全ては菌からできていて、脳はそれを止めることしかできない
最近息子と話をしていて、息子が尊敬する人が南方熊楠さんという方であることを知り、菌や生物について少しづつ知識を得ている。
その後、菌食を製造・販売されている執行草舟さんのことを別口から知り、
菌について理解が深まってきた。
昔から日本人は「腹が据わっている」や「腹を割って話す」などお腹に関して重要視されてきた。
また、私が学生時代アスリートだった頃は「丹田」に力を入れろなどども言われたこともある。
お腹が大事にされてきたのは、そこに腸があり、菌がいるからなのかもしれない。
一方、社会人になってから、特にテーマパーク時代からブランドマーケティングに本格的に関わるようになり、そこから脳科学や社会学、歴史や文化人類学など諸分野の勉強も自分なりに進めるようになった。
これらはマーケティング実務というより、最終調査や分析の結論をつける際に非常に役に立っている。直感を養ってくれている感覚がある。
これが私独自のブランドマーケティング論と実践を作り上げてくれていってると言っても過言ではない。
その中で読んでいた脳科学の話で、「脳は否定をすることしかできない」という話があった。自分の意思というものは目の前の物事に対して否定することでしかできない。それ以外のことはすでに潜在意識などで決まっている、という論旨だったように思う。(現在また新しい発見があり変わっているのかもしれないが)
・腸内の菌の生存のため人は生存しており、菌が脳などに指令を出している
・脳の中で否定をすることを自由意志と感じる
この二つの話を組み合わせると、自分が理性や合理性だけで考えることは、本来人間が菌に仕組まれている判断・行動の妨げとなり、結果自滅を産んでいるのではないかとふと思った。
それが良いのか悪いのかはまた別の機会に話せれば良いが、潜在意識とは、菌の生存と魂の生存が関わっているように思うのである。
これからも目の前の実務や案件を誠実にこなしながら、このような人間に関する考察をいろんな書物や人の話からクロスオーバーさせ解き明かしていきたい。