食べたり、痩せたり、太ったり
高校2年生になるころ突然食べるのが怖くなった
中学生までは部活で動き回っていたせいか自分の体型を意識したことがなく特に気にしてもいなかった
高校に入ると周りの空気がガラッと変わった
進学した高校がギャル多めなこともあってか
女子の話題はもっぱら「ダイエット」か「恋愛」
初日から馴染めないなぁ〜と思った
1人が嫌で空気を読んで周りに同調して浮かないように必死だった
入学から2年後.....
今でもきっかけはわからない
初めはお弁当のおにぎりを半分残した
次におにぎりを全部残した
そのうちお弁当のおかずが食べれなくなった
最後は野菜のみ
「食べない自分」になんとも言えない高揚感を覚えた
そこから徐々に体重は落ち170cm、40kg
それでも食べないことをやめなかった
体力も気力も無くなり
当然、勉強にも身が入らず家のベットの上で天井を眺めて1日が過ぎていった
不思議なことに両親は何も言わなかった
というか言えなかった?
今思うと目を背けられていただけなのだろう
大人になってあの頃の話をするとまるで他人事のように笑って聞いているのだ
親の思考ってよくわからない