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YouTuberの学校とビジネス

チャンネル登録しているサッカー系YouTuberが学校始めるらしい。

YouTubeでは、チャンピオンズリーグや代表戦、欧州リーグやJリーグの注目試合をライブ解説していて、それをまとめた記事を出している。
サッカーの戦術、特にポジショナルプレーは、「囲い込みからの脱出」や「位置取りの遊び」に似ていて、ゲームへの親和性も高い。

これまでも、「戦術的サッカークラブ」を標語に実際にチームを作ったりしているが、今回は、少年サッカー教室まで手を広げたようなので、なんとなくビジネスモデルを妄想してみる。


GOAT FCのビジネスモデル

GoatFCのビジネス

GoatFCは、Youtubeと、ソシオという会員からの会費と、1xBETという海外スポーツカジノからの収入がメインと思われる。(1xBETは不定期かも?)
クラブチームを持っていて、そこでGoatFCがオンラインでコーチするを戦術的サッカーチームの成長物語も見どころの一つ。
選手は、活動費として月謝を払い、コーチとスタッフはボランティア。
チームにスポンサーを募集して、ここでも収入が得られる。
更に、少年サッカー教室を作って、そこからも収入を得ようとしている。
少年サッカーは会員の可能性のある親世代をキープしつつ、次の太客を育てるというポケモンやドラクエもやっているシステムなので将来性はある。

GoatFCかチームの知名度が上がれば回るモデル

GoatFCがYouTubeでの会員や登録者数、視聴者数を増やすか、チームが勝てば知名度が上がり、スポンサーもつけられ、教室やチームも大きくなる。
逆に、GoatFCやチームの知名度が上がらなければ、なかなか難しい。
YouTubeは、月数本ペースで更新、日本代表戦は、10万回再生以上出ているが、他は数万回。登録者数は、もうすぐ20万人。
ただ、伸び率は落ち着いてきているし、ドル箱の代表戦は、年に数回なので、チームの知名度の方を上げて行くの方が確実。

チームの勝利と会員メリットの向上が課題

ただし、今期所属していたカナリアリーグでは、0勝3分6敗で、10クラブ中9位。戦術的なサッカーの実現は、遠いかも。

レオザの場合

Youtueは登録者数30万近くで、ほぼ毎日動画を更新しながら、チームを運営している元お笑い芸人のYoutuberの超人。
内容は、専門用語ばかりで早口なのと、炎上上等な批判的なコメントに、俺はついていけないが、チームのスポンサーを集めて、スカウトした選手とプロ契約を結んで給料を支払う社長業をちゃんとやりながら、毎日動画を出しているってのが、ほんと超人。
何よりも、2020年に発足後、4年で東京都リーグを4部、3部と優勝して、来年度から、2部に上がった実績は半端ない。
Youtuberの収入だけで食えてるだろうし、TVをはじめとした他のメディアにも出ている成功例。
現役Jリーガーや監督などへのインタビューもあり、ネットワークは拡大しているのも武器。

レオザのビジネス

ビジネスの主軸はYouTube。
ただ、YouTubeをDAZNと考えると、放映権を主体としたプロサッカーチームの収益モデルに似ている。
違う点は、YouTubeのメインコンテンツがチームではなく、レオザ個人のプロサッカーへの評論であり、チームの運営は、Youtubeの配信料、スポンサー収入とグッズ収入、レオザ個人の持ち出しだろう。

勝ち続けることで全部が回るシステム

選手・スタッフへ給料も支払っているので、勝ち続けることでレオザのコメントに対する信用度も増す仕組みだ。
炎上上等な批判コメントが多いだけに、勝ち続けることで実力を示せば、アンチもファンも燃え上がる。
まさに、フーリガンを相手にしたサッカービジネスが可能になる。

あえてのヒール。そして絶え間ない努力。

燃え尽きよう爪痕を残そうという青春してるのが凄い。
どこまで這い上がれるかの物語を一緒にアンチとして批判したり、ファンとして応援したり、プロレス的に視聴率を上げるエンタメが凄い。

毎日、動画配信しながら、チームとして勝ち続ける生きざまを見よ!

キングコング西野の場合

YouTuberとは言えないが、YouTubeもやっている人の中で面白いやり方をしているのが、キングコング西野のオンラインサロン。

西野のメタバースは会員内でお金が回る

西野メタバース

オンラインサロンではなく、あえて、これはもはやメタバースと言いたい。
西野のサロン会員になると、YouTubeや毎日メルマガを見ることができ、さらに、西野がやろうとしている秘密のプロジェクトへ参加できる。
会員には、著名人や経営者も居て、プロの観点から西野や会員にコメントしてくれる。

西野に選ばれた有能会員の大きな得点

西野に選ばれた会員は、西野のプロジェクトへ参加できる。
お金(会費)を払って仕事を請け負うのだ!すげー。
選ばれた会員は、色んな仕事をこなし、それを西野が評価して、それを見た経営者や著名人が、仕事を依頼したり、社員としてスカウトしたりする。
 ・西野はお金を取った上に、有能な会員を使える
 ・有能な会員は、経営者や著名人から仕事をもらえる
 ・経営者や著名人は、有能な会員に仕事が頼める
 ・普通の会員も、経営者や有能な会員と交流できアドバイスがもらえる
 ・このシステムや生まれた商品・サービスで社会貢献できる。

まさに、三方良しの精神ですね。あやかりたい。

ホリエモン大学

ホリエモンが、この思想を個人から複数の講師制に変えて、大学へと進化させた。
月謝を払ってイノベーションについて学びながら、最先端のビジネスに参加して優秀な人材を世に放つ。

最初の構想は岡田斗司夫がやったんだなあ。。。すげ。

ゲームでもできる?

ゲームでも同じような仕組みが作れるのではないか?
新ビジネスや有能なビジネスマンを育てるのではなく、ゲームのノウハウを蓄積することをメインのコンセプトにしたオンライン大学。

ゲーム作りメタバース

みんながオンラインでつながって儲けられるシステムは何か?
ノウハウを伝搬して、ゲームを作って儲けて、作る過程を教材に、更にノウハウを貯めていき、クリエイターのノウハウをロストテクノロジーにしないような仕組みができるのではないか?
ノウハウの蓄積から生まれた新しいゲームや技術、新しいマーケット、新しい顧客、新しいエコサイクルやビジネスモデル。
それを発展させて、映画やアニメ、漫画などのエンタメから芸術、文化、軍事、政治、学問など全部のノウハウを蓄積するシステム。

そういうものが世界に広がれば、シェークスピアやダビンチやアレクサンダー大王や、キリストや仏陀やモハンマドや、アインシュタインやヒットラーや無名や、色々な人の良い所も悪い所も成功も失敗も知恵や思考法やライフハックも全部残せるかもしれない。

そのために、何ができるか考えて行こう。

って感じ。

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