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《読書記録_08》2025年、人は「買い物」をしなくなる

「2025年、人は『買い物』をしなくなる」という本を読みました。
この本は、「買い物」という行為を、単なる点ではなく、戦後日本の商店から現代までを含めて線のようにとらえることで、買い物という文化的な背景を考えるのに最適な1冊だと思います。私は、この本を読む中で、「買い物」の将来について考えることができ、その先にある未来について想像を巡らせました。

 人々はなぜ買い物をしなくなるのでしょうか。
本書で述べられている「買い物をしなくなる」ということは、物を買う行為そのものがなくなるわけではありません。むしろ、買い物にかかる時間や手間を省略することで、買い物のプロセスが次々に簡素化されていくことを意味しています。

現在、多くの人々がインターネットショッピングに移行していますが、ネットショッピングでも品揃えが豊富すぎて、商品を選ぶこと自体がストレスになっている人もいます。こうした現象からも、私たちは便利さに慣れすぎていることが分かります。私たちは、買い物にかける時間や手間を最小限に抑えたいと思っているのです。

未来では、データドリブンなアプローチにより、商品が自然に届くようになると予想されます。例えば、アレクサのようなAIを活用し、24時間音声を拾い続けて分析することで、私たちが今必要としている商品が自動的に配達されるようになるということです。このように、買い物は無意識の領域になり、買い物にかける時間はゼロになるとされています。

2025年といえば、あっという間にやってくる未来です。先の未来をしるために読んでおいて損のない一冊でした。


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