリオ
#ジョナ・ヒル
#マーゴット・ロビー
#マシュー・マコノヒー
短評
179分、スッと手が出る長さではないですが
文句なしに面白いのでやはり観てよかった!
こっちもキマってしまっているのか
長さなんて全く感じない。
何故今まで観ていなかったのか。反省。
所感
巧者の祭り
とにかく弁が立つ株式ブローカーの栄枯盛衰。
会話劇中心になるのですが
巧い俳優しか出ていないので
会話を観ているだけで面白いの何の。
当然撮り方や編集も上手いので
プロフェッショナルの祭りです。
実際祭りばっかりやってる映画でもあります。
(学園祭の打ち合わせかよというシーンも最高)
ジョーダン・ベルフォート
ディカプリオ演じる、ジョーダン・ベルフォート。
やってることはとんでもないんですが
映画のキャラクターとして観客を惹きつける力が強い。
他にもアクの強いキャラばかりですが、もうダントツです。
客を引き込む話術、部下を鼓舞する演説。
とある部下とのエピソードを語るシーンは思わず落涙してしまいました。
この演説シーンは凄まじく、最後は自分自身をも騙していく。
(いよいよ転落のスイッチが入る)
自分を騙した直後の、彼の父の台詞「戻って来い」はやるせなかった。
近くにいる人を一時的にでも魅了し、
同時に破滅もさせていた人間の
人を惹きつけるこの力はなんなのだろう。
ドラッグ描写
やたらとドラッグ描写が細かい。
ルード(クエイルード)というドラッグは
キメ方のモノローグから
レモン714という固有名詞まで出てきます。
(さながら幻の名酒といったところ)
このレモンをキメたシーンは終始大爆笑でした。
階段落ちはほとんど一大スペクタクル。
ガルウィングがあんなに面白くなるなんて。
キマりきったベルフォートの表情も最高。
同じくキマりきったドニー(ジョナ・ヒル)との
電話の取り合いはアクション映画です。
ドラッグでヤバくなったらドラッグで解決。
この男どうかしてます。
ラストのキレと舞台裏
この映画は出所したジョーダンの怪しげな講演で終わるが
ラストショットは観客たちの顔を気持ち悪い長さで切り取っている。
ジョーダンに魅入ってしまった我々観客のようでもあり
これまで一切描かれない「被害者」のようでもある。
最後の最後で現実を見せてくるスコセッシ、
実にイヤな監督である(褒め)。
ところでその現実のお話。
あまり見慣れない「レッドグランティピクチャーズ」というロゴ、
スペシャルサンクスに名前が出てくる「 #ジョー・ロウ 」。
出資されていた金がそもそも汚かったのではという疑惑。
なかなかにきな臭く、ディカプリオも事情聴取を受けたとか受けないとか。
この話がNetflixドキュメンタリーとして配信されたので、
こちらもすぐ観ます。
まとめ
この祭り、いかにもなCMで始まり
最後は現実に返される。作りがうますぎる。
本当に騙されないためにも
やはり観ておくべき祭りである。
※写真はIMDbより引用