デザインチームのミステリアス4
こんにちは。LINE Fukuoka(以下、LFK)デザインチームのミステリアス4の一員、ファルコン(仮名)です。早いもので入社から9ヶ月が経ちました(2022年8月現在)。
私たちは、45人ほどのデザインチームの中で4人しか居ないディレクター。
チーム定例やワークショップ以外では、日頃から交流する機会が少ないメンバーも多く、チームメイトでも私たちが何をしているのか、詳しく答えられる人が少ないという実態があります。
そんな日陰に咲く私たちの事を少しでも知って欲しいと感じ、この場を使って担当業務とメンバーを紹介していこうと思います。
進行管理だけじゃないのよ役割は
デザインチームにおけるディレクターの役割は、社内外で制作するクリエイティブの制作進行管理やデータ分析を通して、制作業務全体の取りまとめを行うことです。
簡単に言うと「交通整理係」のような役どころですが、実際の業務内容は多岐に渡ります。
まず、ディレクターなので「制作進行管理」。
そのほかに「品質チェック」「webディレクション」「ベンダーマネジメント」「数値管理」にも積極的に関わります。
この強みを活かし担当外業務の運用サポートをする事があったり、時には自分で仕事を見つけ、その成果がチームへの貢献につながったりする事もあります。
なので意外なところで自分の隠れた才能に気付くことができる、常に成長し続けられるポジションです。
こう見ると、なんだかオールラウンダーのようにも見える役割ですが、私たち4人の個々の特徴はそれぞれ異なります。
個の強みを寄せ合わせ、ディレクター全体としてのオールラウンダーを目指す私たち。そんなメンバー4人からそれぞれの業務紹介と仕事に対する思いを聞いてみました。
ミステリアス4のメンバー紹介
Closing the Distance
おはようございます、こんにちは、そしてこんばんは。
LFKデザインチームのwebディレクター、モモンガ伯爵(仮名)です。
主な業務は
アウトソースについては他の説明や、このあと登場するメンバー、マクフライ、ファルコンの項目で紹介があると聞いたのでそちらにおまかせするとして。ここではWebディレクターについて私のバックグラウンドと、それを活かしたLFKでの働き方についてご紹介します。
私は2020年にLFKに入社しました。
それまで、不動産会社でインハウスで3年、
ホームページ制作会社で7年のWebディレクターの経験があります。
不動産会社では外部のデザイン会社と協力して、
大手ポータルサイトに負けないような検索のしやすさや、
掲載物件のみやすさをひたすら追求しながらSEO対策や広告の運用まで行っていました。
Web制作会社では、テレビ局から士業まで、
多種多様なクライアントのサイト制作を手がけさせていただきましたが
という問題解決がゴールの場合が多かったのですが、
サイトはユーザーのもの(お金を出すのはクライアントですが)。
ゴールに繋げるために必要なコンテンツは何か。
コンテンツをどんな見せ方をすればユーザーの心が動き、問題解決に繋がるのか。
という考えを軸にサイト設計を心がけていました。
LFKでもこの経験を活かし、アウトソースの運用を行いながら、
Webディレクションにも携わっています(一部紹介)。
冒頭で「それを活かしたLFKでの働き方についてご紹介します。」とか書いてみたものの、
これまで行ってきたことが、LINEの価値基準「LINE STYLE」にもつながっているため、
LINEだから〜という特別なことをやっているという感覚はなく、
経験や得意を活かしながら働くことができています。
▼LINE STYLE
デザインからディレクションへ
おはこんばんにちは、マクフライ(仮名)です。
私は、LFKに入社した当初はデザイナーからスタートしたのですが、徐々に前職のアートディレクションの経験を活かして、ディレクションのキャリアの幅を広げたいと考えるようになり、行き着いた先がアウトソース運用でした。
いま取り組んでいる主な仕事内容を軽くご紹介すると、
1はアウトソース先が制作したクリエイティブに対して
上記の視点で品質チェックを行っています。
デザインの細部に関してどのような視点でチェックしているかは、過去に投稿したこちらの記事を参照すると分かりやすいのでぜひ読んでみていただけると嬉しいです。
続いてベンダーマネジメントです。
ひとつ目の品質管理もベンダーマネジメントに含まれるのですが、それ以外にアウトソース各社が依頼に対して納期を守っているか、コミュニケーションに支障がないか、リソース状況の把握などを各項目に分けてスコアリングを行います。
そして、集計したスコアリングからアウトソース各社とミーティングを実施し運用面のリスク管理につなげています。
アウトソースの運用でもっとも注意している点は、こちらからの要望を伝えるだけでなく、アウトソース先からの要望も都度受け入れること。
お互いが円滑に業務を行うより良い環境を作る仕事です。
信頼を得るためのちょっとした心掛け
こんにちは、本記事を取りまとめているファルコン(仮名)です。
主な業務は
私からは、私のこれまでと現在、そしてこれからのお話を通して、
ディレクションの仕事に役立つマインドの持ち方を共有できたらと思います。
LFKに入る前は、東京に有る企画側の部署でプロモーションや
デザイン業務を担当していました。
ご縁があり、企画側での実務経験を持つ初めてのメンバーとして
今のチームに加わったのですが、
この頃からあるビジョンを持って業務に励んでいます。
それは、企画側とチームを繋ぐディレクターになること。
変哲もなく業務上当たり前のことですが、
自分の価値を最大限に高める事のできるこれ以上の目的はないと思っています。
具体的な手段として、
どんな業務に対しても「一つ一つの積み重ねが信頼につながる」と信じ
そのマインドを持って物事を見るようにしています。
その場その時の事だけを考えず、自分の言動の影響範囲を意識するという感じです。
例えば、
企画側から制作内容変更の依頼が入った時、該当案件の事だけでなく
今後のことやアウトソース先との信頼関係への影響も考え判断します。
その中で依頼内容を自分の中で一度噛み砕き、
最低限の修正で目的を達成できるよう再提案する時もあります。
そうすれば、想定より簡単にクリアできることも多く
未来の課題の対策案として今後の糧にもなってくれるんです。
このように「積み重ねが信頼につながる」マインドで日々過ごしていると、毎日新しい課題や挑戦と向き合っているような感覚になります。
すると自然と対外的な折衝能力が身に付いていき、
それが最終的には組織間の関係性を構築するための手助けになるんです。
▼私と同じ東京→福岡に移住・転職したチームメンバーの記事です。
福岡に来て彼女がどう変わったのか、ぜひご覧ください!
デザインは数値で測れるのか?
こんにちは、数値担当のマシュー(仮名)です!
入社して約2年半、デザインにフォーカスした数値と向き合ってきました。
また、80〜90年代の音楽やサブカルチャーが大好きな僕は、毎度チームに古いネタを持ち込み、若いみなさんに知っていただけるよう普及活動にも励んでいます(笑)
そして、個性に富んだ4人の中で強みを活かしつつ楽しんでデザインの効果や成果の見える化に日々励んでいます。
早速ですが、僕の業務について【やりがい】【大変なこと】【今後の目標】の3点から紹介します。
【やりがい】
「これがデザインの成果です!」とデザインにフォーカスして考えていけるところです。これはクリエイティブ室デザインチームという組織だからこそ突き詰められることではないでしょうか。デザインの力を測るという世の知見がそう多くないからこそ、自分ならではの知見や強みを手にしようと常に思いながらデザイナーと会話をしたり数値を見ています。
【大変なこと】
率直にデザインの力を数値で証明するのが難しいことです。安直な立ち向かい方だと全く歯が立ちません。壁にぶつかることばかりですが、デザインにフォーカスする前にまず「全体像の森から把握して、デザインという木はどういう貢献をしているのか深掘りしていく」ということが近ごろ手応えを掴みつつあるところです。難しく考えすぎるとデザイナーにも伝わらないので極力シンプルな思考でアウトプットすることも心がけています。
【今後の目標】
LINEには巨大な蓄積データもあるのでそれを活用したデザインの貢献度や深さを図る指標を自分なりに見つけて運用を確立させたいです。そしてみなさんによりよいクリエイティブをお届けできたらと思います。
最後になりますが、過去にインタビューを受けた記事や外部のメディアサイトにて記事を書いていただいたものがありますのでよろしければご覧ください。入社動機や実際の業務について少しでもイメージを持っていただけると幸いです。今後にもご期待ください!
まとめると、私たちってこんな集団
冒頭に書いた通り、全員特性の違う個性豊かなメンバーですよね。
でも実は4人で共通している特性もあるんです。それは、
を備えていること。(ファルコンは修行中ですが)
どんな業務でも、人と人との間に立つ事の多いディレクター職の真髄は、ここにあると思っています。
これはプロジェクトに対してもそうですが、ディレクター間の関係構築に対しても活用できる考え方です。
お互いの強みを共有し理解を深め合う事が、私たちが関わる全てのクリエイティブの品質管理向上に繋がっています。
さいごに
そんな私たちの目指す次のステージは、個のデザインを見る力を強化しクリエイティブの品質を向上させ、それを安定的に生産することです。
個のパフォーマンスを最大限に発揮し、揺るぎない品質のクリエイティブを生産し続ければその先できっと私たちの価値、ひいてはディレクターという肩書きの枠も超えて新しい役割を作り出すことができるかもしれない。
私はそう信じてこれからもメンバーと一緒にがんばっていこうと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。この記事がディレクターまたはディレクターを目指す方にとって少しでも参考になったら幸いです。
デザインチームでは私たちと一緒に励んでくれる5人目の仲間を募集しています。少しでも興味を持ってくれたミステリアスなあなた。WE GET YOU!