たった ひとりの恋物語 第1章 ゴミのような世界
(あらすじ)
世界は俺たちのようなゴミには、生きにくい。
そして、「ゴミはゴミらしく生きろ」と強いてくる。
仕事に、人生に、意味を見失い、淡々とした毎日を過ごしていた主人公、鈴木 弘毅(すずき こうき)。32歳、独身、ゴミ収集を仕事にする彼の目に飛び込んできたものは、かつての恋人である田中 明(たなか あき)が自殺したとのニュース。弘毅は、明との昔語った自分たちの夢を思い出し、再度、人生の新しい一歩を踏み出す。
弘毅の夢は、小説家。
小説の中で、彼が描くのは、明との幸せな