見出し画像

挑戦に足を止めてしまいそうな自分へ伝えたいこと

「紙に月」のサービスリニューアルに向けて、挑戦しようとしていることがある。クラウドファンディングだ。
本当はもう少し黙っている予定だったけど、気持ちがざわついて仕方がないので、吐き出すことにする。自分の弱い部分も吐き出すと決めたしね。

クラファンがしたいというのは自分の提案だった。
yourflagのセッションで、思い切ってやってみたいことを吐露したときに「それ、本当にやりましょう」とたまさんが背中を押してくれた。
自分のアイデアを肯定してもらえたことはとても嬉しくて、本格的に準備に取り掛かった。

クラファンの目的は、「紙に月」というサービスをZINEに落とし込んで、たくさんの人に知ってもらうこと。そのために制作を募ることにした。サービスの代名詞となるような、弱さを自分の強さに変えるZINEを作るのだ。
「紙に月」は、本来、サービスを依頼してくれた一人の方のために、その方の記憶と想いを編集し一冊のZINEを作り上げる。けど、今回のクラファンでは、「紙に月」がどんなサービスなのか気になる方にも感じてもらえることを大事にしたい。だから、複数人の記憶と想いを取り扱い、オムニバス形式で一冊のZINEを作ることにした。
認めたくないけど清算したいものを弱さと定義して、乗り越えたいと思っていることや乗り越えたきたことを一冊のZINEを通して表現する。

記憶をたどって、自分の強さだけでなく弱さもひっくるめて整理することで、自分の弱さと向き合い乗り越えられることを感じてほしい。
「紙に月」で作られるZINEを、歩んできた記憶や抱えている弱さを価値あることの証明―トロフィーのように感じてほしい。
自分の弱さは人に勇気を与えることをZINEを通して感じてほしい。

そんな思いで、「紙に月」というサービスでを体験してみたいという方を募集し、その方々の物語を一冊のZINEにしようとしている。

クラファンはストーリーを買ってくれる場所。まだ生み出されていないものに対して、たくさんの方が応援してくれるものだ。
だから、今は、どうすれば自分の思いややろうとしていることが伝わるか、頭の中でとっちらかっているものを一つのストーリーにしようと整理中。
クラファンのサイトも登録して、プロジェクトの編集ページで本文を書いたり、リターンを並べていったりしている。

もう来月にはクラファンを開始する予定で時間がないので、やらねばならないことをどんどんクリアしていくのみ。
とにかく動けといった感じで、日々、自分の思考を整理しながらクラファンのページを作っている。

でも、少し、立ち止まりそうになっている。

………………何も考えられないほど、動いていたかった。

エイヤッエイヤッと、声を上げながら動いても、不安がひょっこり出てくる。

「何者でもない私の取り組みに、応援してくれる人はいるんだろうか」

サブリミナル効果のように、気づいたらその不安で手が止まりそうになる。本当に自分のやりたいと自分が強く思うからこそ、誰かを巻き込まなければ成立しないものを作ることをこれまで避けていた。
自分以外のみんなに無関心でいられる結果に怯えていたから。
もし、誰も価値を感じてくれなかったら、自分の大事なものを否定されてしまうから、そうなったら自分が壊れてしまいそうでとても怖い。
不安でたまらない。押し潰されてしまいそう。

「何者でもない自分に興味を持ってくれる人はいないんじゃないか」
「自分の作り出したものに興味を持ってくれる人はいないんじゃないか」

そんな意地悪なことを自分で自分に囁いてしまう。弱音を吐いてしまう。
ああ、足が止まってしまいそう。
何かと言い訳して、背中を押してくれたたまさんに「先延ばし」をやんわり伝えてしまいそう。
「なんでクラファンしたいとか言っちゃったんだろう」と思ってしまいそう。

でも、そんな自分とさよならしたくて、yourflagに覚悟を決めて飛び込んだんだよな。
もう、逃げてきた自分と決別してやると決めて、毎日投稿も始めた。
無関心が怖いことも変わらない。不安が晴れることもない。
けど、どんなにうじうじしてもやらなければ結果が見えないのも同じ。
無関心かどうかが分かるのも、不安を晴らすことができるのも、クラファンをやり遂げるしか道はない。

先が分からないことに怯えるのが不安というもの。今は不安で当たり前なのだ。
なら、当たり前に出てきてしまうその不安を、クラファン準備にとことん昇華させてしまえ。
無関心の可能性を潰すように動いていく。自分の考えを突き詰めていく。
めっちゃ怖いけど。頭の中で意地悪な言葉がたくさん出てきてしまうけど、その意地悪な言葉に全部反論できるようにして、プロジェクトを詰める強さに変えていけ。
ZINEだけでなく、ZINEを作る自分の過程でも、価値を証明していけ。記憶だけでなく弱さにフォーカスする理由を体現していけ!
こういう弱さを救いたいから、サービスを作ると、ZINEを作ると決めたんだ。

考え始めたら涙が出そうなくらい怖い。書きながら泣いている。
でも、逃げないって決めたから。……決めたから!!!!
逃げ出しそうでも、立ち止まっても、歯を食いしばって、また前を向いて、最初は半歩でも、むんずと歩いていくんだ。

絶対に、「いいな」「参加したいな」「読んでみたいな」というZINEづくりのプロジェクトにしてみせるので、正式な告知までぜひ待っていてください。

いいなと思ったら応援しよう!

屈橋毬花 | 【紙に月】
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 自分の記録やこんなことがあったかもしれない物語をこれからもどんどん紡いでいきます。 サポートも嬉しいですが、アナタの「スキ」が励みになります。 ……いや、サポートとってもうれしいです!!!!

この記事が参加している募集