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《星空ミュージック》ドヴォルザーク『新世界より』〜いざこの夕べに円居せん〜

九條です。

ただいま金曜23時。
夜もだいぶ更けてまいりました。

今日の大阪市内は昼下がりに雨が上がり、夕方には金色に輝く夕陽と茜色に輝く西の空を見ることができました。

皆さま、今日も1日お疲れさまでした。
そして今週も1週間お疲れさまでした。

今夜は週末の夜にピッタリな曲を…。

今朝はドヴォルザークの『新世界より』から第4楽章をご紹介させていただきました。今夜は第2楽章(ラルゴ)をご紹介したいと思います。

この第2楽章は、ドヴォルザーク没後に『遠き山に日は落ちて』や『家路』などの独自タイトルが付けられ、歌詞も後付けされて独立した曲としても知られるようになっていますね。

私が小学生のとき、学校の下校時間(夕方)になると校内放送でこの曲が流れていました。

この曲は下校時の音楽の定番だと思っているのですが、皆さまのところでは流れていたでしょうか?

それでは皆さま。今夜はいい夢を。そして明日・明後日とステキで穏やかな週末・休日をお過ごしくださいネ。^_^


アントニン・ドヴォルザーク作曲
交響曲第9番『新世界より』第2楽章(1893年発表/11分57秒)

◎日本語歌詞
『遠き山に日は落ちて』
(堀内敬三 作詞/発表年不明)

【歌詞原文】
遠き山に日は落ちて 
星は空を散りばめぬ
今日のわざをなし終えて
かろく安らえば
風は涼しこの夕べ
いざや楽しき円居まどいせん

【現代語訳】
遠くの山に陽は沈み
空には星が瞬いて
今日為すべき事を成し終えて
心は軽く穏やかに
涼しい夜風が吹いてくる
さあ、車座くるまざで寛ごう

(現代語訳は九條正博)


©2024 九條正博(Masahiro Kujoh)
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