【詩】廻る星の詩
永い時を刻んだ
小さなモノたちが
産まれては消えていく
何度も
命の廻りを
眺めてきた
そして今
我らの時は満ちた
はばたこう
この大海原へと
旅立とう
友はいない
ただ声が
満ちている
遠くへと
遥か遠くへと
旅立った我らの声が
我らはどこへ向かうのだろう
チリとなりて 屑となりて
郷愁はない
ただ新天地へと
向かうのみ
やがて
遙か時の彼方で
出会うだろう
未来の我に
近づき
一つになり
また時を紡ぐだろう
悠久の詩を
紡ぐだろう
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?