おすすめ映画|マッドマックス 怒りのデス・ロード
監督:ジョージ・ミラー
脚本:ジョージ・ミラー 他
出演者:トム・ハーディ、シャーリーズ・セロン、ニコラス・ホルト、ヒュー・キース・バーン 他
公開:2015年
上映時間:120分
◇あらすじ◇
核戦争により荒野と化した大地を、V8インターセプター(フォード ファルコンの改造車)で旅し続ける元警察官のマックス。
しかし、今回足を踏み入れたエリアはイモータン・ジョーと呼ばれる男の縄張りであり、その配下たちに拉致されたマックスは本拠地の砦(シタデル)に連行される。
その一方、シタデルの大隊長フュリオサがジョーの5人の妻たちを連れ出しトレーラーで脱走してしまう。
フュリオサの裏切りに気づいたジョーは、大勢の配下を引き連れて追跡を開始。
さらに、ジョーを神のように崇拝するニュークスも、衰弱し余命の短い身体を補うためマックスを輸血要員として車両に拘束し追跡に参加する。
奇しくも、イモータン・ジョーとフュリオサの大追跡劇に巻き込まれてしまったマックスの運命やいかに!?
◇感想◇
マッドマックスシリーズ4作目!27年振りの新作!
…という文言を目にすると、歴代の作品を網羅している猛者以外お断りのように思われるかもしれませんが、今作からでも全然O.K.です!
マックス役の俳優が、メル・ギブソンからトム・ハーディへ交代していたり、初登場のフュリオサが実質主人公だったり、ストーリーも過去作とダイレクトに繋がってる訳でも無いので、寧ろ初見の方がフラットな気持ちで物語に没入しやすいと思います!
と言っても、これまでのファンのこともちゃんと考えているジョージ・ミラー監督。
あんなシーンやこんなシーンのオマージュが盛り沢山で、「あ!今のシーンって〇〇の〇〇だ!」と何度も歓喜することでしょう。(もちろん、知らないなら知らないで楽しめるよう作られてるので大丈夫)
さらに、イモータン・ジョー役はマッドマックス1作目に登場した、暴走族のリーダー・トーカッター役のヒュー・キース・バーンが再登板。人選が実に素晴らしい。
それにしても、この怒りのデス・ロードの中毒性の高さの理由は何なのだろうか。
映画評論家の方などの意見を見聞きして思い当たる節はあるのだが、残念ながら自分の言葉として上手く言語化出来ない。
しかし、己の映画人生において燦然と輝く傑作なのは間違いない。ひとまずは、この事実があれば理由として十分だろう。
…それはそれとしてマックスくん、今作の君って口数少なすぎないかい?主人公なのに、フュリオサの方が明らかに目立ってない?過去作ではもっとバリバリ活躍してたよね?
…と、頭の片隅に疑問が残っていたので、今回この記事を書く前に『マッドマックス 怒りのデス・ロード』と『マッドマックス2』を続けて視聴してみました。
すると、実はマックスってそこまで画面上に登場しないし、口数も元々少ないのを確認。つまり、オリジナル準拠。ジョージ・ミラー監督、勘違いしてしまい大変失礼しました。(多分、メル・ギブソン繋がりで『リーサル・ウェポン』とかの記憶とごちゃ混ぜになってたと思われる)
それでは、あの荒野で繰り広げられる珠玉の映像体験をお楽しみください。
ちなみに、私個人としては作品の世界観を120%感じるためにも、字幕版をヘッドホン・イヤホンを装着して視聴するのを推奨します。
V8!V8!V8!V8!V8!V8!
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