素晴らしき哉、人生!(It's a Wonderful Life)鑑賞記録
ちょっと前に鑑賞したので、鑑賞記録。
映画も小説も本もそうだけど、
受け身的な受け取り方とか、要点だけサッと持っていく鑑賞の仕方もあるけど、最近は自分の考えとか、感じ方を感じるために見ているので、その視点で。
映画情報
名匠フランク・キャプラ監督がジェームズ・スチュワート主演で贈る、アメリカの良心を描いたメルヘンチックなヒューマンドラマの傑作。子どもの頃からずっとツキに見放されてきた主人公ジョージは、それでも希望を捨てず、家族や町の人々に囲まれながら幸せな日々を送っていた。ところがクリスマスの日、彼は人生最大のピンチに追い込まれる。絶望した彼はついに自殺を図ろうとするが、そこに見習い天使と名乗る男が現れ……。
映画を見ようと思ったきっかけ
売れた、とかヒットしている、とかではなくて、昔のとにかく名作が見たくてみた。パソコンがない時代の映画は絵はリアルじゃないかもだけど内容や俳優さんの演技が本当にリアルに感じるだろうなあと思って選択。
感想
今のアメリカとの対比がすごいなと思った。
スーパーインフレだったり物質主義にまみれて、助け合うというより蹴落としあう、稼げないものは生きられない、と感じてしまうようなアメリカとなんだか光と闇のような関係になってる映画だと思った。
あとは最近自分がすごく思う、自分が人生を全うするためには自分の与えられた生態系の中で自分の役割を果たし切ることが自分個人の損得・利害、極論としては命を超えて重要なのだ、それが最も自分の命を燃焼させて、最も実りの多い人生を送ることができるのだと感じられるシーンがあった。
この考え方は騎士道とか武士道的なのかなと思ったけど、こういうアメリカ映画でもあるんだなあと思った。(キリスト教での愛を無条件で信じる、というところから派生しているのかもしれない)
内容とか映像の話ではないけど、全体としてこの時代の映画に関わる人の、
何も財がなくて貧しいところから自分たちの人生をチャレンジして、「ハリウッド映画」というものの地位を結果的に作り上げてきた熱量みたいなものを
なんとなく感じることができた。
アメリカでは昔クリスマスの時期になると放映された映画だそうで、
ぜひこれからの季節にほっこり映画を見たい方におすすめです☺️
それでは、良い3連休を!