ちょっとずつ心が深海に沈んでいくような、色が消えていくような感覚
時の流れというものは速いもので、転職してから今日で丸1ヶ月。
まじか。すごいな。
1ヶ月ってものすんごいスピードで過ぎ去っていくもんだな。
えっとね、新しい医療事務のお仕事はそこそこ順調でして。
今までの栄養士のお仕事とは違ってバカみたいに朝早いこともないし、髪を帽子の中に全部入れるから帰るときには前髪が大変なことになってる、みたいなことも起きないし、毎日グリストの掃除もしなくていいし、火傷も手荒れもしない。
医療事務は綺麗な仕事だ。
もちろん覚えることは山積みだし、患者さんの対応は何より疲れるし、レジ打ちも全部電卓の手計算だから責任重大だし、お給料は低いんだけど。
うん、だけどそれなりにそこそこに上手くやってるつもりだし、安定の仕事だなぁと思いつつ、またいつかは転職するのかなぁなんて思いながら毎日チャリを漕ぎながら職場へ向かってる。
簡単な仕事なんて無いし、不満ゼロで働ける仕事なんて存在しないと思うけど、その中でもやっぱり辛いなぁ、と思ってしまうのが患者さんの対応。
1日に100人前後の患者さんを対応する訳だから、中には心ないことを言ってきたり、病院のルールを守れなかったり、理解してくれない人がいる。
世の中にはいろんな人がいる。
年齢を重ねると柔軟な考えができなくなったり、小さなことにイライラするようになったり、思い通りにいかないことが増えて人にぶつけたくなってしまうことも分かる。
分かるけどさ。
分かってはいるんだけど。
この話をすると長くなってしまうから今回はサラッと流すつもりだけど、私はおそらく(HSS型)HSPなので、人の感情に(特に負の感情)に敏感で、眉間にシワを寄せていたり、イライラする素振りを見せていたりする人がとっても苦手なのだ。
だから、「この人急いでるんだろうな」「うわ、なんかイライラしてる」って思うとそのことばかり考えてしまって、いつも上手にできてることがスムーズにできなくなったり、言葉が詰まったりしてしまう。
ルールを守れない人が悪いんだから、注意をしなくちゃいけなくて、注意をすることも仕事で、もちろん出来るだけ物腰柔らかく伝えてるんだけど、そうすると患者さんもこちらを舐めたような態度をとってきたりして、上司の人は「いいんだよ、その対応で。間違ってないよ。」って言ってくれるけど、私が伝えた言葉によって気分を害した患者さんから発するイライラオーラによって、明らかに私の心の隅っこから何かが死んでいくような感覚に陥る。
この気持ち、この感覚、分かってくれる人いるかなぁ。
私は間違ったことはしていない。
なのにどうして人のイライラな気持ちをぶつけられなきゃいけないんだろう。
本当は放っておきたい。
でも病院のルールだから、注意することが仕事だから。
余計なことで心をすり減らしていくのが本当に嫌。
気にしなくていいんだよ、堂々としてればいいんだよ、間違ってないんだから。
そう言われるけど、気にしたくなくても気にしちゃう人だっているんだよ。
私だってそんなことでいちいち落ち込みたくないし、そんなことを気にしていたらいくら心があったって足りないと思う。
栄養士はサービス業ではあるけど、接客だったり電話対応だったり、人に対する応対はなかったから、その辺の神経の摩耗はなかったのよね。
働くって難しい。
いや、働けるんだよ?全然。心を無くせばね。
社会で生きている人は心を無くしながら働いてるのかな。
そんなことも考えずにただ働いてるのかな。
私も考えないで生きられたら、働けたらいいのにな。
世の中の人がもっと心が広くなって、時間とお金に余裕があって、優しい世界になればいいのに。せかせかいろんなものに追われながら生きている人が、ゆとりをもって深呼吸しながら生活できる世界になればいいのに。
せちがれぇ世の中だよなぁ〜〜〜
あと凄くどうでもいいけど、HSPの私には、窓口で受付対応をしただけで「この人HSPだな」ってのが分かることに最近気がついた。
明日頑張ればバレンタイン。
終わり。
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