序章 第1話 就労継続支援B型の施設を作る途方もない旅に出る前に心の整理を。
みなさんこんばんは。
少し肌寒い夜をいかがお過ごしでしょうか?
僕は風呂上がりにカフェミュージックを聴きながらのんびりしています。
珍しく頭の中を少し整理しておきたかったんです。
タイトルにもあるように、
僕はこれから就労継続支援B型の施設を作ることになりました。
ことの発端は、先日の三役会議だ。
理事長から余っている1棟の使い道として、
「新しくB型の施設にしんさいや!あんたちょっと作ってみんさいよ!若いんじゃけぇなんでも出来るわいね!!」と言う無茶振りのようなありがたいお言葉をいただきました。
理事長は僕らの区の社協の元ボスで、
現役の町内女性会の最高顧問で、
この区で最初の障害者施設の立ち上げから携わり、
市で最初の障害者施設の社福の理事長を務め、
ボランティアという言葉をこの区に持ち込んだ張本人(本人談)
まあ、とにかく田舎の、、、
もとい地域の重鎮ということです。
そんな方の後押しがあれば本当になんでも出来る気がするから困る。
少しだけ、うちの施設の話を整理しておきます。
うちは全部で4棟が連なる築49年の古い民家を3棟改築して使っています。
そのうちの4棟のうち1棟は空き家でした。
あれは多分、、、夏の暑い日で雨の次の日だったと思います。
大家さんが古い水道管工事を行うということで、
視察にこられた際に何気なく
「4棟目は何に使ってるんですか?」と聞いたら
空き家だと言うので、
使わせてくださいって言ってみたら
「ついでだし、タダでいいよ」って言ってくれました。
それから、数ヶ月を経て改修工事を行って
現在は予備として使っています。
2階建てで、作りが古い木造建築。
段差のきつい玄関と急な階段。
春は目と鼻の先の公園で子供達が走り回り、夏は蝉が鳴いて梅が実を落とし、秋はひぐらしとともにやってくる。いよいよ冬になると梅が満開に咲いて、一目見ればみんな桜より梅が好きになる。
ボロいし、夏は暑くて冬は寒い。
いいとこなのか、悪いとこなのかわからないけど
ここを愛さなければ始まらない。
そして、ここで僕たちの新しい施設づくりの旅が始まります。
が、振り返っても誰もない。。。
僕たちと言いつつ味方はまだいない。
B型施設は今の地域活動支援センターとは役割が違いますし、
事務処理の仕方、運営費、財源、申請から給付金など
何から何が違うのか、考えるだけでも目が回りそうになる。
それを、所長から、
「任せた!」の一言で、僕は1人で走る羽目に。。
とはいえ、所長はもう引退が近い。
任せはするが、最後まで粘るからまずはやってみろと背中を押してくれた。
僕と所長は子と父くらい歳が離れているから、
やりやすい部分とやりにくい部分がある。
こういう背中を押してくれる時はいいが、
意見が合わないとガキが語るな!って感じで話を聞いてくれなくなる。
いずれにせよ、僕にとって初めての試みで
新しくB型施設を始めるっていうことは
つまり、新しいビジネス…に、近いものを作ることでもあると思った。
何せ、今までにない就労施設を作るということは
新しく仕事を作らなければならないからです。
そこで僕が思う仕事を作る上で
抑えておきたいポイントは以下の通りです。
1つ目は求心性
施設を作ったはいいが、魅力がなくて誰もこないんじゃあ話にならない。
2つ目は収益性
B型施設の月の平均工賃は大体1万6千円前後となっている。
最低でも、ここはクリアしておきたい。
3つ目は将来性
施設利用のゴールは以下のどれかになります。
①一般就労
②独立・開業・自営業
③工賃7〜9万円(生保水準)
どれかに特化するのか、行える就労訓練によって変わるのか、
複合的にするのか(①が2割、②が7割、③が1割など)
全部を完璧にクリアできる案を考えていては
いつまでもスタートできない気がする。
いや、僕の場合は絶対にそうなる。
だから、いくつか案を考えて、いけそうな案でいく。
失敗しても死ぬことはないし、
また1からやり直せばいい。
だけど、せっかく僕がやるんだから
きっと上手くいく。
なんとなく心の整理ができました。
ぜひ、みなさんも応援してください。
僕も僕を応援することにします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?