【LINEヤフーインターンシップ2024】2week 企画職コースイベントレポート
2024年、LINEヤフーとして初めてのインターンシップを開催しました。「2week 企画職コース」は、実践経験を積みながら企画者として「ユーザーファースト」をとことん探求するカルチャーをリアルに感じられるプログラムです。インターンシップ生は各サービスの企画チームに所属し、LINEヤフーのサービスが実際に抱える課題について、メンター社員のサポートを受けながら課題設定を行い、企画や仕様策定を含めた提案を行います。2週間で多様なステークホルダーとのコミュニケーションを経験し、企画職としての仕事を疑似体験できる点が魅力です。
今回は、2024年8月と9月に実施された「2week 企画職コース」についてレポートします。
インターンシップ生向けに企画職の市場価値やビジョンを深く理解し、LINEヤフーでの働き方を具体的にイメージしてもらうことを目的として開催された役員セッションのレポートもぜひ、あわせてご覧ください。
インターンシップの流れ
「2week 企画職コース」は、2024年8月19日から2024年8月30日までの2週間と、2024年9月2日から2024年9月13日までの2週間の期間で2回にわたって開催されました。
オリエンテーション・課題説明
インターンシップ初日は、オリエンテーションから始まりました。ここでは、期間中の流れの説明やインターンシップ生同士の自己紹介、企画職についてのインプットを行いました。その後、各インターンシップ生は配属されるプロダクトチームのメンバーと顔合わせを行い、取り組むべき課題のインプットを受けました。
期間中の取り組み
インターンシップの期間中、インターンシップ生は各プロダクトのチームに配属され、課題に取り組みます。チーム内での取り組み以外に、先輩社員の登壇セッション、人事面談やメンターとの1on1ミーティングのプログラムも設けられています。あらゆる視点から、個人の成長や課題に対するフィードバックを受ける機会が設けられました。インターンシップ生が自分の進捗を確認し、改善点を見つけられるような仕組みとなっています。
中間発表
インターンシップ5日目には中間発表が行われました。この発表では、インターンシップ生がこれまでの進捗をチームやメンター社員に報告し、具体的なフィードバックを受けることで、最終発表に向けた準備を進めました。
最終発表
最終日には、インターンシップ生が2週間の成果をまとめた最終発表が行われました。各インターンシップ生は、自分の取り組んだ課題に対する解決策やプロジェクトの成果とインターンシップ期間中の気付き・学びを発表しました。提案施策を行う重要性やどんな意思を持って提案しているのかを明確にし、決裁者に実施可否を検討してもらうイメージでプレゼンを行いました。発表後、各配属部門のリーダーからフィードバックを受けました。この発表は、インターンシップの集大成として、インターン生にとって非常に重要な機会となりました。
発表テーマ
インターンシップ生は、以下のテーマで企画課題に取り組みました。
総括
執行役員 エンターテインメントカンパニー トーク事業統括本部 統括本部長 渡辺 尚誠
みなさん、本当にお疲れ様でした。改めて感謝申し上げます。発表は非常にワクワクするもので、それぞれのサービスの特徴がよく表れていておもしろかったです。発表を聞いて、「LINEヤフーとして、もっとこうしたらいいのにな」とか、「まだまだ私たちにもできることがあるのではないか」という気持ちが湧いてきました。これは非常にポジティブな悔しさであり、みなさんの発表がそのような刺激を与えてくれたことに感謝しています。
発表を通じて、「驚き」や「違和感」とは何かを改めて考える機会を得られました。どうやって意外性やギャップをつくり出すのかという課題が浮かび上がり、非常に良い刺激を受けました。
今後、LINEヤフーのプロダクトがみなさんにとって、常に「使ってみたい」と思えるような場であり続けるために、私たちは努力を続けなければならないと決意を新たにしましたし、もし今後みなさんが入社されるのであれば、私たちがそうした場を提供できるように心掛けていきます。一緒に働けることを楽しみにしています。
執行役員 メディアカンパニー ヤフーメディア統括本部 統括本部長 小林 貴樹
今回のインターンシップでは、みなさんに企画者としてLINEヤフーのサービスが抱える課題に取り組んでもらいました。しかし、課題は無限に存在します。そしてその答えもまた無限にあります。みなさんがさまざまな方法で課題を解決しようとしたプロセスは素晴らしかったです。結果として出てきた企画も非常に良いものでした。企画力には本当に感心しましたし、今後もぜひ自信を持ってほしいと思います。
しかし、会社に入ってからの活躍や成長はまた別問題です。実際に企画を実現するには、会社の特性や事情、プロダクトが抱えるほかの課題との優先順位など、さまざまな壁に直面します。これらを乗り越えるための苦労も今後は経験していただければと思います。
最終的に重要なのは、自分がどう動くかです。どんな課題や現実に直面しても、それを乗り越える力を持つことが大切です。自分の力を信じて、ぜひ頑張ってください。どこを選ぶかよりも、どう動くかが未来を形づくります。今後、皆ささんが良い仲間になれると信じていますし、その力を信じて進んでください。
執行役員 メディアカンパニー LINEメディア統括本部 統括本部長 上田恭史
みなさん、2週間本当にお疲れ様でした。短い期間で、課題のキャッチアップを含めたプログラムを遂行するのは非常に大変だったと思います。それにもかかわらず、皆ささんが短期間でここまで成果を上げられたことに驚いています。私の立場上、統括本部長としてメンバーの業務も見ていますが、社員が持ち寄る企画と比べても、全く遜色がないと感じました。この2週間での成果は本当にすばらしいと思います。発表も非常に上手で、資料も洗練されており、見やすくわかりやすかったです。緊張されていた方もいるかもしれませんが、それを感じさせないスムーズなプレゼンテーションでした。
みなさんはインターンシップを通じて、LINEヤフーの企画職が大切にしているポイントをしっかりととらえてくれていたと感じました。レベルが高かったからこそ、難易度の高い課題にも取り組んでもらえたのだと思います。もし今後入社された際には、さらに頭を使うプロジェクトに携わる機会があるはずですので、その際には今回の経験を生かしてもらえると嬉しいです。
執行役員 コミュニケーションカンパニー LY会員サービス統括本部 森 健
まず全体として、皆さんが提案した企画には非常に感銘を受けました。純粋にすばらしい企画ばかりで、こうした若い才能がこれからの時代を牽引していくのだと実感しました。
企画書を作成することは、企画業務全体のほんの一部でしかありません。残りの99%は、提案者がプロジェクトマネージャーとして社内の関係者と議論をしながら意見を集めて推進することです。企画が法的な問題に抵触する場合は修正が必要ですし、リリース後もPDCAサイクルを回して成長させることが求められます。リリースがゴールではなく、サービスの成長が真のゴールです。
今回のインターンシップを通じて、こうした企画業務のプロセスを理解し、解像度高く見てもらえたのではないかと思います。冒頭でも述べたように、みなさんの企画は非常にすばらしいので、自信を持って進んでください。
参加した学生の声
参加した学生のアンケートは全員が「とても満足」という結果となりました。
最後に
企画職のインターンシップは、実際の企画現場で日々向き合っているリアルな課題に取り組むことで、その規模感や市場に届けるワクワクを肌で体感できます。その過程でメンターだけでなく、多くの企画部門社員と会話しながら得た現実的なアドバイスを踏まえてアウトプットを出していくので、参加者のみなさんは企画業務の神髄に触れる経験が積めたのではないかと思います。自分の実力を試しつつも、サービス作りにおける強みや改善点にも気づき、学びにつながった場となりました。
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