襷渡し記録会 リカオンズと五月病対策💪
みなさんはじめまして、Lycaonsのメンタルアドバイザーを担当している伊藤です。
先週の襷渡し記録会で私の存在をお褒めいただきまして、ちょっとハードルが上がってる気がしてドキドキしていますが、最後まで読んでいただけるとうれしいです!
今回のnoteは、Lycaonsファンやランナーの皆さんも警戒してるかも?という五月病のお話です。
五月病って?
まずは、五月病って?というところから。
”五月病(ごがつびょう)は、新人社員や大学の新入生や社会人や中高生や小学生などに見られる、新しい環境に適応できないことに起因する精神的な症状の総称である。”(Wikipediaより)
…うん、全員ですね。続けてください。
”発症に至る例としては、今春に生活環境が大きく変化した者の中で、新しい生活や環境に適応できないまま、ゴールデンウィーク中に疲れが一気に噴き出す、長い休みの影響で学校や職場への行く気を削ぐなどの要因から、ゴールデンウィーク明け頃から理由の不明確な体や心の不調に陥る、というものがある。”(Wikipediaより)
…(そっ閉じ)
読んでるだけでシュンとなってきます。
私の印象ですが、春に生活環境が大きく変化せずとも、この時期は天候と相まってみなさん心身の調子を崩しやすいですよね。六月に起こる場合は六月病なんて呼ばれるそうです。
無理せずにね、ストレスためないようにね、なんて周りは言いますが、言うは易く行うは難し、です。
こんなとき、皆さんはどうしていますか?
リカオンズの五月病対策
新年度の疲労が出始めるこの時期、Lycaonsの選手とスタッフはどのように対策しているのでしょうか?皆の回答を図にしてみました!
縦軸は何に焦点を当てて対策しているのか、横軸は場所を表しています。
こう見ると、人によって色々な手段があることがわかりますね。
4つのゾーンに分けて、見ていきましょう!
まずは右上の情動焦点型・アウトドア派から。
岩手を背負って走る選手の小橋新さん、管理栄養士のシンペイ先生、マネージャーの小林さんがこのタイプの対策をしています。
情動焦点型というのは、気持ちをプラスへ持っていこう!という考え方のことを言います。
小橋新選手:競技の事を考えない日を作っていて、社会人になってからも仕事と競技のどちらからも離れる日は定期的に作っています。好きなアイドルのイベントに行ったり、バラエティ見たり、服を見に行ったり。
シンペイ先生:休んでない勢ですが、連休終わった後も遊ぶ予定入れ続ければいい気がします!
小林マネージャー:GW明けに思いっきり休みを取って旅行に行くと、人も少なくてリフレッシュできます🚅今年は長野を通り越して金沢へ行ってきました🍣
3人はとてもアクティブ!シンペイ先生に関してはアクティブ通り越してパワープレイな対策ですね。休んでいない点が心配です…
次は左上、情動焦点型・インドア派を見てみましょう。
毎週面白い記事をnoteにあげてくれている、スタッフの春日千速さんがこのタイプでした。
春日さん:いつも「嫌だけどやる」のパワープレイで乗り越えてます。お酒飲むのがかなり息抜きになってて、毎日手軽にストレス発散出来てるのもいいのかも。
春日さんは「自分のメンタルを切り離すの割と得意」とのことでした。トップアスリートとして走ってこられただけあって、メンタルを扱うのが上手ですね。
さて、最後は左下の問題焦点型・インドア派です。
問題焦点型というのは、ストレスの原因と向き合おうという考え方のことです。
こちらにはマネージャーの中郡さん、スガワラ妻としておなじみのフットセラピストのなほこさんが当てはまりました。
中郡マネージャー:仕事とプライベート割り切って過ごしてます!苦手なことをやらなければいけなかったり少し忙しい時期には、好きな食べ物を買ったり、趣味を楽しむ時間を少ない時間でもあえて作るようにしてちょっとした楽しみを作って乗り切ります。
なほこさん:とにかく無理しないこと(時にはズル休みも)、友達と夏休みの旅行の計画を立てる、あとは特に気にしないこと!
お二人には、ストレスの原因を理解して扱おうとする雰囲気を感じました。
陸上畑出身でない中郡さん、Lycaonsの活動も楽しみの中に入っているのではという気持ちになります。
なほこさんは会社員時代、毎年五月病を経験されていたとか。無理しないことを実践できる点はさすがです!
そして最後の最後、どのゾーンにも当てはまらなかったのは、ボスのスガワラさんです。
なぜ当てはまらなかったのかというと…
スガワラさん:私の五月病対策ですが、「この仕事をしていること」です!
GWというものがあったことがほぼないので、五月病になり得ず、経験がありません(笑)
GW関係なく仕事するという、スガワラさんらしい対策です。その手があったか。
こっそり共感する人も多いのではないでしょうか?
でも、ワーカホリック感があるので皆さんにはオススメしません❌
私も春日さんと同じ意見ですがちゃんと寝ているんでしょうか。
私のオススメ五月病対策
選手とスタッフ、それぞれの対策に個性が表れていましたね。
最後に、私からはスポーツメンタルトレーニングでよく使われる方法をご紹介していこうと思います。
【呼吸を大事にする】
鬼滅の刃を見てやはり思うのですが、呼吸を大事にするって手軽で無料でできる最高の医療ですよね(鬼殺隊は呼吸によって止血したり、毒のめぐりを遅らせたり、すごいんです!)。
たかが呼吸ですけれども、肺や首まわりの筋肉が凝り固まっていると呼吸を味わうこともできませんし、感情によって速度や深さが左右される奥深さもあります。
ポイントは「吸う」「吐く」それぞれにあります。
まず吸うときは、新鮮な酸素とともに快適な興奮をもたらすエネルギーが入ってくる感じをイメージしながら、身心が興奮していく感覚を観察すること。
そして吐くときは、不要な二酸化炭素と不快な興奮をもたらすエネルギーが出ていく感じをイメージしながら、身心ともに沈静していく様子を観察する。
私はこれに加えて、実際の空気を深呼吸したくなるものにすることを心がけています。
これから梅雨が到来しますが、こまめに換気するなどして皆さんも実践してみてください。
あとは、あくまでスポーツメンタル"トレーニング"なので、繰り返し使うことで効果が発揮されます!
自然や自分を慈しもう
5月、6月は青葉や濡れた植物の美しさを感じられる時期。
アクセルを踏みっぱなしにすると見逃しがちな事もあると思います。
自然と触れ合うこともオススメです。Lycaons拠点の伊那で癒されたい方はぜひご連絡ください🏔
今は一人ひとり、自然や自分を慈しみながら緩めのスピードで楽しみませんか?