GDPRコンプライアンスの自動化に成功する英スタートアップSoverenがシードで約7.4億円の調達
【事業内容】
同社は、イギリスのロンドンを拠点に事業を展開している。事業内容は、企業のインフラストラクチャ内の構造化された通信トラフィックを分析することにより、個人データを検出し、プライバシーのインシデントとリスクを検出を自動化でできるサービスを提供している。同社の調査によると、全世界で約1000万社以上の企業が、プライバシーインシデントの検出と解決を怠っている。そのため、GDPRやその他のルールに違反するリスクを抱えていると述べた。それらの課題を解決するために、組織内のリアルタイムのデータフローを分析や個人情報の発見、プライバシーのリスクを検出することで、CTOやCISOがプライバシーギャップを認識し、迅速に対処することを可能にした。
【同社サービスの仕組み】
■ソブレンゲートウェイ
プロキシゲートウェイは、ご使用の環境に関係なく簡単に導入できる。また、ユーザーによって完全に制御され、アプリケーションコードやデータソースを変更する必要はない。
■PII検出
Soverenは、機械学習とパターンマッチングの手法を使用して、構造化されたトラフィック内の個人データを妥協のない精度で検出および分類することができる。
■ソブレンダッシュボード
ダッシュボードは、日常業務で使用される個人データに実用的なインテリジェンスを提供し、プライバシーのインシデントとリスクを強調してくれる。
【同社サービスのメリット】
■GDPR、CCPA、およびその他の規制上の義務に準拠し続ける
プライバシーのインシデントとリスクを検出、修正、および防止することができる。
■セキュリティとプライバシーのイニシアチブをサポートする
データインサイトで、実用的なリアルタイムのインテリジェンスを個人データに取り込むことができる。
■日常業務で使用する個人情報を適切に保護する
個人データの流れを監視することにより、「未知の未知数」を回避することができる。
■個人データの受信者が検出されないままにならないようにする
機密データを公開する可能性のあるシステムとAPIを特定することができる。
【資金調達用途】
同社は、これまでに北米および欧州において、ソフトウェア、eコマース、旅行、フィンテック、ヘルスケアなどの様々な業種で、10社以上のライトハウスカスタマーを確保している。同社の拡大を図るために今回の資金調達の使い道は、製品チームを拡大し、セールスとマーケティングに当てる予定だと創業者兼CEOのフェドチェンコフ氏は述べた。