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筋肉をしなやかに保とう

年を重ねるとカラダを動かすことが少なくなってきます。運動をしようと、若い頃にしていた些細な運動を試みたものの、なかなかカラダが思うように動かないといったこともあると思います。

また、動いたは良いけれど、疲労回復に思わぬ時間がかかったり。若い頃と同様にというわけにはいかない、そんな経験をした人もいるかもしれません。

現代人の運動不足は深刻です。オンラインの普及により目を酷使したり、同じ体勢のままいることでカラダが凝り固まる人もいます。

私は東京へ行くことがあり、その際は息子宅に宿泊します。比較的東京の中心地ですが、とにかく歩けば、マッサージ、整体、整形など見かけます。

マッサージは出張等で上京した人たちにとっては有難く、比較的安価で私もよく利用しています。しかし、マッサージは一過性のものです。根本的治療にはならないため、マッサージ士の腕によっては揉み返しが起こったり、余計に悪化することもあるので、口コミなどを参考に慎重に選んでいます。

私がよくリピートしているのは台湾式マッサージです。全員中国人、皆、とても腕が良いので安心です。しかし、あくまでこれはリラグゼーションです。その時を乗り切るためのものなので、根本的治療となると整体や整形に行く方が良いと思われます。

ここ数年、ヨガに触れて思うのは、筋肉を動かすことの重要性です。コリは筋肉が固まることでできるもの。筋肉をしなやかに保つという意味でもコリを作らない、もしできたとしても早期解消する努力は必要だと感じています。

我が家に、もう何十年も前からある電気治療器があります。細い棒のようなものをコリやツボにあて電気を流す機器です。これを使用すると信じられないほどカラダがラクになります。

強制的に筋肉を動かす、つまり運動させるのです。施術中、筋肉の動きが感じられます。動いていなかった筋肉を動かすわけですから、当然疲れが出ます。疲労物質というものでしょうか。

施術後はよく耳にする好転反応が出ているようで、フワフワ感、場合によっては少し気分が悪いと感じることもあります。徐々に治まるものの、時にその気分の悪さは半端ないです。つまり、かなり疲労物質が溜まっていたということです。長年の蓄積は侮れません。

私はここ数年運動という運動はしてないません。ですから、いきなりの運動は正直キツいです。疲労物質がたまった状態で運動をすると体調が悪くなると場合も多くあるそうです。

実は私も同じような経験をしたことがあります。数年前のことです。スポーツジムでたった30分マシンで走っただけで、めまいがし、数日尾を引いたことがあります。やはり若い頃と同じようにとはいかないようです。

年を重ねてからの運動は少しずつということだと最近は悟っています。無理のない範囲でやることはとても重要です。まずは筋肉を鍛えるということが大切。筋肉を鍛えるとは筋肉をつけるという風に捉えがちですが、そうではありません。もちろん筋肉をつけることは必要ですが、今ある筋肉を柔らかくしていくことが先だと思っています。

とある女優さんの話です。彼女は50代ですが、若い頃と変わりない美しさを保ち続けています。そんな彼女の若さの秘訣は「伸ばせる筋は伸ばす」だそうです。血流さえちゃんと流れていれば健康と捉えているそうです。確かに血流は大事ですからね。

まずは今コリ固まっている筋肉を時間をかけて解消しましょう。努力をしていれば悪くなることはありません。

電器治療とストレッチを続けて2週間経過。長年に渡って蓄積された疲労物質はまだ完全に解消されていません。しかし、確実にカラダのコリが減っているのを感じています。あと少しといったところです。4月からヨガを本格的に再開するために、今は疲労物質を出しきる期間と考え、続いていくつもりです。

同じ年代の方でカラダに不調を抱えている方の参考になれば幸いです。運動はいきなりではなく、無理のない範囲で少しずつしましょう。あなたの毎日が健康で楽しいものでありますように。

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