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3ヶ月目: 27人と出会い、見えてきた「私たちが解決すべき課題」とは?

あっという間に創業準備を始めて3ヶ月が経ちました。れーらです!

前回の記事では、2ヶ月目の怒涛の日々を振り返り、3ヶ月目は「事業アイデアを具体化するための調査期間」と位置づけ、様々な人にインタビューやアンケートを実施していくと宣言しました。

そして、宣言通り、怒涛の調査期間を過ごした私たち。

今回は、3ヶ月目に実施した活動と、そこから得られた学び、そして4ヶ月目の展望についてお話したいと思います。

インタビューを通して見えた、若者のリアルな声

3ヶ月目、私たちが最初に取り組んだのは、10月の最初の週、1週間で27人へのインタビューでした。年齢も職業も様々な方々に、キャリアや夢について、じっくりとお話を伺いました。

1人1時間ほどのインタビューを通して見えてきたのは、私たち自身の周りにはいなかった多種多様な考え方や価値観。

私と同じように、目標ややりたいことが明確で、家族との関係も良好な人がいる一方、やりたいことが分からず、何を楽しみに生きていけば良いか分からない、という人もいました。

年齢を重ねるごとに経験や知識が増え、様々な選択肢を知ることができる一方、選択肢が増えすぎることで、逆に自分の進むべき道を見失ってしまう若者もいるという現実を知りました。

調査の幅を広げ、見えてきた共通の課題感

インタビューに加え、より多くの若者の声を集めるべく、「キャリアと夢に関するアンケート」を実施。40名の方から回答をいただきました。

このアンケートは、インタビューで得られた気づきを元に、仮説の解像度を上げることを目的として作成。インタビューだけでは見えてこなかった新たな発見もありました。

さらに、集まったデータをもとにKA法を実施し、若者たちのキャリアや夢に対する考え方を分析。KA法の結果はこちらです。

KA法による分析結果

これらの活動を通して、年齢や置かれた環境に関わらず、多くの若者に共通する課題が見えてきました。それは、

  1. 自己理解と自己開示の欠如

  2. 具体的な夢や目標の欠如

  3. プロセスの深掘りが不足

  4. 安心して自己開示できる相談相手の不足

という4つの課題です。

そして、この4つの課題の中で、最も根本的な課題は「自己理解と自己開示の欠如」ではないか、という結論に至りました。

しゅんちゃんの弟との出会い、そして気づき

3ヶ月目の大きな出来事として、もう一つ忘れてはいけないのが、高校2年生であるしゅんちゃん(創業メンバー)の弟との関わりです。

弟は学校との相性が悪く、将来についても悩んでいました。そこで、しゅんちゃんの地元である富山まで行き、弟本人、先生、そして私たち2人を交えた6者面談を実施。

この面談で、私は改めて「大人として子供にどう接するべきか」を考えさせられました。

弟は一見、学校をサボり、ゲームばかりしているように見えていました。しかし、実際に話を聞いてみると、彼なりに将来について真剣に考えていることが分かりました。

彼に必要なのは、頭ごなしに「こうしなさい」と指示することではなく、彼の想いに寄り添い、一緒に考え、そして背中を押してあげることだったのです。

面談後、私は弟とほぼ毎日電話で話すようになりました。そこで私が意識したのは、彼を「高校生」としてではなく、一人の人間として尊重し、彼の言葉に耳を傾けること。

すると、彼は少しずつ心を開いてくれ、学校や将来に対する本音を話してくれるようになりました。

この経験を通して、私は「自己理解と自己開示」の重要性を改めて認識しました。そして、それをサポートできるようなサービスを提供することが、私たちの使命なのではないか、と強く感じるようになったのです。

思いがけない出会い、そして学び

弟との面談の直後、偶然にも「ビリギャル」の小林さやかさんとお会いする機会がありました。

映画「ビリギャル」本人の小林さやかさんと3ショット

何気なく彼女の最近の活動を見てみると、なんと認知科学を学んでいるとのこと。私たちが目指す方向性と重なる部分があり、とても刺激を受けました。

また、3ヶ月目には、様々な分野のプロフェッショナルとの出会いもありました。これらの出会いは、私たちの視野を広げ、事業構想を深める上で、大きな力となりました。

4ヶ月目: 本質的な課題を特定し、言語化する

3ヶ月目は、インタビューやアンケート、そしてKA法を通して、私たちが解決すべき課題を明確にすることができました。

4ヶ月目は、その課題をさらに深掘りし、何が「自己理解と自己開示の欠如」を引き起こしているのかを特定し、言語化していくフェーズに突入します。

そして、その課題を解決するための具体的な事業アイデアを考案し、12月1日のピッチイベントに向けて準備を進めていきます。

また、ピッチ資料作成を通して、VCへのアポイントも視野に入れ、事業計画をより具体的に練り上げていく予定です。

私たちは、若者が夢に向かって挑戦できる社会の実現を目指し、これからも全力で走り続けます。

引き続き、温かく見守っていただけたら嬉しいです!

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