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新年早々の憂鬱
毎年、年末年始は少し憂鬱だ。
何故って?今年は帰ってくるのか、という質問に
答えなければならないからだ。
勿論、今年も答えは「NO」祖父祖母の法事以外で、
ここ何年も帰省はしていない
帰省しても、ホテル泊まりで実家には泊らない
そんな年月が流れている。
【年末年始、お盆は帰省して家族と過ごしましょう】
こんな余計な事を言ったやつは、どこの誰だ?
実家があるうち親が居るうちに親孝行しましょう?
親孝行したいと思った時に、親はなし?
そんなことは百も承知の上だ
未来の自分の心配も大事だけど、今の自分を守れるのは、今の私だけなんだから
これだけは、反論も異論も認めるつもりはない
帰省したくない理由は、色々ある
父母も勿論だが、1番は兄に会いたくないのだ。
私に強烈なトラウマを植え付けた人間
喧嘩している訳でもなく、顔を合わせれば普通に接しているつもりだ
だから向こうは恨まれてること自体、気が付いていないかもしれない、それでいいのだ
内容は、不愉快な思いをされる人もいると思うので、書かないでおくことにする
それでも私は、生涯きっと兄だけは心から許せる日
は来ないだろと思っている
それで構わない、向こうは中部地方でお店を経営し
私は関東で生きてるのだから、親が亡くなったら
もう2度と関わる事もないだろう。
「好きの反対は無関心」これは真理かもしれない
全くもって、私は兄に対して無関心なのだ
親から話しを聞いても「へー」それ以外の感情が
全く湧いてこない
怒りも憎しみも悲しみも何もない、そこにあるのは
限りない「無」の感情
だからといって、全てなかったことには出来ない
のだが …
憎しみや恨みの念を持って、執着せずに済んでいるのは、我が事ながらありがたい
これは元々の私の気質によるモノが、大きい要因だと思う
あまり物や人に執着も嫉妬もしないタイプである
という性格が、今回は幸いしたようだ
話しがずいぶん回り道してしまったが …
そんなこんなで、なんとか帰省から逃げ続けてたら
今度は母が襲来してくることになった … 敵もなかなかやる
母は昔から、よく家出をする人だった
だから、私が実家を離れた高校生の頃からよく、
家出のダシにされてきた。
おばあちゃんから電話が来ても、嘘を吐くように
言われ
「お母さんの行き先は知らない」 と嘘を言うのがとても辛かった。
そんな記憶のせいもあり、
母が1人で私のところに来る=母の家出の思い出が蘇るせいで、余計に憂鬱になる
それに今回は、正月休み明けから3日間も泊まる
気のようだ
向こうも、正月休みの間は他の親戚が来ていて
家を空けられないのだろうが、
正直に言えば、そんなこと私の知った事ではない
仕事始めの時期に3日間も家に泊まられたら、
こっちだって、大変なのだ ...
いつだってそうだった、優先されるべきは私の都合ではないのだ。
「嫌なら、断っていいんだよ?」実にズルい言い方をする。
「今まで、親らしい事を全然してあげられなかったから、いま病気が重なって大変な思いをしている娘の力になりたい、頼って欲しい。」
そう言っている母親の訪問を、どう断れと?
勿論、断れる人もいるのだろうが
私は、非情になって突っぱねる事すらできない、
臆病者なのだ
我ながらうんざりする、何も変わっていないじゃないか、己の弱さを突きつけられると共に、
今年は、もう少しだけでいいから好きな自分で、
誇れる自分でありたいものだ。
今年は、幸せが溢れる1年に なりますように✩࿐
[内容追加改変、2025.1.6 AM 1:16]