CONVERSE ALL STARの話 #2 選び方編
「定番のCANVAS ALL STAR。コイツをどうしたらもっとカッコよく、素敵に履けるか」
20代前半のウン年間はこんなことを考えまくり、1日のうち8時間くらいは靴紐を通しては外す日々を週3〜5回過ごしていました(バイトって言え)
その研究発表というか、一つの論文を読む感覚で目を通していただけたらと思います。
あくまでも僕個人でそう思う、カッコよく見える履き方なので、全ての人にとってそうではないことをご了承ください。
ただ、街でこう履いてる人を見かけたら僕は三度見しますし、コンバースが好きな人でそういう人は少なくないと思います。
前回の内容と重複する部分もありますが、お付き合いいただけたら幸いです。
それではお付き合いくださいませ。
1. 思い切ってサイズを上げてみる
いきなり前回の内容がかぶってますが、これは本当なんです。何度でも言わせてください、何度でも言います。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、オールスターは幅が結構細い作りになっています。
その為、「普段通りのサイズ」だと、足の幅感が強調されてしまうだけでなく、靴紐の通っている甲の部分の感覚が広がり、シルエットが野暮ったいものになってしまうことが多いです。
なので、+0.5cm〜1.0cmサイズを上げて余裕を作り、そのスキマ部分は紐をしっかり締めて固定してあげると、「靴の細さが強調され、スッキリとしたシルエット」に変わります。
「幅感が細くなるのはわかるけどよォ、そうするとつま先余って歩き難くないか?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、正直1.0cm位までならそんなに変わりません(リーラの偏見ですが)
「そうは言ってもよォ、1.0cmも上げたら足だけでっかく見えないか?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、正直1.0cm位までならそんなに変わりません(リーラの偏見ですが)
なんでかわかんないけど、モデルさんが履くオールスターの感じと自分が履く感じで違うんだよな、シャープさが足りないんだよなという違和感をお持ちの方、是非一度試着でも良いので試してみてください。
正直サイズ感だけで全然カッコよく見えますし、見た目の違いで言えばこれが本記事、僕が伝えたいコツの8割を占めます。
ちなみに僕の知る大先輩(女性)は、ピッタリ23cmで25.5cmをデフォで履いていました……カッコよかった。
ちなみにガッツリ紐を閉めるとかなり紐が長く残ると思います。そんな時は靴紐を足首に一周巻きつけてあげるとかなりお洒落に見えますよ。そうやって履いてる人見たことある人もいるんじゃないかな?彼らは、きっとサイズ選びをこだわった人達です。
2. インドネシア製を選ぶ
実は定番のモデルに、原産国がいくつかあるのはご存知でしたでしょうか?
インドネシア、ベトナムがメインに、そして中国(今はほとんどない)製のものがあります。
ぜひインドネシア製を選んでください。
あまりそんな機会はないと思いますが、インドネシア製とベトナム製を比べると、結構違います。
画像を用意出来ないのがもどかしいですが、トゥキャップ(つま先部分のラバー)の形状に如実に違いがあり、インドネシア製のが形が良く、履いた時カッコいいです。
ただ、こればかりは比べて頂かないと伝わらないので、機会があればぜひ比べてみてください。
比べた上で、僕のCANVAS ALL STARは全てインドネシア製です。
ただ最近は定番品に関してはインドネシア製のものが増えているという噂です。やったぜ。
3.シューレースを変える
唯一の課金要素です。
定番オールスターはデフォルトで、ポリ混のシューレースがついています。白くて平らなアレです。真っ黒(ブラックモノクロームと言います)に関しては紐も黒ですね。
サイズ感を見直した上で、紐まで変えると
まるで違う靴に見えるようになります。
というか
もはや全然違う靴になります。
ただ、紐にもいくつか種類がありまして、僕のnoteで全力でおすすめしたいのは、コットン100%のシューレースです。大体2本ペアで1,000円前後で販売されています。
先述のように、デフォで付属するのはポリ混のものになります。引っ張ってもあまり長さの変わらないこれに対し、コットンのは伸縮性があるので、引っ張ると紐自体が細くなります。
これが先程の、「サイズを上げ、紐を締める」履き方と相性が抜群で、非常に垢抜けた印象になります。
また、コットンレースの方が質感がマットなため、印象が全体的に落ち着くので、新品の状態でもちょっとヴィンテージ 、デッドストックのようになります。
お客さん「お兄さんの履いてるやつ、ヴィンテージ?USA製のやつ?」
リーラ「これっすか?そこの定番っすよ。サイズ上げて紐変えてるだけっす」
お客さん「……同じ感じになるように見てもらえる?」
リーラ「へへ、お任せあれ」
上記の仕様にしたオールスターを履き続ける中でこんなやりとりが何度かあったくらいなので、本当に見違えます。ガチでヴィンテージなんか買おうものなら、状態によっては余裕で定番が10足買えてしまうような金額なので、それと比べるとかなりコスパもいいです。
ちなみにどこで買えるねんという話ですが、最近はさまざまな通販でもコットン100%のレースは販売されていますし(130〜150cmが丁度良いです)、
原宿、吉祥寺そして福岡にあるコンバース直営店ではむか〜〜しのパッケージのものを再現したとても趣のあるものが販売されておりますので、お近くの方は是非覗いてみてください。
4.めっちゃ履きこむ
正直、エイジングの進んだオールスターは無敵のカッコ良さがあります。
ただ、これも雑に履けばいいと言うわけではありません。大事に沢山履いてあげたほうがやっぱりカッコいいです。
「1日履いたら3日休ませる」
なんて格言があるくらい(?)1日履くとくつのなかに靴の中に湿度が溜まりますし、歩くことで圧力がかかるので、それが何日も重なることで、ダメージになっていきます。
何足かでローテーションをしながら履き、出来ればその都度軽くメンテナンスしてあげると長持ちもしますし、綺麗にエイジングされます。
メンテナンスと言ってもそこまで難しくなく、ソールをウェットティッシュで拭き、キャンバス部は柔らかいブラシでホコリ汚れを取り除く、と言ったくらいでOKです。
「俺はガッツリ手入れがしたいぜ!!!」
と言う方は、公式HPがスーパーわかりやすくメンテナンス方法を教えてくれているので是非そちらもご覧ください。正直、公式HPに書かれてること読み込んだらコンバースについてそこそこ詳しくなれるレベルで充実してます。すげぇ。
ローマは1日にしてならず、
かっけぇオールスターも1日してならず。
エイジングという言葉の通り、焦らず時間をかけて、いろんなところへ連れ出してあげてください。沢山の思い出を踏みしめたオールスターはいつの間にか大事な一足になっていると思いますし、他のどんな靴よりもカッコよく、かわいく、素敵に見えるようになっていると思いますよ。
偏見まみれでお送りしておりますが、定番をかっこよく履く、カッコよく見せる選び方は以上になります。きっと全然もっと他にも方法はあると思いますが、ひとまずは、ね。
皆様の靴選びが、もっと楽しいものになりますように!
↑上記はリーラ私物で一番盛れたオールスターです。このくらい紐閉めて履くとマジでカッコいいですよ。
コンバース編はまだまだ続きます。
次回からは「ちょっと特別なオールスター」をお送りします。
お楽しみに
リーラ