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ことばあつめ(2022)

今年出会って、心に残った言葉たち。

10代の自分を丸ごと全部愛し切ろう

「10代の自分の苦しかった感性を、少しエッセンスに取り入れて愛し切って。それで20代の時に走り切ったなっていう自分の感覚があって。」
満島ひかり『日曜日の初耳学』

何気なく見ていたインタビューの中で、この言葉がすごく深く心に残って。
ちょうど20歳になってすぐの頃で、今なら10代の自分のことを俯瞰で見ることができるかもしれないと思っていたタイミングだったから、スッと腑に落ちたんだと思う。
私が経験したこととかそのときの感情も(楽しかったことも苦しかったことも全部含めて)愛してあげられそうだと思ったし、これからの自分にとっての糧になるんじゃないかなと思えて気持ちがスッキリした。
今年出会えて本当に良かった言葉。

ことばのお洒落

「自分に似合う、自分を引き立てるセーターや口紅を選ぶように、ことばも選んでみたらどうだろう。ことばのお洒落は、ファッションのように遠目で人を引きつけはしない。無料で手に入る最高のアクセサリーである。流行もなく、一生使えるお得な『品』である。ただし、どこのブティックをのぞいても売ってはいないから、身につけるには努力がいる。本を読む、流行語を使わない、人真似をしない──何でもいいから手近なところから始めたらどうだろうか。長い人生でここ一番というときにモノを言うのは、ファッションでなくて、ことばではないのかな。」
向田邦子『夜中の薔薇』

これは今年ときめいた言葉のひとつ。
言葉を大切にしたいと思っているからこそ惹かれる言葉だなと思う。色々な言葉に触れて、自分なりの言葉のアクセサリーを身につけられるように努力していきたい。

映画『あのこは貴族』から

「どこで生まれたって、最高って日もあれば泣きたくなる日もあるよ。でも、その日何があったか話せる人がいるだけで、とりあえずは十分じゃない?」
水原希子ちゃん演じる美紀のセリフ

映画の中では階級って意味で話してたけど、誰にでも当てはまることだと思う。
落ち込んだときとか、誰かを羨ましく思ったり、マイナスな感情が込み上げてきたときに、自分に言い聞かせてる言葉。

映画『すずめの戸締まり』を通して

最後は、以前のnoteにも書いた言葉。

私がnoteを書いてみようと思ったきっかけは、映画『すずめの戸締まり』と映画に携わった松村北斗の言葉だった。
色々と自分の考えを巡らせていたときに出会ってとても救われた。

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自分が必要としてる言葉って、出会った瞬間にスッと心に入ってきて、深く残り続ける。
ずっと大切にしたい言葉になるかもしれないし、そのときの、今の自分だけが必要としてる言葉かもしれない。
そんなかけがえのない言葉に出会ったときのことを書き留めておきたいと思った。

来年もたくさんの素敵な言葉と出会えますように...!

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