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僕らは"あのイヌ"を忘れない

ゲーム界隈で"過去の作品のリメイク"を良く聞きます。
最近ではバイオハザードRE:3。(以下バイオ)
そしてファイナルファンタジー7(以下FF)のリメイクが今日(2020/4/10)ですか。

なんかリメイク多いなぁという印象を持たれる方も居ると思います。アニメもそうですね。
それだけ過去に名作がたくさんあって根強いファンが居るという事なのですが

今に始まったモノでも無い。…と僕は思います。

例えばドラゴンクエスト1〜3がリメイクされてスーパーファミコンになってました。

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新ハードが出てある程度すると増えてくる傾向です。
ゲームエンジンも大きく変わると可能性がまた広がります。
特に龍が如くなんてのは当時何となくノッペリしてカクついてる感だったのが「龍が如く極」として出た時「ドラマかというくらいの画の美しさと繊細さ」でとても感動しました。

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比較があったので載せます。

中でもSQUAREの作品は結構リメイクされてたり移植したりな印象ですね。

ちなみに"移植"というのはグラフィックもBGMも内容もほぼその時のままのモノを別ハードで展開するという事ですね。
リメイクは新たに刷新したモノを指していて、先に挙げた画、音、シナリオを"今の技術を使って"作り直す事です。

1990年後期〜2000年初期には
"一部リメイクした"
"移植だけどちょっとCGムービー差し込んでみた"
"○○モード追加"

…と、ビミョーなモノもあったせいか今回のFF7はシリーズ通して大人気なナンバリングでもありますし、

"フルリメイク"( ド ン! )

と大々的に謳ってる…のかなと思います。
(個人の感想です(笑))

昨今ゲームにトント疎くなってしまった自分。
でもリメイク前の頃は現役だったので、やはり当時を振り返ってお話しさせて頂きます。

「リメイクされた新しい方の話しは出来ません」(笑)
ご容赦ください…。

一番最初のバイオを始めた日は今でも鮮明に覚えています。

まず前評判から「死ぬほど怖そう」でした。
ホラーへの免疫力が無かったのもありますが

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ゲーム雑誌にこういうの載せられるんですもん(笑)

経緯は忘れましたけど、親友の家で、もう1人の親友と僕と3人と居たのですよ。

普通ゲームってのは「一緒にやろう」みたいになるじゃないですか。でも今回は、

「一緒に居てくれ」

修学旅行で離れたトイレに1人で行けなくて…みたいなのと同じ状況です。
そこまでしてゲームするかと思われるでしょう?
でも、やりたいんですよ(笑)

部屋を暗くして

正座で(笑)

バイオは1人プレイですから誰かがコントローラーを握らねばなりません。
なので残り2人は見届け人というガヤです(笑)

ジャンケンの末、僕はガヤを勝ち取りました。

プレイが始まります。
やられた事がある方は分かると思います、これがとても操作しづらい。

慣れない操作に四苦八苦してる間にイチイチ…

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部屋を変える度にこういう演出が入るのです。

開けた瞬間に敵(ゾンビ)が近くに居ようものならもう大変。
見届け人はその辺冷静です(笑)

やってませんから。

アレだコレだと言いつつ進めて行くと…
有名な場面が来ました。

イイ感じに視点が切り替わる細い通路。
奥には扉があります。

「きっと何かある」

そういう直感はみんなありました。
でも、窓を通り過ぎた瞬間。

ガシャーン!!

ガラスを割って2匹の犬が通路に躍り出る!

もうコレが死ぬほど怖くて

「ビクッ」となって全員ケツが浮く(笑)

もうこうなったら周りはただのガヤです。
逃げろ逃げろ! アッチだコッチだと無責任に叫び、
やってる方はもうパニック。

無事部屋を変えて……。

「ふぅーー」

あんなにシンパシーを共に出来た瞬間はないでしょうね(笑)
それがバイオハザードに関する最大の思い出です。

当時"なんであんなに怖いんだろう"と考察した覚えがあります。
ゲームクリエイターになりたい男でしたから。

確証は無いですけどキャラクターの操作方法と、音だと思ってました。
操作はもういいとして、BGMぽくないというのは相当演出上重要だったと感じます。
切れかけの蛍光灯の"ジジ…"という音、響く靴音、静かに刻む柱時計の振り子という環境音を明確に"音楽"として出している気がしました。
家というのは基本的に環境音の集合体なのでバイオハザードをやっている時は静寂感があったのかなと思います。
だからこそプレイヤーはゲームに没入し張り詰めた状態を作れた…のかもしれません。


※以下、3のネタバレが含まれる可能性があります。


バイオは先に紹介した扉があれば、一旦エスケープ出来るというモノがありました。

どんなに怖い状況にあっても、

「とりあえず戻って一息つく」

という事が出来た訳です。
3は、そのプレイヤー勝手な神話が覆されました。

その時は親友と2人でした。
3には追跡者という敵がちょくちょく現れます。
なので出てきてビックリしたらとりあえず逃げるという手法を取っていました。

いつも通りエスケープすると…

ドン! ドン! と逃げてきたの部屋から聞こえてきます。「えっ…」と思ったその瞬間!

ドガーン!!

と扉を打ち破って追跡者が文字通り「追いかけてきた」のです。

うわぁっ! と犬の時の再来です。
親友パニクっちゃって「至近距離でハンドガン撃つ」

ぶん殴られてYou Dead

…楽しい(?)思い出です。

FF7も書こうと思ったのですが、ちょっと長すぎるのでこの辺で終えようと思います。

本当は書きたいと思ったネタがあったのです。
それは次の記事でお話しします。

長々とお読みくださり、ありがとうございました。

かゆい うま


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