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Sampling Jangle vol.0

唐突に、表題のようなシリーズを始めてみようと思います(本編は vol.1 から始めようと思うので、vol.0 の今回は前置き的な話です)。

小難しい背景をすっ飛ばすと、このシリーズは、自称 HIP HOP 好きな自分が、HIP HOP と切り離して語ることのできないサンプリング文化、そして、時代を越えて音楽シーンを支える被サンプリング楽曲達へのリスペクトを込めて、個人的にグッときたサンプリングを(楽曲ジャンル的な意味での HIP HOP にとらわれずに)まとめていこう、というものです。

かなり自己満足目的なシリーズではありますが... 自分がいいなと思ったものをいいと言える人で在りたいので、そう在るためにやっていくぞという気持ちでやっていこうと思います。


ちなみに、サンプリングには黒い側面があるのも事実です。最近だと、Tracklib の登場などによって合法的なサンプリングの障壁が下がりつつあるようにも見えますが、

ただし、実際にリリースする際にはサンプリング許諾料支払い後に日本だと CPRA のような著作権管理団体にサンプリングした曲とそれを使用した自作曲の登録する必要がある。これらの作業はサンプリング許諾を得た後に traklib で申請のためのガイドリンクに沿って行うことができる。

こういったサービスで万事解決というわけではなさそうです。

自分自身、サンプリング文化によって生まれた作品達にはめちゃくちゃお世話になっているので、記事を書きながら、このような(広義には、デジタルコンテンツの二次創作にまつわる)課題についても知識を深め、そのソリューションについても考察していきたいなと思います。

また、自分の本職は Blockchain 領域なので、その辺りとの交差点も探れればよいかなと思っています。個人的には、以下のような JASRAC の動きはあまり腑に落ちていないですし。PoC ではあるので、頭ごなしに否定したいわけではないのですが、もっと現場(にいるエンドユーザー)目線で踏み込んで考えてみたいです。


ちなみにちなみに、上に書いたような「自分がいいなと思ったものをいいと言える人で在ること」の重要性について考えるきっかけとなった記事も貼っておきますので、興味がある方はこちらも併せてどうぞ。

むかし、母親とテートモダン(イギリスのロンドンにある現代美術館)に行った時のこと。
ただ真っ青にキャンパスを塗りつぶしただけのドローイングを見て「こんなん、どこがええねん」って言ったら、母親が「この国のいいところは、この絵をいいっていうひとがちゃんといるところなのよ」って言ったのを今も覚えてる。

素敵な母上ですな...

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