見出し画像

ふわっと、穏やかに生きられたら。(ことばあつめ2024)

2024年は、自分の周りでも世の中でも本当に色々なことが起こって、何だかとても悲しくて寂しい年だった。

けれどそんな中で、もがきながらも一生懸命考えたり自分と全力で向き合ったりした時間は、私にとって特別で忘れられないものになったなと思う。

この1年を通して、自分が大切にしていきたいものは何なのか、見つけられた気がしている。

さて、そんな1年を締めくくるのはやはり、毎年恒例の「ことばあつめ」

今年は、こんな風に生きていけたらいいなと思うような言葉に2つ出会うことができた。


・ふわふわとした感覚を楽しめるようになりたい

「浮き沈みもあれば、凪の時間もあるし、平和な時間もある。騒音もすごくて片耳も閉じていたんですが、もううるさくてもいいや!って全部開けてみたら、あれ......?開けたほうがふわふわいられるようになりました」

満島ひかり『with』2024年9月号より

今年は映画『ラストマイル』のおかげで、ひかりちゃんのインタビューが豊作だった。
2年前にひかりちゃんの言葉に救われてから、彼女のインタビューは必ずチェックするようにしている。

この記事の冒頭にも書いたように、自分の周りでも世の中でも、ましてや自分の中だけでも本当に色々なことが起こる。
そしてその中には、どうしようもないこともたくさんあって。心が苦しくなったり沈んだりしてしまう。

でもだからこそ、その全てを受け入れながら生きていくことを考えてみる。
そうしたらきっと、ふわふわとした感覚になるのだと思う。

この言葉に出会って1ヶ月も経たぬ間に、父が亡くなって色々なことがあって、この感覚が少し分かるようになってきた。

今は、このふわふわとした感覚を楽しめるようになりたいと思っている。

・深く、しっかり息をして。穏やかにいられること。

「そう、生きるということは、自分ではどうにもならない心とからだと一緒に、なにかを感じつづけることだから、本当はそれだけでもう、精一杯なんじゃないだろうか。たとえ元気がなくたって、笑顔でなくたって、強くなくたって、穏やかにいられること。なんとなく、思いついたときにでも、深く、しっかり息をしてみること。そのあとのことは、そのあとやってくるものに、まかせるような、穏やかさで。」

川上未映子『深く、しっかり息をして』(あとがきより)

私が日記の最後に「明日も穏やかに過ごせますように。」と書くことにした、そのきっかけとなった言葉。

今の私にとっては、日々穏やかでいられることが何よりも大切で。

穏やかでいられるために、自分の心や身体や生活を、できるだけ守ったり整えたりしようとしている気がする。

深呼吸みたいに、何かをすることで手に入れる穏やかさと、心持ちによって手に入れる穏やかさ。その両方がこの文章には詰まっているなと思う。


ふわっと、そして穏やかに。これは、これからの人生の指針になりそう。

この2つはもちろんだけど、今年は本当に言葉に救われた1年だった。

ぐちゃぐちゃになった自分の心をどうにかしたくて、とにかくたくさんの言葉に触れた。
そのおかげで、ぐちゃぐちゃだった心が少しずつほどけていった。

きっと、自分の中だけで考えるんじゃなくて、言葉の力を借りることで思考がクリアになったり、新たな視点で物事を捉えることができるようになったりするからだと思う。

来年も色々な言葉に触れて、言葉の力を借りながら進んでいこう。良い出会いがありますように。

P.S.

noteで繋がってくださっている皆さん、今年もありがとうございました🙇🏻‍♂️

新たにフォローしてくださる方や、コメントしてくださる方も増えて、とても充実したnote生活を送ることができました。
皆さんのスキやコメントのおかげで、1つ1つの記事を書いて良かったなぁと思えますし、いつも励みになっています。本当にありがとうございます🫶🏼

この1年を通してnoteという場所が、私にとってより一層大切な場所になりました😌

来年も私らしく、私のペースで書くことを続けていけたらと思っています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします☺︎

最後になりますが、皆さんにとって2025年が良い1年になりますように。祈りを込めて🕊💌

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集