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『先月のふりかえり』

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月に一度、先月の自分をまとめてふりかってみようと考えた。(2~3ヶ月後に書くリズムが定着してきました)
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記事一覧

11月と12月のふりかえり|いわゆる新卒一括採用は、なんて雑なんだろう

昨年最後の2ヶ月間だ。IMAXで観た「カリオストロの城」が忘れられない。 10月末日 豊嶋秀樹…

西村佳哲
6日前
40

3月から10月のふりかえり|終わりを決めて始めるのは大事

8ヶ月間をまとめて一気にふりかえります。 3月◯日 出張先の大阪で、エリセの「瞳をとじて…

西村佳哲
1か月前
62

2月のふりかえり|「よく出来ている」ものより「面白い」方がいい

この月の半分はワークショップで遠野に滞在。最近は一年に三回くらい、こんな月がある。 2月…

西村佳哲
3か月前
41

1月のふりかえり|「いろんな人生がある」という一言にしてしまうとつまらない

半年分たまってしまった…。1月は前月の「どう?就活」や年末のワークショップを終えて、一息…

西村佳哲
7か月前
50

12月のふりかえり|誰も彼も精一杯やってこのありさま

サクッと書きたい。 12月◯日 久しぶりに『PET』(三宅乱丈)を読み返し最終巻で泣いた。ス…

西村佳哲
11か月前
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11月のふりかえり|見えているのに、見ていなかったものが

今月はコンパクトに書きたい。 11月◯日 生活工房へ「子ども・おや・じぶん 親子関係を生き…

西村佳哲
1年前
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10月のふりかえり|表現者には難しい時代で、同時に、役割がハッキリした時代を生きていると思う

写真上:前田聡子 先月の遠野滞在のつづきから。今月はなんでだか長い。 10月◯日 「インタビューのワークショップ」の中で、参加メンバーと〝物語〟の話になる。本人は「前にこういうことがあったから、いま自分はこうで」といった因果関係で自分を語りがちだけど、そんなことはなくて、実はすべて〝たまたま〟なんじゃない?  きき手も過去・現在・未来の流れで人を理解しがちだ。一貫性や、同じ一つの物語を生きているという認識は安心感を与える。けど、人が生きていることのわけのわからなさや、無

9月のふりかえり|個人性をつぶさない組織や、社会であって欲しい

9, 10月のメモ帳をなくした。忘れちゃったことは、忘れてしまっていいのかな。 9月◯日 西…

西村佳哲
1年前
47

8月のふりかえり|たいていのことは〝たまたま〟なんじゃないか

2ヶ月にわたるワークショップ群が終わった。たまっている月報を書きたい。 8月◯日 大阪へ…

西村佳哲
1年前
57

7月のふりかえり|小説は、叙述と描写と会話で進む

今月は駒沢敏器さんの作品を経て、片岡義男さんと出会い直した月。自分の言葉で書いて、この身…

西村佳哲
1年前
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2023年6月のふりかえり|やっているうちに面白くなるのに

photo above: Takusen Inamoto 今月のハイライトは、「かがやきロッジ」の看護師・赤池芳恵さ…

西村佳哲
1年前
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2023年5月のふりかえり|恩返しをいそがないと

5月は半分以上遠野のクイーンズメドゥ・カントリーハウスですごした。引っ越すわけじゃない。…

西村佳哲
1年前
21

2023年4月のふりかえり|一人では学びにくいので、いい仲間がいる

4月は5月の前の月、と書くとあたりまえだけど、GWにひらくワークショップの準備がいつも中心…

西村佳哲
1年前
21

2023年3月のふりかえり|わからないことを急いで考えないで

4ヶ月たまってしまいました(いま7月)。月々のルーティンを崩した主因は「書くワークショップ β」。それについては、来月のふりかえりで。 3月◯日 東京に来ていた若い友人夫妻を、無理矢理つかまえて品川駅でお茶。彼らはふだん長野の山あいで暮らしている。9年前、ワークショップに一緒に参加してきて、そのころはまだ同じ職場の先輩と後輩だった。 この二人のことが好きなんだよね。後輩にあたる女性は、言葉を並べる前に跳ぶタイプ。先輩にあたる男性は慎重さがすこし勝るタイプで、凹と凸が合っ