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ワタスのC-C-Bお沼り期
どうもー。
学年末テストが終わり、少々浮かれぎみな輩でございます。
あっ、初めましての方はお初めましてです!
(布教する気満々で書いているので、前置きが不自然ですけれど…気にしないでください笑)
※C-C-Bについて語らせてもらう前に…
熱量に任せて思うがままに書いていたら、超スーパーロングな文面(おおよそ14000字弱)になってしまいました。かなりボリューミーです。
あと脱線要素が多いので
ツッコみながら読んでいただけると、幸いでございます笑
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-突然ですが、"C-C-B"というバンドをご存知ですか?
名前だけ言われると、疑問符を浮かべる方がいると思いますが…
"「誰か Romantic 止・め・て~♪」とピンクの髪色で、メガネをかけたドラマーが電子ドラムを叩きながら歌う"
と言えばピンとくる方が多いのではないでしょうか?
そう…
ワタクシは、このバンドに沼ってしまったのです。
しかも40年という月日が経った今、17という歳で。
というワケで今回は"ワタスのC-C-Bお沼り期"と題しまして、
どういう経緯で沼っていったのかをC-C-Bの魅力ポイントと絡めてお送りしたいと思います。
(クソ長くなると思いますが、暫しお付き合いを…)
まずC-C-Bについて簡単に説明しますと
【C-C-B(ココナッツボーイズ)】※敬称略
関口誠人《Gt.》、渡辺英樹《Ba.》、田口智治《Key.》、笠浩二《Dr.》、米川英之《Gt.》で構成された最高すぎるバンド。
1982年12月結成、83年6月1日『Candy (c/w夢のスーパー・ボード)』でデビュー。
※田口、米川は途中加入
85年、『Romanticが止まらない』で大ブレイクし
同年12月31日に「第36回紅白歌合戦」に初出場。
奇抜な髪色と演奏スタイルが話題を呼び、旋風を巻き起こす。
その後、ヒット曲を連発させるも
87年4月4~6日、よみうりランドEASTでの公演をもって関口が脱退。
同年9月7~8日、初の武道館2Daysコンサートを行う。
89年4月21日、ミュージックステーションにて解散宣言を行い
同年10月9日の武道館での公演をもって解散する。
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といった感じです。
淡白すぎて、C-C-Bのメンバーに怒られそうなぐらいザックリしすぎた紹介文ですが…
許してください笑
何故ならば、82年結成(それ以前ならば77年あたりから)~89年の解散まで事細かに書いてしまうと1年かかりそうな具合だからです笑
言い訳ではないですけれど、何せワタクシファン歴…やっとこさ1年なもので、まだまだ未知数ですから知らないことも多いのです。
···なんてことは一旦放置してはいけない問題なんですけれど、置いておいて笑
では、暫くワタクシのC-C-B遍歴にお付き合いください…
※長いので、目次をつけておきました笑
●第1次C-C-Bお沼り期
☞『Romanticが止まらない』で完全に沼る
ワタクシ、親の影響で80年代のカルチャーが好きでして、その中で昭和歌謡も好きなものの1つでした。
でもそこまで沼ることなく…
中学卒業時にスマホをGETし、Spotifyを入れたことをキッカケに再び昭和歌謡にハマりました。
そこから半年程が経った一昨年の秋頃に、80年代のヒット曲をまとめたプレイリストを聴いていたところ
『不自然な君が好き』が流れてきて、そこでC-C-Bの存在を知るんです。
当時「いい曲だなぁ…」と感じたのは覚えていて、印象に残ったのか、謎にスクショを残しております笑
(関口さんの低音ボイスが印象的だったのかもしれません。)
そして、忘れもしない去年の2月初旬頃。
通学中の電車内でいつものようにプレイリストを再生していた時のことでした。
「テテテテテテッレテテテ~♪(伝われっ笑)」とテクノ調のイントロが流れてきて、ワタスの心を一瞬にして鷲掴み。
あまりの衝撃にとんでもねぇ顔をしていたのか、向かい側に座っていたおっちゃんが驚いて、こちらを見ていました。
そう…
これが『Romanticが止まらない』との出会いでもあり、第1次C-C-Bお沼り期の始まりでもあるのです笑
そこから毎日のようにC-C-Bの音楽を聴くようになり、
"通学中はC-C-Bの曲を聴く"というルーティンまでできるというハマりっぷり笑
基本的には何でもすぐに飽きてしまう私には考えられないことでした。
(あの時は一生『Romanticが止まらない』ばかり聴いておりました笑)
でもそれだけ、C-C-Bの作り出すサウンドが魅力的なんですよね。
あ、年頃の輩なので勿論ビジュアル的な面に関しても笑
『Romanticが止まらない』で大衝撃を受けたワタクシは最寄駅で降りた後、即座に"C-C-B"とググりました。
目に入ってきた画像はおそらく3rdシングルのジャケット。
「いや、カッコよすぎるやろがい!」とホームで叫んだような記憶があります。そのまま鼻血垂らして学校に行ったような…。
楽曲もビジュアルもカッコいいなんて、罪なバンドですよね。ホントに笑
(今はC-C-B全体として好きなんですけれど、当時はウニカットで有名なあの方に一途でした笑)
ハマって1ヶ月弱くらいは『Romanticが止まらない』しか聴いていなかったのですが、
第1次C-C-Bお沼り期中盤になってくると他のシングル曲も聴くようになります。その中でよく聴いていたのは『空想Kiss』。
80年代に青春LIFEを過ごしていた訳ではないけれど、
間奏のキーボードが刺さる、刺さる。
懐かしい気持ちになれるんです。
(ギターラインが特徴的なハードロックアレンジの『空想Kiss』も最近好きです。87年以降のライブではこちらのver.が多いか、メドレーとして演奏されることが多いです。)
時系列ムチャクチャですけども笑、
アルバム曲ならば『浮気なジル』も鬼リピしていました。
初めて聴いたのは、C-C-BメモリアルDVD BOXの中に収録されている"歌謡アン•ナイト"での『浮気なジル』。
限界金欠学生なので勿論、DVD BOXなんて買えるお金もなく…YouTube上で観ました。
80年代特有のテクノサウンドがどストライク好みで、このお沼り期には特によく聴いておりまして、『浮気なジル』がどんだけ刺さったことやら…
この曲の特徴としては
シンセの音とシモンズ(=電子ドラム)の"ポーン"という音がふんだんに散りばめられているんです。
歌詞とは裏腹なPOPサウンド戦略(ワタスが勝手にそう呼んでいる笑)というC-C-Bの特徴がよく出た楽曲の1つだと思います。
···因みに個人的に好きな『浮気なジル』は
✮ よみうりランドEAST'86のほぼ生ドラムver.
✮ The Flying Trip tour'87[高松市民会館]ver.
ですかね。
The Flying Tripは格段に機材が増えたことで有名なコンサートツアーです。(このツアー以降、キーボードとドラムが要塞化し始めるんですよ笑)
アルバム発売前後は昔のアルバム曲でセトリが構成されていることが多くて、『浮気なジル』はその1つでございやす。
ライブでシモンズのあの音が聴けるのはホントに贅沢です笑
よく似たようなサウンドで5thシングルのカップリング曲である『サーフ・ブレイク』なんかも好きですね。
この曲はちょっとした所にテクノ要素が詰め込まれている、散りばめられていて、ある意味遊び心のあるPOPサウンドに仕上がっている楽曲です。
またこの頃あたりから、ワタスの何処か胸の奥で眠っていたレコード収集癖が顕著に出るようになります。
近所にレコード屋さんがあって
ルンルンな気持ちで初めて買ったのが、『不自然な君が好き』でした。
レコードプレイヤーを持っていなくて(今もなんですけど笑)、ジャケットをポスターにして壁に貼ったりだとか、立て掛けて眺めてウットリしたりだとか…。
『不自然な君が好き』のバアイは"開けてビックリ4倍 ワイド・ジャケット"と書かれてある通り、大きくって…
真っ白な壁が一気に鮮やか…C-C-B色になりました笑
今とは変わらない熱量で
だけれど、当時はアイドル的な視点でC-C-Bを見ていた気がします。
あとこの時期、シングル三昧でまだアルバム曲に足を踏み入れてなかったんです。
(思えばSpotifyばかり聴いておりました。)
まさか、衝撃を受けて感化されるまでになるとは…この頃のワタシはまだ知りもしませんでした。
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☞エセC-C-B情報収集家になる【番外編】
C-C-Bに関する情報を収集し始めたのは、この頃からでした。
1日に3回くらい"C-C-B"とググって、情報を得ようとしてた時期でもありましたね。今もそういうスタンス?は変わらないんですけれど笑
何回もググっていて、目に止まったのは
かいしんさんと猫星さんという、C-C-Bについて事細かに書かれたブログを投稿されている方でした。
御二人のブログ内容は勉強になることが多くてですね、毎度強く頷きながら読ませていただくことが多いです。
知らない情報があったら、即座にメモらせてもろております。
(これがメモ魔の始まりかもしれない…笑)
ワタスがC-C-Bについて少ーしだけ詳しくなったのも、色んな視点でC-C-Bの音楽について分析できるようになったのも…
かいしんさんと猫星さんのお陰なんですよね。
この先も大変お世話になります笑
まだまだエセC-C-B情報収集家ですけれど
いずれはC-C-Bの溢れ出す魅力や音楽性について言語化できるように努めたいですね。(言語化するのがハッキリ言って1番苦手なんですヨ…)
●第2次C-C-Bお沼り期
☞アルバム曲をキッカケに再び燃えるC-C-B熱
C-C-Bのシングル曲ばかりを聴き込んでいた"第1次C-C-Bお沼り期"ですが、そこで気づいたことがあるんです。
私はどちらかというとサウンド重視な人間なのだと。
C-C-Bにハマる以前によく聴いていた80年代の楽曲を挙げるとするならば、
イモ欽トリオの『ハイスクールララバイ』であったり、
TOM★CATの『ふられ気分でRock'n'roll』だったり、
中森明菜ちゃんの『TATTOO』だったり…。
よーく考えてみれば、サウンドが印象的な独特な雰囲気のある曲が好きなんですよね。
だから…サウンドを重視して楽曲を作る傾向の高いC-C-Bにハマったのかもと今更ながら思っております。
自分でも未だに分かっておらずなのですが
この時期、アルバム曲を聴くことに何故か渋っていて…
謎の抵抗心が解けたのは、YouTube Musicをインストールしたことが大きいですね。
(ずっとシングル曲を鬼リピしてたからというのもあるかもしれませんが…)
そこでC-C-Bが6年間活動した中で発表した15のアルバムのプレイリストをアップしてくださっている方を見つけて、ランダムにアルバムを聴いていきました。
この当時、好きだったというか…よく聴いていたアルバムは、
85年12月15日リリースの4枚目のアルバム『僕たちNO-NO-NO』です。
推測でおおよそ86年5月下旬~6月頃の番組で
『噂のカタカナ・ボーイ』と『ラスト・ステップ』
をおそらく生演奏で披露していたと思います。
(『スクール・ガール』と『元気なブロークン・ハート』もです。)
関口さんのサックスも勿論「おぉ、オシャンティー」と思いましたが、
(よみうりランドEAST’86=LIVE晴もサックスで演奏されてましたよね。あれもリズミカルな動きに合わせてカッコよかったなぁ…
こんなん書いてますと晴を久々に観たくなってきました笑)
英樹さんのスラップ・ベースがどれだけカッコいいか。
(とくに『ラスト・ステップ』のサビの部分ですね。英樹さん作曲ですから、カッコいいベースラインを入れてきたんだと勝手に思っております。楽器のこと全く分からないですけれど笑)
見惚れまして、またしても鼻血ブー太郎ですね笑
Spotifyならばサブスク解禁されている、ココナッツボーイズ期のアルバムを中心に聴いておりました。
特に『腰抜けスーパー・チャンプ』と『ノー・ノー・ボーイ』。
(どちらも84年8月25日リリースの『Boy's Life』収録曲です。)
『ノー・ノー・ボーイ』は何故だか分からないんですけれどハマっていましたネ。
この頃「レッツ・ラ・ゴー」のゲストが
ムッシュかまやつさんだった時の映像を観まして、それでハマったのか…。それとも不意に流れてきて、ハマったのか…。
覚えておりませんが、すんげぇ聴いてましたね。
のちに「気まぐれナイト•フェイス」というC-C-Bのラジオ番組の初回放送で、関口さんと田口さんが夫婦役で詞を読まれていましたが…こちらも印象的に残っております笑
『腰抜けスーパー・チャンプ』はどれだけ聴いたか覚えてないくらい、鬼リピしました笑
C-C-Bの楽曲戦略だと勝手に思っておりますが
曲中に”効果音”を入れてくるという特色が、この曲には色濃く出ているんです。
『腰抜けスーパー・チャンプ』でしたら、
爆発音とか犬の鳴き声とか曲中に入れてくるんです。
またこれがクセになっちゃって…初聴きのときはこういう類いの曲を聴いたことがなかったので、サウンドを楽しみながら聴いておりました笑
サウンド大好き人間なもので…
また作詞と作曲が英樹さんなのですが、
英樹さん詞の特徴として比喩的な表現というのが挙げられます。
あまり詞の内容的なことは今のご時世、NGワードやもしれませんので触れないでおきますが、この曲の歌詞はボクサーの試合と男女の関わりが比喩されて(隠喩的な表現に近い)描かれています。
この曲に近い表現をしている曲として挙げるならば、『B・I・N・G・O』だと思います。
『腰抜けスーパー・チャンプ』も『B・I・N・G・O』も類似点の多い楽曲なんですけれど、また違った雰囲気なアップテンポな曲調で、比較して聴いてみても面白いかもしれません。
またですね…
第2次C-C-Bお沼り期にはアルバムだけではなく、サンプリングなんかもよく聴いておりました。
(例外はありますが…アルバムにはおおよそ1曲サンプリング曲が収録されています。)
特に鬼リピしていたのが…
87年2月1日リリースの12インチシングル『ないものねだりの I Want You~ゼイ肉MIX』です。
C-C-Bは12インチシングルを計3枚出しているんですが、中でもこのゼイ肉MIXにドハマリいたしまして…笑
まずこの12インチシングルの凄いところは、詞を書き換えているということです。
(※サビは変わりません。)
C-C-Bらしい遊び心満載で、ユニークな楽曲の1つだと思います。
詞のクレジットには松本先生のお名前が記載されているのですが
聴いたところによると、松本先生×関口さん×英樹さんの御三方で詞を考えられたそうです。
またこの曲は3パートに分けることができて、
ファッション編は関口さんが、車編は米川さんが、フード系編は田口さんが、リードボーカルをされています。
ゼイ肉MIXは主にこの御三方がメインですね。
田口さんと米川さんに関しては当時、リードボーカルをとられることが少なかったので、個人的には嬉しかったです。
(ふざけた歌い方も結構好きでして。
”デモ音源の米川さんの歌い方”は聞くところによると、松山千春氏を思わせるような歌いぶりだったとか笑)
C-C-Bのサンプリング系の楽曲は凝ったものが多いのですが、ゼイ肉MIXはそこだけじゃないんです。
シャレが効いているんですよネェ…
例えば車編で例を挙げるとするならば
"おっとロールス TYPEⅢ サンダーバードにインテグラ"
⇒
英樹さんの愛車がフォルクスワーゲンのTYPEⅢで、通称が"黒い弾丸号"。
トークではよく愛車の話が出てきました。
インテグラは田口さんの愛車。
レコーディングにはインテグラに乗ってやってきたそうです。
因みに田口さんの自転車の名称は"カマキリ"です笑
"楽器運ぶにゃ ハイエース"
⇒
当時C-C-Bが楽器を運ぶ運搬車として使っていたのが、ハイエースなんですって。
84年の「レコード8社対抗新春オールスター大運動会」でもこのハイエースで会場に向かったそうな…。
まだこの時はココナッツボーイズでしたね。まだ脱色していない頃の笑
"後ろの正面 サ・メ・ズ"
⇒
関東に住んでいらっしゃる方、もしくは東京在住な方は勿論ご存知でしょう。
鮫洲には運転免許証を更新するところがあるそうですね。
その鮫洲だそうです。
といった感じで、原曲である『ないものねだりのI Want You』のファンキーなラップ詞の良さも残しつつ、コミカルさも加えてて面白いんですよ。
個人的にはサンプリング曲の中で、ゼイ肉MIXが最高傑作ではないかと思っております。
(因みに『ないものねだりのI Want You~ガッツンver.』もあったそうな笑)
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☞ライブ音源三昧な日々
田口さんのYouTubeチャンネル「Taguchi Gumi」を発見したのが、去年の夏休み頃。
YouTubeでC-C-B関連の動画を観ることもハマっていたので、オヌヌメ欄に出てきたんです。
「えっ、田口さんのYouTubeチャンネルだと!? 」
と初手から喰らいつき、初めて聴いたのが
英樹さん・田口さん・笠さんが高校時代に組んでいたバンド「FELLOW」のライブ音源。
このバンドについて説明しますと
英樹さんが17歳の頃に「LAZY(レイジー)」という名で、77年の9月に横浜野外音楽堂で開催された「ヨコハマ野音 最後の日」という野外音楽イベントに出ているんです。(四人囃子やカルメンマキ&OZなんかも出ていました。)
当時「レイジー」というロックバンドがいましたから、ややこしいということで改名し「ステーション」になったそうです。
丁度同時期くらいに田口さんと後にマッチ(=近藤真彦さん)のバックバンド「ダブルス」で田口さんと共にメンバーとなる、ドラマーの伊藤真視さんが加入します。
そして78年頃、伊藤さんがプロを目指し脱退するということで(※伊藤さんは脱退後、恐らくマッチのバックバンド「ライターズ」に加入します。田口さんが参加するのはその後のことです。「ライターズ」→「ダブルス」という順です。)
中学の後輩でもあり、自身が所属していたブラスバンドの後輩でもあった笠さんを紹介し、メンバー加入。
ここらへんで「FELLOW」にバンド名が変わるワケです。
ザックリとこんな感じです。
(ワタクシの脳内にある知ってる範囲での情報ですので、抜けていたり、誤情報もあるかと思います…)
補足いたしますと
英樹さんは79年に、当時湘南や横浜界隈で人気のあった「ブルーベリー・ジャム」の2代目ベーシストになり、81年解散まで在籍します。
ココナッツボーイズ結成前に
「レディ」(※恐らくビクターからデビュー予定だった)
というバンドにも在籍していたのですが…話がややこしいのでやめておきます笑
(ここでは関口さんがビクター絡みで絡んできます。オーディションを含めると笠さんもですね。)
ココナッツボーイズ以前の活動の文献を見ていると、出会うべくして出会ったメンバーなんだなぁと感慨深くなってしまいますね。
話を初めて聴いた頃に戻して…
率直に言いますと
このライブには、…結構な衝撃を受けました。
受けすぎて、お口ポカーン状態…笑
高校生バンドとは思えないほど、レベルが高くって…アマチュアじゃなくてプロです!
ラジオのコーナーのお言葉を借りると"プロですね~"というくらい。
(ただ使いたかっただけなので、無理がありますがお気になさらず笑)
FELLOWとしてアルバム出してくれねぇかなと正直思っておる所存なくらい、バンド自体のレベルが高いんですよね。
サウンドな観点で見るとココナッツボーイズさ(『Mild Weekend』収録曲に似たサウンド)を感じます。70年代っぽいサウンドを詰め込んだような楽曲が多い印象です。
個人的には「ブルーベリー・ジャム」っぽさも感じました。
「FELLOW」というバンドは
直接的にC-C-B及びココナッツボーイズ結成に繋がるキッカケとなるバンドではないかもしれないけれど、このバンドから"出会い"という点と点が繋がって、線となり、C-C-Bが形成されていくと思いながら聴くと…
ワクワクしましたね笑
※因みにこのライブ音源は笠さん(当時高校1年生)はサポメンということで、バンドに参加されています。なのでドラムは2台体制です。
英樹さんはOBでのバンド参加です。
このライブ音源を筆頭に、他の音源にも手を伸ばしていくんですよね笑
個人的に好きなライブ音源を1つ挙げますと
Keep on Running Tourの初日公演である、戸田市文化会館でのコンサートですかね。
丁度このライブの19年後にワタクシ誕生するからという謎な理由で好きというのもあるんですけれど笑、演出が好きといいますか…。セトリが好きなんです。
ムソルグスキーの『展覧会の絵』をオルガン演奏で、そして笠さんが作曲された『展覧会の絵』に繋げるというなんともRomanticな演出。
『WALKIN'』から始まるってのもいいですよね。ワタスの大好きな曲の1つである『嫌われたい』とか『Cyber-Commander』なんかもセトリに入っていたと思います。
あとですね…
Grand Funk Railroadの『We're An American Band』もセトリに入っておりまして、この曲のカッコよさに痺れましたね。
(因みに初めてこの曲を聴いたのは、同年7月23日に放送された「土曜深夜族」での演奏でした。)
このKeep on Runningの音源は、何度聴いたか覚えていないくらい聴きました笑
後々好きすぎてNOTEに書き記すかもしれませんので、お見知りおきを(?)
最後に、この場を借りて…
「Taguchi Gumi」というYouTubeチャンネルが無ければ、ここまで熱狂的にC-C-Bというバンドにハマっていなかったと思います。
貴重な音源ばかりで、ライブならではの臨場感だったり、スマホ越しに会場のアツさだったりを肌で感じたり…
このチャンネルを通してどれだけ勇気をもらい、時に感動させられたか。
感謝しきれません、本当に。
今後とも大変¹⁰⁰お世話になります笑
☞おそろしき4Cの沼
田口さんのYouTubeチャンネルを見つけたと同時期くらいに、
岸部シローさんが司会の「ミュージック・スクウェア」という音楽番組と
「ブラボー!夢工場」というフジテレビで放送されたテレビ中継でのライブの動画を発見します。
(どちらもアルバム発売後、ツアー真っ只中での出演でした。)
ワタクシ、この2つの番組で
4C時代の楽曲に初めて触れることになります。
番組中で披露された楽曲がめちゃくちゃ印象的でして、今までのワタスのC-C-B概念が覆されました。
当時(ゆうて半年前)は、C-C-B=テクノポップな要素を持つバンドのイメージが強かったので…
どちらの番組も『石はやっぱりカタイ』からの楽曲選曲が多く、
当時特に印象深かったのは…
「ミュージック・スクウェア」の中でなら
『風のラリー』『C-Moonセレナーデ』『Telephone』の3曲で、
「ブラボー!夢工場」ならば、
『風のラリー』『B・I・N・G・O』の2曲です。
(「ブラボー!…」に関してはこの2曲のみの演奏だったと思います。)
「ミュージック・スクウェア」はワタクシ的に、かなり影響のあった番組でしたね。
先程挙げたお3曲がかなり衝撃的でして、
「こんな曲もしてたんや! しかもメンバー自作曲なん…。」
というのが初めて視聴した時の率直な感想です。
『C-Moonセレナーデ』はおっとりとしたバラード調(同アルバム収録曲でもある『Cherry Forest』と雰囲気が似てますヨネ)で、英樹さんの甘ーい色っぽい歌声が体全身に響きわたるんですよね。ふわーんって感じで。
87年の英樹さんは特に色気満開な歌声で、何回ヤラれたか笑
88年以降はロックバンドっぽさが強まった
色っぽい歌声に掠れ声がプラスされて、こちらはどちらかというと"カッコいい"という印象の方が大きいかもしれません。
『Telephone』はでっすネェ…
この曲に関しては言い方が大袈裟ですけれども
ワタスの音楽観を180度変えてくれた、そんな楽曲です。
”C-C-Bの全楽曲の中で好きな曲のベストテンを挙げなさい"ともし言われたら、必ずこの曲は上位に入れます。
それくらい大好きな、思い入れのある楽曲なんです。
(『C-Moonセレナーデ』と同様、『Telephone』も「ミュージック・スクウェア」が初聴きなんです。)
まず…
プッシュホンのボタン押すような音から始まるイントロで釘付けですね。英樹さんの歌声とは違う意味でヤラれました笑
この音は規則的ばリズムで鳴り続けて、曲の終盤まで続きます。
装飾音のような感じなんですけれども、この音が『Telephone』という楽曲を引き立たせてるんです。
(曲の合間に聞こえてくる、おそらくダイヤルを回す音?もスパイスとなっているんですね。)
当時は「この曲をつくった方、大天才すぎるだろっ。」と誰が作曲またはアレンジされたか分からなかったのですが、後々田口さんであったと知ります。
いやぁ…今考えれば、あんなセンスの鎌足で少しクセのある楽曲を作られるのは、あのキーボーディストしかいねぇだろという感じですが笑
またこの曲が収録されている「石はやっぱりカタイ」がリリースされた年のライブの特徴として挙げられるのは、"オクタパッドの登場"です。
(因みなんですが…オクタパッドくんの名前が分からなかった時期は"シックスパックではなくエイトパックな腹筋楽器"と呼んでおりました笑)
『Telephone』には特にこのオクタパッドくん、よく使われてましたね笑
ワタスの大好きなライブ音源の1つである、87年7月31日の高松市民会館でのコンサートに、同年8月16日のロッテ歌のアルバムNOWでも。
勿論、「ミュージック・スクウェア」もです笑
『Telephone』がキッカケで
田口さん楽曲に興味を持ち、田口さんの楽曲を通して、プログレッシヴ・ロックにも興味を持つようになるのですが…
そのお話は、第3次C-C-Bお沼り期で詳しくお話したいと思います。
(「ミュージック・スクウェア」ではトークの中で「石はやっぱりカタイ」がやはり話題として出てきたのですが、そこで岸部シローさんがアルバムタイトルに驚かれて、即座にツッコまれていたことも脳裏に色濃く焼き付いています。
ワタクシもその中の1人でございます笑)
「ブラボー!夢工場」も同じく、結構な衝撃を受けた番組でした。
(東京の晴海にあった東京国際見本市会場の水のステージでの収録ではないかとおそらくみております笑)
とにかくC-C-Bのメンバーがカッコよすぎるんですヨ。
あゝ困ったもんです笑
『風のラリー』は先程お話した「ミュージック・スクウェア」が初聴きでして、『B・I・N・G・O』はおそらくこの番組が初めてだったんじゃないかな…と思っております。
『風のラリー』は曲自体が爽やかで、夏にピッタリな楽曲ではないでしょうか。
英樹さんは色気ムンムンな甘い歌声は勿論、爽やかなお歌声も出せるんですね。変幻自在なお声をお持ちの方でして、曲調に合わせて声のムードを変えることができるのが…英樹さんの特徴の1つだと思います。(作曲も同じことが言えますよね。)
聞いたところによると、英樹さんはあえてビブラートを使わないんですって。
ですが、喉にかなりの負担がかかるそうで
ライブ前に喉に薬を塗ったり、『流星のラスト・デート』のイースト・コーストを意識したバックコーラス部分では、かなりのテイク数を重ねたようで、レコーディングの合間に喉をもんでもらったんだとか笑
英樹さんの歌声と米川さんの歌声が非常にマッチしている『風のラリー』。
甘いマスクで魅了する中音域の声と力強いビブラートの効いた声が生み出す絶妙なハーモニーが、爽やかなサウンドにスパイスを与えるんだと思いますね。
2つの番組とも『風のラリー』のところまで巻き戻しして、何度も聴きなおしていたという記憶が何故か鮮明に残っております。
『B・I・N・G・O』は『腰抜けスーパー・チャンプ』と同じくらい大好きなアップテンポなサウンドが特徴的な楽曲です。
ライブの定番としては『B・I・N・G・O』→『風のラリー』(アルバムと同じ順番)が多いのですが、「ブラボー!夢工場」は逆でしたね。
ワタスの嗜好曲傾向の特徴の1つは"アップテンポ"ですかね…。
この曲でこういう系統の曲が好きなんだと気付かされました笑
(英樹さん楽曲ならば、『原色したいね』も一時期鬼リピしておりました笑)
まず、英樹さんの歌声がいつもに増して力強い。それがまたカッコいいんですヨ。(何回言うねんって感じですが、マジなんです!)
87年あたりのライブのセトリを見ていると、
登校がいつも朝早くって、目をこすりながら電車に乗っているのですが
(歩きなので、冬だと尚更眠い&寒い)
『B・I・N・G・O』なんぞ聴くとそんな眠気どっかにぶっ飛んでしまいますね。
目バッキバキ…ではなく、『B・I・N・G・O』を早朝に聴いた日は絶好調で、「もしかしてオール?」と聞かれる程笑
それくらい元気になれる、アタシにとっては"元気の源"ですね。
因みに『B・I・N・G・O』の仮タイトルは"おにぎやか"だそうです。
C-C-Bの仮タイって面白いですよね。勝手にセンスあるなぁ…なんて思ってます。
でも『赤いセーターの女の子(おそらく仮タイ)』は曲調とは裏腹なタイトルだし、逆にギャップがあるから…
それはそれでいいんじゃないのと思ってしまう自分もいますが笑
P.Sテスト期間中に「石はやっぱりカタイ」を聴いておりましたが
『C-Moonセレナーデ』あたりのゆったりとしたバラードはムードがRomanticな感じで、
『B・I・N・G・O』のようなアップテンポな楽曲は
ワタスの頑固なやる気スイッチをONにしてくれました。だいぶ勉強が捗りました。
テストの点数がどうだったかは…あえて触れないでおきます笑
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☞X、はじめました 【番外編】
これは沼った話とは少し反れてしまうのですので、
【番外編】ということで。
ワタクシ、第2次C-C-Bお沼り期の中盤らへんにXを始めました。
キッカケはですね…
インスタで繋がっている大尊敬してやまないCファン先輩様が
「X始めたら? インスタよりもC-C-Bの情報、沢山流れてるしね。
情報収集もできる。あとね、圧倒的にC-C-Bファンの方が多い。せっかくならやっちゃいなよ。」
という言葉からです。
たぶんこのお言葉がなければ
C-C-Bについて探求したり、分析したりすることは無かったと思います。こんなに熱狂的になっていなかったのかもしれませんし。(自称ですけれど笑)
その方はココナッツボーイズに大変お詳しくて
メジャーデビューをする前にKIDS自主制作アルバム『RASPBERRY AVENUE(ムーンレコード)』に参加していることや
関口さんや英樹さんが松本伊代ちゃんに楽曲提供されていたり、
ココナッツボーイズ時代にコーラスとして参加されていたり等を
教えてくださる、頼もしい先輩です。
テクノポップに興味を持ったのも、その方のお陰です。
で話を元に戻して、そのC-C-Bファンの方のお言葉をキッカケに
去年の7月半ばにXを始めたワケなんです。
そこから1ヶ月くらい経った頃に
笠さんに実際取材をしたことがあるC-C-Bファンの方と出会い、手ほどき的なことを受けました。
この方も尊敬してやまないお1人でして
C-C-Bに関するワタスの質問に何でも答えてくださるんです。
詳しくなったのは(自分で言うのもアレですけれど笑)、大半はこの方のお陰です。手ほどきを受けたから、C-C-Bのおおまかな概要だって分かるようになってきたんだと思います。まだ知識不足ですが。
取材された雑誌もいただきまして、大変重宝しております。
また
インスタやXを通して仲良くしてくださっている
大尊敬なC-C-Bパイセンファンの方が、ワタスが限界金欠学生なのを見越して
切り抜きを送ってくださったり、英樹さんの生写真をくださったり、
2022年の結成40周年に発売されたCDをくださったり
···とこのパイセンがいなければ、沼ってなかったんじゃないカシラというくらいC-C-Bについて沢山教えてくださっています。(現在進行系で)
C-BANというC-C-Bのコピーバンドをされている方とも仲良くなりまして、この方にも色々教わりました。(C-C-Bに対するアツい思いなんかも伝授していただきましたネ)
音楽(特に楽器)についてチンプンカンプンだったのですが、少しは知識つきました笑
C-BANのライブ、高校卒業したら絶対行くと心に決めております。
C-C-B大先輩ファンの皆様はホントに優しい方が多くて
当時のことを教えてくださったりだとか、思い出話なんかをしてくださるファンの方もいて
情報に飢えているワタクシにとってそういったお話を聞けるのは、本当にありがたいことなんです!
ワタクシ…
沼ったことに関してはトコトン突き詰めるタイプだし、1度話したら止まらない人種なんです。
同世代の子はC-C-Bを知らない子が多いので、聞いてはくれるんですけれども、ほぼ疑問符が浮かんでいるという状態…(いつも聞いてくれてありがとうやねんけど。)
でもXを通して大先輩ファンの皆様とC-C-Bの話で盛り上がれるって最高やし、話が通じるってバリ楽しいなって思っております。
あの言葉をキッカケにXをはじめて、ホントによかったです!
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···というワケで
"ワタスのC-C-Bお沼り期"と題しまして、
第1期・第2期編をお送りいたしました。
次回は、第3期・第4期・第5期(ほぼ近況)に分けて
C-C-B についてたっぷり語らせてもらいたいと思います。
(おそらく次回もスーパーロングな文面になりますので、覚悟の程に…)
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
✮ ✮ ✮ ✮ ✮
P.S「LIVE晴」を観たい欲が凄すぎて、ちゃっかり全編みてしまいました。
『グッドナイトは早すぎる』で目頭がアツくなってきて、泣いてしまいました。涙チョチョ切れました。
(特に米川さんのギタープレイが刺さりました…)
C-C-Bには心を動かす原動力があるんだなぁ…と改めて思いましたね。
(だから、ハマるんだよッ!)
C-C-Bに沼って、ホンマによかった!
⇧問題のよみうりランドEAST'86(=LIVE晴)です。
このバンドは…ほんっとに泣かせにきますね笑
C-C-Bのライブってどれも目頭がグッとアツくなるんです。
観たことがない方は是非…