見出し画像

赤ちゃんはお母さんの顔に・・・

現在、もうすぐ3ヶ月の娘と日々を過ごしてる。

何となくネットサーフィンをしていると、育児関連のページをみていることが多い。ブロガーであるあいのりのクロが最近子どもを出産したそうで、ふと彼女の子育てブログの記事が目に止まった。それはある日、新生児訪問で助産師さんが家庭訪問に来た日のことを綴っていた。その助産師さんから様々な育児のコツを教えてもらっているのだが、その中でとある言葉にひきつけられた。

赤ちゃんというのは、お母さんの顔に憧れてる。そんなお母さんが遊んであげると本当に喜ぶというもの。

憧れている・・・とな?(漫画東京タラレバ娘で主人公たちアラサー女子がテンションが上がった際に発せられる語尾)

もう一度言います。

憧れている・・・とな??

気分があがるとはこのことだ。この文章を読んだ途端、私の気持ちがぐぐっっっと盛り上がり、小躍りしたくなるテンションへ。

赤ちゃんは、お母さんの顔に憧れている。
さあ、主語を変えて、もう一度感じてほしい、この響きを。

私は、娘から憧れられている・・・。

半信半疑の気持ちもありつつ、携帯を床に置き、振り返って3ヶ月の娘の顔を覗き込む。にこりと笑う。相変わらずとろけそうにかわいい笑顔。かわいくていかわいくて目にいれたらさすがに痛いけど、いれられるものならいれたい我が子。こんなかわいい我が子!この子から憧れられてる私って、どんだけやねん!!!

心の底からじわじわと喜びがこみ上げてくる。いやー悪くない、この響き悪くないよ。このかわいい微笑み、愛しい視線、そこに私への憧れが潜んでいるというならば、積極的に私の顔を娘に拝ませてあげようではないか。

さて、ここでよく考えてみた。なぜ、こんなにもテンションがあがったのか。
それは「憧れ」というこの言葉の感覚。小さい頃、誰しもが誰かに憧れるという経験をもっていると思う。物語の中のお姫様、テレビの中のアイドル、近所のお姉さんなんかに。そして反対に誰かから憧れてみたいという気持ちも秘めていたように思う。お姫様に憧れる、そうそれはつまりお姫様になって誰かの憧れの対象となってみたいこととの表裏一体。

もしこれが、「赤ちゃんはお母さんの笑顔が好きなんです」とか「お母さんを必要としています」だったらどうだろう。その時の状況によって、「そんないつも構えなくてすいません」みたいな被害妄想やプレッシャーに心がきゅっとなるかもしれない。遊ばないといけないとマストになると、一気に気持ちが沈んでしまいがち。一方で、憧れている、という言葉には、ふわっとした軽さと乙女心をくすぐる絶妙さがあると思う。

あうあうと元気の良い赤ちゃんの声が聞こえてる。「まーじゃあ、しょうがないなー顔見せてやるかっ」と鼻の下をデレデレのびし、ドヤ顔で娘の顔をのぞきこんだ。



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?