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「そろそろ、アニメ演出家は消滅するのかもしれない」という記事を見ておもっちゃったこと

現代では、漫画の原作をアニメ化する際に、監督独自の解釈や思想性を必要としせず、絵をきれいにして動かすだけが求められる状況にある。
演出家に「絵描きから出てこないアイデアや刺激を」という純粋演出を求めるような余裕が業界からなくなってしまった。
リスクヘッジのために低予算、1クールでできる原作モノアニメが圧倒的に求められ、際限なく求められる高クオリティ作画、作監に依存するしかない現場では、下書き上等の「演助力」だけが求められる。
このままでは、これまでのようなアニメ演出家は消滅する。

宮地さん

TVアニメの終わる日

漫画を借りるのをやめ、アニメを見るようになった日

数年前まで、ゲオに行って漫画を借りるのが習慣になっていた。
マンガが半額で借りれる時に大量に漫画を借りる。それは何年も続いた。
アニメは見なかった。録画しなければならないし、漫画の方が早く読める。

だが、漫画をやめて、アニメを観るようになった。
家族の要望でネットフリックスに加入した。
もともとは、ネットフリックスで海外ドラマを見るため。
ウォーキングデッドやスタートレックの続編が見れるならいいか。そう思った。
そこでたまたま家族が見ていた進撃の巨人を観て衝撃を受けた。

「漫画より分かりやすいやんけ!」

それ以来、漫画を借りるのをやめ、アニメを観るようになった。

超絶作画を観たいという欲望はある!だが。。。

俺のような「にわか」はアニメ独自の見解で原作がどれだけ変わってるかは分からないが、確かに昭和の頃のデビルマンやタイガーマスクは原作とはまったく違っていたのを後から原作を読んで衝撃を受けた。
どっちも原作の方が明らかに好きだった。

呪術廻戦や鬼滅の刃の超絶バトルシーンを観て心底スゲーと思うが、「進撃の巨人」のように原作を咀嚼して分かりやすくしてくれたり、「Reゼロ」や「俺は全てをパリィする」のように絶対読まないラノベを紹介してくれたり、みたいなものの方が好きだ。
アニメ版ならではの解釈は分からないが、漫画原作が原作縛りがあるなら、ラノベだったらないのかなとも思ってしまう。
これだけラノベのアニメ化が多い中でなら、演出は必要なんじゃないの?
ラノベも一回漫画になって、それを元にアニメ化が進行するとかなの?

アニメの技術は残すべき

以前書いた記事の通り、アニメ制作の技術は残すべきだ。

アニメの演出家の技術は絶対なくなったらダメだ。いなくなったら困る。

だが、やはり、今の原作漫画ありきのテレビアニメのシステムや製作委員会制度やAIに作れる場所では、テレビアニメ作りは変わらざるおえない。

これから絶対AIに仕事を奪われて行く。
漫画をきれいにするだけなら、なおのこと自動化されちゃう。
逆に、勝手にAI使って漫画をアニメ化してYoutubeに上げる人が出てくる。

ゲームもプログラムや絵や声優や音楽はAIが作れる。ヤベー世界。
みんな失職する。AIにコードを書いてもらうのは楽ちん。調整もコツを教えればできちゃうかもね。バグチェックとかもAIができるだろう。ヤベーな。

やはり、アニメをやりたい人が、なんとか儲けられる場所を作っておくべき。投資家も政府もそういう所に金を出すべきだと思うし、志のある人々は、儲けの場を求めて、あらゆるチャンネルで自主制作したり考えたりすべし。俺も何か考えるし、できることは全部やりたい。

生贄を求める人々

宮地さんの言っているように、テレビアニメは、漫画をより美しく見せる媒体になった。
フリーレンやダンダダンでは、漫画を超える迫力で動かそうとしているし、進撃の巨人では分かりやすくなるようにアニメ解釈で補完してくれているが、原作漫画を「見た目を美しく」整えて、テレビ漫画にするのが、今のアニメの役割りで、原作と違うと炎上してしまう。
だが、SNSに投稿する人々は原作ファンでもなく、生贄を求めてさまよっている暴走する人々だ。彼らは「嫉妬と退屈とイジメ」の対象を求めてネットをさまよう怪物で、「誰かを不快にさせた者は報いを受けるべき」と思っている。

岡田斗司夫

「原作ファンでもない人が炎上を仕掛ける行為はやめさせられない」

なんてことだ・・・なんてことだ・・・。
誰かを不快にさせた者は炎上させられ職を追われる。
それを楽しむ人たちが居て、それを煽るネット記者たちがいて、その記事を読んで退屈しのぎに話題にする俺たちがいる。

今は、そういう時代だ。

やはり、生き方が良く分からないや。
分からないなら、自らを押し通すしかない。
今終了しても良いように、精いっぱいやったと思えるように!

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